自動車業界でこれから生き残れる会社はどこになるでしょうか。それぞれの会社の見解が知りたいです。 海外勢の台頭があり、天下のトヨタも大丈夫なのか心配です......

Answer 1

世界自動車最大手でアメリカに本社を置くGeneralMotorsと世界新車販売上位の独Volkswagenと協業するFordMotor社は、生き残ると思います。他は判りません。

Answer 2

クルマ屋（自動車工学の研究者）です。
要するに、自動車産業では『中のヒト』ってことですが。

>これから生き残れる会社はどこになるでしょうか。

もう随分昔の話ですが（21世紀になる寸前辺り）、当時某証券会社の経済研究所に、『経済サイドから見た日本の自動車産業の将来像』という研究を委託したことがあります。

その時の結論は、『2050年以降に生き残るメーカーは、トヨタ、ホンダ、いすゞの3社のみ』とし、他の自動車メーカーはどこかの自動車メーカーに集約される、というものでした。

ハッキリ言って、当時その結論を見て、ワタシらは笑いましたよ。『いやいや、さすがにあり得んだろ』と。
しかし。
この研究結果は、将来の自動車業界が、かつてのGM、フォード、現在のステランティスの様な超特大多国籍企業にまとまって行く、ということを予想していたんですねー。

既に日産は、現在のグローバルなシェアでは『ルノー・日産・三菱アライアンス』として1社で扱われています。
いまさら『ホンダと経営統合』或いは『中国企業が買いに来ている』などと言われても、もう随分前から日本の独立メーカーとは見做されていません。
一方トラック業界では、今年は大きな動きがあって、三菱ふそう・日野はダイムラ傘下で合併が決まり、UD（日デ）はいすゞに吸収され、今や日本のトラック・バス業界はいすゞしか残っていません。

『2050年以降に生き残るメーカーは、トヨタ、ホンダ、いすゞの3社のみ』・・・現実味を帯びて来た様な気がします。
スゴイぞ経済研究所。当時は『この結論、市場誘導じゃね？』などと懐疑的だったんですけどね。

>天下のトヨタも大丈夫なのか心配です......

逆にトヨタが攻勢に出て、世界中のメーカーをグループ内に収める可能性もありますが・・・GMやフォードの『没落』を見ると、グループを拡大する路線にも限界があるんじゃないか？という気もします。
日野やダイハツ、豊田織機の『やらかし』で、グループの拡大には結構懲りたかもしれないし。
トヨタは『トヨタ銀行』と言われるほど自己資金がスゴいので、日産の様に短期間で窮地に立つことは無いと思いますが・・・トヨタは将来動向を、どう考えているんでしょうね。

さて余談ですが。
もう40年も前から、日産規模の企業が倒産・解散すると、日本のGDPや失業率の数字に影響するとさえ言われています。（よく考えてみてください。たった1社が倒産しただけで、日本の様な経済大国全体のGDPや失業率が変わるというのは、凄まじい社会的影響です。日産が解散したら、下請け・孫請け・曾孫請けの連鎖倒産がどれほど起こるか、もう我々技術屋には想像出来ません・・・）
ネット上では、『日産とホンダの経営統合は政府主導』などと根拠のないウワサが流れていて、（ネットらしく）それを信じ切ってしまっているヒト達も多いですが、まぁあり得ない話ではない、ってところですねぇ。
日産の倒産でGDPや失業率が動いたら、政権交代は十分あり得ます。自民党も必死でしょうね。

Answer 3

BYD、テスラ、ヒョンデ