トヨタ のみんなの質問

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欧州のディーゼル車事情について

欧州はディーゼル車が主流だそうです。

テレビ番組でフランス・ドイツ・イギリスなどヨーロッパ各国の現地が映し出されることがありますが、私はその時どんなクルマが走っているのかも見ています。

大衆車だったら、フォルクスワーゲン、ルノー、フィアット、日本車をよく見かけます。

でも、これらのクルマは普通のガソリン車のような気がして、本当に欧州でディーゼル車が多いのか疑問に感じます。

もしかして、上記メーカーでも日本では発売されていないディーゼル車が沢山あるってことなのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

その認識は、正しくもあり違います。

"かつて"はディーゼルが主流でした。これまでは、新車販売の約6割がディーゼルモデルで、ほぼ全ての車種にディーゼルが用意されています。

ベンツSLのスポーツカーにまでディーゼルがあります、こういったモデルは、日本では売れないため在庫リスクの関係からラインナップをしていないだけです。当然、日本車もEUではディーゼルモデルを必ず用意しています。

ディーゼルが普及したのは、やはり日本と同じく税金が優遇されていたためです。これに対して、EUでは高速道路網が整備されていることから年間走行距離の平均が日本の比ではありません。
また、使用年数が日本よりもずっと長いことから、耐久性が求められることも一因です。

ところが、ここ5~6年で潮目が変わっています。軽油の優遇税制を撤廃する国が相次いでいるのです。

ガソリンや軽油は、原油から各種油を精製する過程で副産物として生まれます。つまりはガソリンだけ、軽油だけを需要に応じて増産することができないのです。
これにより軽油消費の大きな偏りが見られ、EUは周辺地域から軽油の輸入大国となってしまっています。

ここで昨今のシリアやウクライナといった地政学的な情勢不安が関係して、軽油が大幅に値上がりしているのです。これによりトラック運送業者が悲鳴を上げており、不満が高まる結果となりました。
国防の安全上も、エネルギーを他国の情勢に左右されるというのは非常にマズいわけです。

このためEU各国では軽油への優遇税制を廃止、むしろガソリンよりも高く設定して来ていることから、ディーゼルのメリットが失せています。

さらに、日本メーカーのハイブリッドがアメリカなどでは売れていることからも、2010年にはプリウスをバカにしていたEU各メーカーも、ディーゼルからPHVやEVの開発へとシフトしてきています。

ですので、かつては新車販売ではディーゼルの比率が高かったが今はそうでも無い、というのが正しい認識です。

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質問者からのお礼コメント

2014.11.2 22:07

クルマのこと、凄くお詳しいのですね。
大学教授が書いたような詳細な内容だったので驚きました。

他にご回答をいただいた皆様もどうも有難う御座いました。

その他の回答 (3件)

  • ディーゼル、ガソリン車の見かけは同じです
    大体、メーカーがディーゼル、ガソリン両方設定してることが多いです

  • 確かに日本メーカーもディーゼルを販売していて有名どころはボクサーディーゼルやホンダディーゼルです(トヨタは変なディーゼルエンジンを積んでますが)

    先の方が書かれたように現在はディーゼルよりもダウンサイジングに切り替わりつつあります。

    それは排気量により販売台数規制など税金によるものです。

  • そのとおりです

    本国では日本と経由の質自体が違うらしく
    ベンツなどでも大半がディーゼルらしいです
    加えて本国の人はマニュアルで乗るケースが
    多いので燃費的にも故障頻度的にも日本に
    導入されるモデルよりずいぶんまともみたいです

    燃料の質自体の問題で日本には導入できない
    ディーゼルエンジンがたくさんあるようです
    日本の軽油がヨーロッパ位の質になれば
    そのまま輸入できたかもしれませんね

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