ホンダでは本田宗一郎の親族は働けないと聞きますが。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Question

本田宗一郎が亡くなってからホンダがホンダでなくなったのはホンダに本田の親族がいないからなのでは。
よく分からないのですが。
トヨタがトヨタのままなのはトヨタの株主は豊田一族だからだと思うのですが。
マツダがマツダのままなのはマツダの株主が松田一族だからだと思うのですが。
スズキがスズキのままなのはスズキの株主が鈴木一族だからだと思うのですが。
ホンダが本田宗一郎亡き後ホンダがホンダでなくなったのはホンダの株主が本田一族とは無関係の赤の他人だから赤の他人がホンダを好き勝手にやりたい放題だからホンダがホンダでなくなってしまったのでは。

と質問したら。
本田博俊がホンダの社長になっていたら大変なことになっていた。
という回答がありそうですが。

本田俊博が社長になっていたら逮捕されることもなかったのでは。

それはそれとして。
本田宗一郎の一族がホンダの筆頭株主としてホンダを監視して眼を光らせていたらホンダがホンダでなくなることはなかったのでは。
誰がホンダから本田一族を追い出したのですか。
追い出した人は未来のホンダがどうなるか予想できなかったのですか。

余談ですが。
家族経営の会社は良くないと言いますが。
ですがトヨタやマツダやスズキは家族経営でうまく行っているのでは。
むしろ家族経営でないダイハツや三菱や日産やスバルのほうがうまく行っていないのでは。

Answer 1

身内でガチガチに固めてしまうと風通しの悪い会社になりがちですし、社外社長や創業家以外の社長を立てると会社の方針が変わってしまうリスクがあります。
つまり立てる社長がちゃんとその会社を理解しているか、残すところと変えなきゃいけないところのバランスが取れるか、ベタですがいちばん大事なのはこれなんです。

Answer 2

>ホンダでは本田宗一郎の親族は働けないと聞きますが。

社長引退時に『会社は個人の持ち物ではない。だからこそ、私は身内を入社させないと決めた』などと言った宗一郎ですが、しかし4つ下の実弟・弁次郎は役員、宗一郎の次男・勝久（俊博の弟）は工場長（工場部門のトップ）でした。

それとは別に。
藤沢武夫が副社長時代に、（本田一族に限らず）縁故入社を禁じていたので、それと宗一郎引退時のコメントが合わさって、『本田宗一郎の親族は働けない』というウワサに繋がっています。

もっとも。
実弟・弁次郎は・・・宗一郎は、逆らう部下を殴って黙らせる、現代なら刑事訴訟モノのとんでもないパワハラ社長でしたが、弁次郎だけは殴られたら殴り返す唯一の『社員』だったそうで（打合せ中に宗一郎と弁次郎で殴り合いになったこともあった模様）、重役連中が宗一郎に意見する時は弁次郎を立てる、という『世界中で弁次郎にしか出来ない』重要な役割があった様ですが。

>トヨタがトヨタのままなのはトヨタの株主は豊田一族だからだと
>思うのですが。
>マツダがマツダのままなのはマツダの株主が松田一族だからだと
>思うのですが。
>スズキがスズキのままなのはスズキの株主が鈴木一族だからだと
>思うのですが。

・・・ちゃんと調べましたか？
そういうことは、調べてから言いましょう。
滅多なことを言うものではありません。
トヨタ、マツダ、スズキの筆頭株主は、全て日本マスタートラスト信託銀行です。
なんか聞いたことが無い銀行ですが、その正体は三菱UFJ信託銀行と日本生命です。
既に、豊田家や松田家、鈴木家の所有物ではありません。（トヨタの社長に豊田が多いのは、筆頭株主とは別の理由がありますが、長くなるのでそれは自力で調べてください。）

>本田宗一郎の一族がホンダの筆頭株主としてホンダを監視して眼を
>光らせていたら

日本の自動車産業で、今でも創業家が支配している世界ランクの大企業は、石橋財団が支配しているブリヂストンだけです。
あの『娘婿に￥100万単位の「お小遣い」』を出す一族です。

っというわけで。
一族経営がいいか悪いか？っと言うのは、現代の自動車産業では殆どどうでもいいことです。

Answer 3

トヨタの凄さは車一筋で 政治（家）とも距離を取り 安定と信用を 地道に築いて質実 剛健としてきたところ。ほかの事業に手を伸ばすと そこから ほころび始めるのですね。政商の三菱とは対照的です。

二代目 三代目が 危険なのは いろんな（人間）関係 性の中で、多種 多様な
事業欲が出てきて 結果的にも屋台骨が揺らいでくるから。