ゴーンがいたときはルノーと日産は経営統合されてたワケじゃないんですか？

Answer 1

現在は、ルノー・日産・三菱アライアンスというパートナーシップを結び、名目上は対等な関係です。しかし、実質的には、ルノーが日産の40%の株を所有し、日産はルノーの15%の株しか所有していない上に、議決権がないため、ルノー傘下に日産が収められている形です。というのも、ルノーの筆頭株主はフランス国であり、実質的にはルノーはフランス国営企業です。

これが経営統合されれば、共同持株会車を設立してお互いに株を50%ずつ所有する形になります。合併とは違うので、経営統合されてもメーカーとしての独自性は保たれますが、それでも日産としては面白くないわけです。ルノーとしてはかなり妥協しての提案なのですが、ゴーンさえいなくなれば、日産は目の上のたんこぶがなくなってもっと自由にやれます。現在でも、ルノーより日産の方が圧倒的に業績を挙げています。ルノーとしてはEV技術を持つ日産に出ていかれては非常に困った状況になります。

日産は、2兆円の借金で倒産寸前になった時に、ルノーのゴーンに救ってもらいました。日本人では不可能な大胆な経営方針とコストカットで、日産の業績をV字回復させました。しかし、やりたい放題のゴーンに反旗を振りかざしたわけです。当然、ルノーに対しても不平不満はゴマンとあることでしょう。ただ、現在の揉め事が日産にとってもプラスになるとは限りません。過去の過ちを繰り返すことなく、日産としての経営プランを明確に示してほしいところです。

質問者からのお礼コメント

大変詳しく教えていただき、ありがとうございました！

Answer 2

されていたら→既に、独自性は無くなって
いたことでしょう
d(￣ ￣)
とはいえ…追い出した現在

未来のビジョンが何も打ち出せていない現況
( ´Д`)y━･~~
統合された方が…

Answer 3

むしろゴーン氏は
ルノーの子会社になるのを防いでましたね