自動車の外板面への映り込みについて。部品と部品のつなぎ目には、必ず歪みが出来ており、風景などの映り込みが歪んでしまいます。歪みが発生しないような成形は出来ないのですか？

Question

自動車のサイド部分に白線などが映り込むと、フロントドアとリアドアの合わせ目部分で白線がぐにゃっと波打ってしまいます。
AudiやLexus、toyotaのセンチュリーはこの歪みが比較的キレイだと思うのですが、映り込みがひどい車は沢山あります。（高級車・大衆車問わず）
ヘミング部の曲げ成形時の歪みが原因の為、しょうがないと思っていたのですが、最近ロールスロイス・ゴーストの写真を見てびっくりしました。フェンダー・フロントドア・リアドア・リアフェンダーの部品の合わせ目に、問題の歪みが全く見えず、非常にキレイです。

これは職人の手で仕上げているとは思うのですが、
量産車でも成形方法を工夫すればこのように綺麗な加工が出来るのでしょうか？

宜しくお願いします。

ロールスロイス・ゴースト
http://www.autoblog.com/photos/geneva-2009-rolls-royce-200ex-concept/1397716/

Answer 1

レクサスレベルまで映りこみの鮮映性を高めるにはやはりコストがかかるのです。当然ですが鮮映性は外板の組み付けと塗装面の平滑性で決まります。これを達成するにはプレス面の細かい調整と塗装面の上塗りはもちろん下地を含めてほぼ全工程で磨きをかけねばなりません。これらは普通のクルマでは無理です。

Answer 2

ゴースト見てみました。
綺麗ですよね。

現状のプレス成型では、難しいのではないでしょうか。
コストの事も大きく響く問題でしょうし。

ただ、ショーモデルは別物だと考えています。
量産外国車の日本到着時には、チリはボロボロです。
ボンネットの左右の隙間が違うどころか、ドアのクリアランスさえも。

そういえば、何年か前に、ＶＷがゴルフのＴＶＣＭで、隙間と技術力を
声高に宣伝していましたよね。

ひずみの事も、同様かと考えます。
「もろもろを考慮した上で出来る範囲で」
なのではないでしょうか？

Answer 3

技術的には可能ですが、その加工には大変高度な技術を使うとともに時間もかかります、失敗すればその部品は廃棄処分され製品としては使えません。
不良品のコストはそのまま新車の価格をあげることで回収することになります。

継ぎ目のゆがみを綺麗にする。というだけの理由で
コンパクトカーが300万とか500万になったら買いますか？