ロールスロイス のみんなの質問

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ピストンエンジンの究極とも言える第二次大戦頃の航空機用ガソリンエンジンオイルにはどのくらいの粘度のものを入れていたのでしょうか?

もちろん精密な工芸品とも言える水冷ロールスロイスマリーンや資源が枯渇して未熟徴用工が作る空冷栄や誉では使うオイルも違うでしょう。

共通して言えるのは30ℓぐらいの排気量、多気筒ということです。オイルクーラーや過給機付きもあります

オイル漏れやメカノイズ振動も相当なものだと思われますのでかなり粘度の高いものを入れていたのでしょうか?

また極北のスカンジナビアやカレリア、赤道近くの北アフリカやニューギニアに基地があったりします。地域によってオイルを使い分けていたのでしょうか?

今の基準で考えると20W-50ぐらいのものでも柔らか過ぎるのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

アビエーション粘度でいうと#100から#120を使っていました。
身近なSAE粘度は概ね半分の数値に相当します。つまりシングルの50か60といったトコロです。

粘度選択は基本的に設計によるもので実際の精度などは考慮されないというか出来ません。設計通りに出来上がるという前提で選択されますので。
レシプロでシビアなのはやはりシリンダー(ライナー)で、当然高温となる空冷の方がシビアとなります。水冷はその点ではやや有利です。
WW2の一線級の空冷レシプロですと#120、水冷でも#100以上は必要だったと思われます。零戦の指定はテキサコ#120だったはずです。
鉱油以前に使われていたヒマシ油も概ね#100程度に相当し、やはり相応に高粘度が必要だった事がわかります。

地域によっては粘度選択がどの程度あったかは不明ですが、始動できる限りの中で最高の粘度は使っていました。場合によってはエンジン下で火を燃やしてエンジンを暖めるという事もあったと聞きます。ひとたび高度を上げれば地表での気温はあまり関係なくなりますので始動性を重視して安易に粘度を下げるわけにもいきません。

今の20W-50ですと粘度のみで言えばやや柔らかいといえますが、現代の航空レシプロでは比較的使われる粘度でもあります。

質問者からのお礼コメント

2019.8.5 21:19

回答感謝します。
勉強になりました。

その他の回答 (1件)

  • 痺れるような質問、最高ですね!高度1万メートル飛んでたボーイング、大戦末期にそれぐらいのオイル使ってました、イギリスのブリティッシュペトロナスがドラム缶で航空機の、ここではスピットファィアーですが交換している貴重な映像見ましたが、日本のゼロ戦、燃料悪いオイル悪いで本来の総重量4トン未満で飛べる性能を発揮できずグラマンに勝てませんでしたね、テキサコにカストロ入れたら最高速度550キロ出たと言う米国パイロットの驚きの回答ありましたね。ご参考になれば幸いです。

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