日産のR35のＶＲ38のエンジンで匠で作るのとライン生産では5〜10%位は出力は変わる物なんでしょうか？AMGやMと同じ様に。

Answer 1

現代の技術では、高精度なパーツ同士を高精度な管理を行える機械で組み立ている限り、すべての数値は公差内に収まります。

つまり生産技術が高いほどバラつきが少なくなります。
現にGRヤリスやカローラのG16E-GTSは量産ラインで生産されており、その全てがカタログ値を保証しています。
リッター当たり187ps、VR38だと711psに相当する比出力の高性能エンジンです。

私自身は50年程前の古いエンジンをメインに扱っていますので、加工や組付け精度の重要性は痛感しています。
1/100mm台で管理していた加工公差を1/1000mm台にするだけで大きく変わります。
組付けトルクのほんの少しの違いで真円度が1/100mm変わることもあります。

しかしながら、これらは今は量産ラインで組み立てるエンジンでも可能な領域です。

現代の”手組み”を有難がる風潮は如何なものかと思います。
技術的な視点で見ると、我が社の生産技術は低いと自慢してるようなものではないでしょうか。

まあ高く売るというためのイメージ戦略としてはいいのでしょうけどね。