トヨタ・ランクル200がダカールラリーの市販車部門に参戦

トヨタ車体のラリーチームであるTeam Land Cruiser TOYOTA AUTO BODY（チームランドクルーザー・トヨタオートボデー 通称、TLC）が、ダカールラリー2015の市販車部門に参戦する。

ダカールラリーは、2015年1月3日からアルゼンチン・ボリビア・チリで行われ、15日間で約9,000kmを走破する。南米大会史上初となるメカニックによるサポートが禁止されるマラソンステージが投入されるなど、過酷な条件下に耐えられるよう、テストを重ねたランドクルーザー200をベースにしたダカールラリー仕様車2台での参戦となる。

新チーム監督の下、1号車は前回優勝コンビを継続し、三橋淳（ドライバー）/ゲネック･アラン（ナビゲーター）組、2号車にもジボン･ニコラ（ドライバー）/三浦昂（ナビゲーター(従業員)）組を継続起用する。

使用する燃料は、前回に引き続き今大会でも、スポンサー各社や近隣小中学校をはじめとする地域住民、ならびに従業員の協力を得て集めた廃食油から精製したBDF（バイオディーゼル燃料)。これを100%用いる(約8,000L)ことで、環境に配慮する。

トヨタ車体は、1995年のダカールラリー参戦当初から市販車部門への参戦にこだわり、世界で最も過酷といわれる砂漠の難コースを走破することで得られたデータを市販車の開発にフィードバック。「もっといいランドクルーザー200づくり」につなげている。