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キャデラック、エスカーラコンセプトを公開

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キャデラック、エスカーラコンセプトを公開

ゼネラルモーターズ(GM)は18日、米カリフォルニアで開幕したペブルビーチ コンクール デレガンスで、キャデラックブランドのコンセプトカー「エスカーラ」を公開した。

エスカーラは、既存のセダン最上位モデル「キャデラックCT6」よりもさらに約160mm長い、全長5347mmの堂々たるフルサイズセダンで、新たなフラッグシップセダンを想定して設計されている。

エクステリアは、優雅なクーペを思わせるボディラインが特徴。このクルマの圧倒的なスケール感を強調している。フロントは、有機LEDの採用でスリムに仕上げられた横型ライトと、キャデラックの伝統である縦型ライトを組み合わせており、このフロントマスクのアプローチは、今後登場するキャデラックのニューモデルに生かされるとのことだ。

モダンな雰囲気に仕上げられたインテリアも、有機LEDを用いたディスプレイが新しさを感じさせる。こちらも、今後登場するキャデラックモデルに採用予定とのこと。機能面では、タッチ操作に加え、声やジェスチャーでも一連の通信機能をコントロールできるコネクティビティコントロールを採用し、そのコントローラーの内部には、キャデラックのアイコンである”フライング・ゴッデス”を描くなど細部にもこだわる。

エンジンは新開発の4.2リッターのV8ツインターボエンジンを搭載。このエンジンは低負荷時に4気筒を停止する気筒休止システムを採用し、省燃費化が追求されている。このエンジンも実用化が視野にあるという。

グローバル キャデラックの社長を務めるヨハン・デ・ナイシェンは、次のように述べている。
「エスカーラは、ふたつの目的を持ちます。ひとつはデザインと技術の両方において、今後のキャデラックモデルの方向性を示すこと。もうひとつは、キャデラックのラグジュアリーな世界観を確立し、再びプレミアムセグメントの頂点に回帰する指標を示すことです」。変貌への意欲を示したキャデラックの今後の動向に注目したい。

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