現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「駐車が苦手」はアプリで解消できる!? 初心者が苦手な駐車を克服する方法とは

ここから本文です

「駐車が苦手」はアプリで解消できる!? 初心者が苦手な駐車を克服する方法とは

掲載 更新
「駐車が苦手」はアプリで解消できる!? 初心者が苦手な駐車を克服する方法とは

■運転初心者が苦手な「駐車」を克服するアプリ

 運転免許をとったけれど運転の機会が少なく、特に『街の駐車場が怖い』という人は多いのではないでしょうか。教習所で駐車の方法を習いましたが、実際に運転を始めてみると、主に試験を通過するための技術であったことに気づき、実際の運転には応用が効きにくいのも事実です。

地図アプリとカーナビどっちが便利? 帰省前に覚えておきたいポイントとは

 教習所の教えかたは試験に出る『縦列駐車』や『方向転換』が中心です。ところが実際の駐車場はさまざまタイプがあります。

 例えば、いちばん奥に停める場合は、前から入るのか、バックで入るのかは習いません。しかも、教習車に限定した「コツ」を教わるため、教習車と違うクルマに乗れば、クルマの感覚がわからないということになりかねません。

 それを克服するには練習ということになりますが、公共の場所である駐車場で何度も練習するわけにはいきません。練習の機会は非常に少なくなります。

 そこで、活用したいのが運転シミュレータです。といっても大掛かりなものではなく、パソコン用からスマートフォンのゲーム的なものまでたくさんあります。

 運転シミュレータによって運転席からの目線ではなく、“俯瞰(ふかん)”つまり上からクルマを見た状態の動きが確認でき、どうハンドルを回せばクルマが向きを変えるか、そして実際にぶつけてしまう原因となる内輪差の影響も、上から見ればしっかり把握しながら練習できます。

■まわりの状況を冷静に見ることが大事

 このような運転シミュレータアプリは、駐車テクニックに特化したものが多く、“アプリで練習するの?”と最初は驚くものの、実践的なテクニックを何度も安全に練習でき、駐車が得意になった人もいるといいます。

 実際に駐車するとき、最初に悩むのが「この場所に停められるかどうか」の判断でしょう。スーパーマーケットやショッピングモールなど、後ろに別のクルマが並んでしまった場合は、速やかに判断を下さなければなりません。

 そのためには、自分がいまどこにいて、どう移動しようとしているのかを把握する『空間認識』が必要です。自分の目を俯瞰の位置に持ってきて、頭の中でシミュレーション出来るかどうかがポイントになるのです。

 これには、絶対的な経験値が必要です。経験値がない段階では、なかなか判断することができず、後ろのクルマを待たせてしまうこともあります。そういう状況だと慌ててしまい、最悪は事故を起こすことになりかねません。そこで、アプリで練習です。

 スマートフォンの画面なので、実際にハンドルを回したり、ペダルを踏んだりという体感度は違いますが、ハンドルをどう回すとどう動くかということは客観視することが十分可能です。

■アプリなら思う存分練習できる

 アプリを操作して一番実感するのが、何度間違えても現実の事故は起こらず、思う存分失敗できることです。

 クルマの運転をし始めたとき、よく混乱したのがハンドルを回す方向。教習所では“2回ぐらい回す”と回数で教えられたりしますが、回しているうちに、右に切ったか左に切ったかわからなくなってしまうことがあります。

 タイヤが、自分で思っていた方向と違う方向を向いていたときに、クルマを動かすと慌ててしまいますが、アプリ内であれば安心です。何度間違えてもいいので、安全に思う存分練習できます。

■上空からクルマの動きを把握する

 運転シミュレータで練習するメリットは、先に言ったようにクルマと周囲を見下ろしながら操作できる点。そうして“俯瞰で位置を見る”空間認識の経験値をあげられるのです。

 実際に運転した場合、操作している手元と窓からの視界しか確認できません。そのため、初心者は“クルマが描く軌跡”、つまりハンドル操作と向かう方向が一致せず混乱してしまいます。特にバックでは顕著です。

 運転シミュレータを使えば、どこを通って枠内に入っていくのか、その時のハンドル操作がどうなっているのか、車体の向きと、すべて確認しながら進めることができます。

 繰り返しやってみることで、クルマと周辺を見下ろしながら操作することに慣れ、頭の中で俯瞰から位置を確認している自分がいて、実際の運転のときにも役立つということです。

 実際に筆者(弓月ひろみ)も、“これはちょっと無理かな…?”と思っていた場所でも、積極的に停められるほど駐車が得意になりました。

 駐車が苦手な人は、“俯瞰”をイメージしながら、運転シミュレータアプリを使って練習すると徐々に上達していくはずです。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【MotoGP】タイトル目前のマルティンに先輩ロレンソ「チェッカーまでは決まったことは何もない」と忠告
【MotoGP】タイトル目前のマルティンに先輩ロレンソ「チェッカーまでは決まったことは何もない」と忠告
motorsport.com 日本版
銀座の「KK線」廃止発表に反響多数!? 「寂しい」「ついにこの時が…」 異色の「無料高速」なぜ廃止? 首都高とは全然違うワケ
銀座の「KK線」廃止発表に反響多数!? 「寂しい」「ついにこの時が…」 異色の「無料高速」なぜ廃止? 首都高とは全然違うワケ
くるまのニュース
インフィニティの最上位SUV『QX80』新型、中東発売へ…約1900万円から
インフィニティの最上位SUV『QX80』新型、中東発売へ…約1900万円から
レスポンス
[15秒でニュース]マツダ「SKYACTIV-Z」エンジン…2027年投入予定
[15秒でニュース]マツダ「SKYACTIV-Z」エンジン…2027年投入予定
レスポンス
「セダンにマッドガード」「灰皿」「回転シート」ってあぁ懐かしや! 昭和オヤジ感涙のほぼ絶滅装備6選
「セダンにマッドガード」「灰皿」「回転シート」ってあぁ懐かしや! 昭和オヤジ感涙のほぼ絶滅装備6選
WEB CARTOP
「FIAは規制強化すると思っていた」フェラーリ、今季話題フレキシブルウイングに”乗り遅れた”ワケ
「FIAは規制強化すると思っていた」フェラーリ、今季話題フレキシブルウイングに”乗り遅れた”ワケ
motorsport.com 日本版
トヨタ「“新”RAV4」発表に反響多数! 「加速良い」「トルク太い」 300馬力超え「超“高性能”ユニット」でめちゃ速い! タフデザインの「超瞬速モデル」名称変更し米で登場
トヨタ「“新”RAV4」発表に反響多数! 「加速良い」「トルク太い」 300馬力超え「超“高性能”ユニット」でめちゃ速い! タフデザインの「超瞬速モデル」名称変更し米で登場
くるまのニュース
前モデル比-18kgで史上最軽量に ドゥカティ「ストリートファイターV2」新型モデル発表
前モデル比-18kgで史上最軽量に ドゥカティ「ストリートファイターV2」新型モデル発表
バイクのニュース
愛車の輝きを復活させる秘訣はここに! 体じゃなくタイヤを洗え!~Weeklyメンテナンス~
愛車の輝きを復活させる秘訣はここに! 体じゃなくタイヤを洗え!~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
BMW 3シリーズセダン/3シリーズツーリング【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
BMW 3シリーズセダン/3シリーズツーリング【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【クルマの通知表】スズキらしいアイデアを満載した世界戦略コンパクト、新型スイフトの軽量・高機能ポイント
【クルマの通知表】スズキらしいアイデアを満載した世界戦略コンパクト、新型スイフトの軽量・高機能ポイント
カー・アンド・ドライバー
約50万円の新型「“3人乗り”トライク」に反響多数! “MT搭載”で公道走行も可能! 「乗ってみたい」声集まる「APtrikes125」が話題に
約50万円の新型「“3人乗り”トライク」に反響多数! “MT搭載”で公道走行も可能! 「乗ってみたい」声集まる「APtrikes125」が話題に
くるまのニュース
カワサキの“スーパーモト”待望の復活!「オフ車にオンロードタイヤを履かせた」新型「KLX230SM」2025年1月13日に発売決定
カワサキの“スーパーモト”待望の復活!「オフ車にオンロードタイヤを履かせた」新型「KLX230SM」2025年1月13日に発売決定
VAGUE
トヨタの新型「商用バン」は「6m超え×9人乗り」仕様もアリ! ガバッと開く「斬新リアガラス」や“6速MT”が凄い! 注目集まる「個性派モデル」プロエース欧州仕様とは!
トヨタの新型「商用バン」は「6m超え×9人乗り」仕様もアリ! ガバッと開く「斬新リアガラス」や“6速MT”が凄い! 注目集まる「個性派モデル」プロエース欧州仕様とは!
くるまのニュース
「前、見えてないでしょ!」知らないとマズい「運転の姿勢」 “ヤンキー運転”は何が問題? 正しい運転姿勢とは
「前、見えてないでしょ!」知らないとマズい「運転の姿勢」 “ヤンキー運転”は何が問題? 正しい運転姿勢とは
くるまのニュース
カワサキ「ヴェルシス1000SE」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
カワサキ「ヴェルシス1000SE」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
ヴェゼル似の男前セダンいいじゃん! その名も[アメイズ]日本発売熱望! 全長3.9mのコンパクトセダンが激アツ! 
ヴェゼル似の男前セダンいいじゃん! その名も[アメイズ]日本発売熱望! 全長3.9mのコンパクトセダンが激アツ! 
ベストカーWeb
ちょうどいいのはこれだ! 快適だけど大きすぎないトヨタ タウンエースがベースのキャンパー
ちょうどいいのはこれだ! 快適だけど大きすぎないトヨタ タウンエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村