実用車で10秒以内なら十分速く感じるなど目安になる
輸入車などのカタログには、メーカーの公表値としてよく記載されている0-100km/h加速のタイム。この数字からわかるのは、そのクルマの発進加速性能。発進加速性能は、エンジン自体のパワー&トルクとレスポンス、車重、ギヤ比、トラクション性能(タイヤの性能+駆動方式。一般的にはFF<FR<MR<RR<4WD)などが大きく影響する。
【CARトップTV第8回】どれが一番速いんだ!? 最新スーパーカー全開タイムアタック
似たようなものに、JIS(日本工業規格)の「D1014 自動車加速試験方法」が定める「0-400m」加速、いわゆるゼロヨンがあるが、あちらは静止時からフル加速して400m進むのに要する時間を計る方法。0-100km/hは、静止時から時速100kmに達するまでの所要時間という違いがある(0→100m加速ではない)。
当然のことながら、0-100km/h加速もタイムが短ければ短いほど、発進加速性能が優れていることを意味している。では、何秒ぐらいだと凄いのか?
スーパーカー、ハイパフォーマンスカーで世界のトップクラスとなると、3秒台は当たり前で、2秒台も珍しくない。ポルシェ918 スパイダーが2.2秒、フェラーリのラ・フェラーリが2.4秒、ランボルギーニアヴェンタドールが2.7秒、日産 GT-R(R35) ニスモが2.9秒……。(タイムは同一条件ではないのであくまで目安)
もう少し身近なクルマでいえば、スバルWRX STIが4.7秒、日産 フェアレディZ ニスモが5.1秒、FFではニュル最速といわれたシビックタイプ(FK2)が5.6秒といったところ。
こうしたことから、0‐100km/h加速は、5秒台なら十分高性能車といい切れる。実用車でいえば10秒以内なら十分速い部類に入る。高速道路の合流や追い越し時にも、加速レベルに不満はないはず。
ちなみにホンダのデータによると、F1マシン(RA106=2006年)の0-100km/hのタイムは、約3.7秒。意外に遅いが、0-200km/hだと5.2秒!
100km/h以下だと、空力=ダウンフォースがあまり得られないので、トラクションがかからないが、100km/hを超えればフルパワーかけられるので、1.5秒で100km/hから200km/hまで加速できるらしい。
クルマの動力性能を計る数字は、前記のゼロヨンをはじめ、最高速度、0-300km/h加速などでも比較できるが、当今、クルマが高性能になり過ぎて、最高速は200マイル=320km/hオーバー、ゼロヨンもノーマルで10秒未満となってくると、計測場所も限られるし、リスクも大きく、日常生活とあまりにもかけ離れているケースも……。
その点、0-100km/hはもう少し身近で、「どっちが速いの?」というのを単純に比較できるという意味で、ますます注目されるスペックになっていくだろう。
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