気温が低いほうが同じ体積に含まれる酸素の量が増えるから本当
人間は寒いと身体が縮こまってしまって、運動しにくくなりますね。これは体温を守ろうとして筋肉が収縮してしまうからです。体温というのは低すぎても高すぎても、人間の身体の機能障害を引き起しますから、当然ですね。冬に運動を始める時は、しっかりと準備運動をしてからにしましょう。
しかしエンジンは逆に寒いほど、パワーが出ます。以前に解説したように「エンジンは吸い込んだ空気の量だけパワーが出る」んですね。
もっと具体的にいえば、空気のなかに含まれている酸素(O2)の量になるわけです。気温が低いと気体は小さく縮んでしまうので、同じ1リットルの空気であっても、そのなかに含まれる酸素の量は増えることになるんですね。
具体的に計算してみましょう。気体は1℃上がる毎に1/273.15だけ膨張することが判っています。つまり30℃の時に対して、0℃の時は30/273.15=0.10983だけ小さいことになります。0.10983ということはつまり約11%小さいわけで、その逆数となる1.1234だけ多くの酸素を取り込むことができるのです。約12%もパワーアップするんです!
30℃で200馬力だとすると0℃では224馬力近くになる計算!
最新のエンジンでは各種のセンサーがエンジンの燃焼状態を常にチェックし続けているので、より多くの酸素が入れば、それに相応しい量の燃料が噴射され、パワーアップすることになります。
12%といえば、例えば200馬力のエンジンが224馬力になるようなもので、これをNAのままやろうとすれば、相当な費用がかかることになります。夏場にエンジンパワーが弱く感じるのは、なにもエアコンがフルに稼働しているからだけではなかったんですね。
ちなみにエンジン出力を計測する時の大気温度は25℃となっています。
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