表面の加工に注意して選ぶべき
トヨタ、日産、ホンダ、スバル、マツダと、どのメーカーでも純正品で用意されているアルミペダル。ただ、ペダルの素材の主流は、今も昔もゴム製だ。
ゴムのメリットは、安くて滑りにくいところ。短所は、黒くて地味なところと、長年使うとすり減ってくること。一方、アルミはレーシーでカッコいい。しかし、素材としてはゴムより明らかに滑りやすい。どうせ足もとなんて見えないのだから、ゴムで十分という意見もあるし、「オシャレは足もとから」というのもセオリーだ。
というわけで、メーカー純正のアルミペダルだと、アルミの面にゴムの突起をつけて、滑りにくく工夫されているものが多い。
したがって、もし社外品のアルミペダルに交換するなら、ファッション重視の滑りやすい製品ではなく、ノンスリップ加工が施された製品をチョイスするのがポイントだ。ただ穴が開いているだけの製品だとちょっと不安かもしれない……。一部にゴムを貼ったり、表面に凸凹などの防滑加工をしたりしているタイプがおすすめだ。
靴との相性やペダルの表面形状も要確認
もうひとつ、重要なのは靴底との相性。溝のないスリックタイヤのような革底の靴では、ゴムでもアルミでも滑りやすいはず。靴底も柔らかめなゴムなどの方が、運転には適しているといえるだろう。靴底が濡れていたり、泥がついていたりしても、当然滑りやすくなるので、そうしたことにも気を配りたいところ。
また、ポジションも重要で、ポジションが悪いと妙に力みが入ったり、角度がずれたりして、ペダルが滑りやすくなるので、気になる人は、一度見直してみるといいだろう。
もうひとつ、ペダル表面の形状も重要で、ペダルのRが強めだと、足裏とペダルが点で接するようになるので、足裏とペダルができるだけフラットに、面で接することのできる形状のペダルがベターだ。できれば、ペダルの位置も微調整できるようなものがベストなのだが……。
ペダルも、ステアリングやシートと並んで、直接ドライバーの身体に触れるものなので、アルミにしてもゴムにしても、ファッション的なものではなく、あくまで実用面を重視して、靴とセットでよく考えて、選んだ方が賢明だ。
(文:藤田竜太)
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