ホンダのパキスタンにおける合弁会社のホンダアトラスカーズ・リミテッド(HACPL)は、2016年10月21日に四輪車の生産累計台数が30万台に達したことを発表した。またそれを記念して10月20日、ラホール市にある四輪車工場で記念式典を行なった。
式典の中では記念すべき30万台目のモデルとして、7月にフルモデルチェンジした「シビック」のラインオフが行なわれた。ホンダからは代表取締役社長 社長執行役員の八郷 隆弘、執行役員でアジア・大洋州本部長の安部 典明、HACPL社長の石山 登一が、またパートナー会社のアトラスグループから、会長のアーミル・H・シラジ氏が出席したほか、HACPLの従業員約1,600名が出席した。
HACPLは1994年5月にシビックの生産から四輪車事業を始め、1997年には「シティ」の生産を開始。2005年12月には生産累計台数10万台を達成し、7年後の2012年7月には生産累計台数が20万台に達した。今回の生産累計台数30万台は、その後4年で達成した新たな節目となっている。
HACPLは設立から22年以上にわたりパキスタンの顧客の要望に応える性能と装備を備えた車両の生産を続け、また社会貢献活動にも力を入れて取り組んできた。そうした実績が信頼を生み、生産累計台数30万台という数字につながった。
【HACPLのパキスタンにおける四輪車生産の歴史】
1994年5月四輪車の生産を開始
2003年9月生産累計5万台を達成
2005年12月生産累計10万台を達成
2006年12月年間生産能力を5万台に拡大
2012年7月生産累計20万台を達成
2016年10月生産累計30万台を達成
【ホンダアトラスカーズ(パキスタン)・リミテッド<Honda Atlas Cars (Pakistan) Limited.>概要】
設立:1992年11月
所在地:パキスタン ラホール市マンガマンディ
代表者:石山 登一
資本金:14億2800万パキスタンルピー
出資比率:ホンダグループ合計 51%、アトラスグループ 30%、一般株主 19%
事業内容:四輪車の生産・販売
生産能力:5万台/年
従業員数:約1,600名
生産車種:シティ、シビック
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