商用車は税金が安いものの車検は毎年
商用だと家族でドライブに行ってはいけないのか? 乗用で配達しちゃダメ? 普通の人にはなかなか縁のない商用車。今回は乗用車との違い、商用車とは何か、について考えてみたい。
たとえばハイエースなどのワンボックスにはワゴンとバンがある。これはワゴンが乗用、バンが商用という違いだ。またダイハツのウェイクと、ハイゼットキャディも同じ関係といっていい。
もちろんこのふたつはなんとなく、用途で使い分けているわけではなくて、商用車のナンバープレートは4ナンバーもしくは1ナンバー(小型貨物/中型貨物)となる。
まずは制度などから見ていくと、税金などの違いがある。商用のほうが、業務に使うということで(産業の発展などの目的も)、安い。その昔、初代アルトが大ヒットしたのも、実質乗用車なのに商用扱いで維持費が安かったから。ただし、任意保険は年齢などによってどっちが安いとは言えない。
また大きな違いとして、商用車のほうがハードに使われることもあって、車検が毎年になる。乗用は2年毎だが、商用も2年を1年ずつに分けたというイメージなので、手間はかかるとしても費用が大きくかさむということはない。
もちろん車両の構造にも違いがある。まず、リヤシートはリクライニングなどしない固定式としつつ、折り畳めなくてはダメ。
後席の面積よりも荷室の面積が大きくするなど、寸法にも制限がある。ハイエースなどのバンの後席は、簡易的なペナペナのシートだったりするのはそのためだ。
あくまでも荷物を積むのが商用車で、ひとをたくさん載せるのは本来の目的ではない。また、車重などから計算した最大積載量の表示も必要となる。
ただ、以前必要だった、リヤクウォーターガラスの防護のためのバーなどは規制緩和で必要はなくなっている。
これらの条件をクリアすれば、5ナンバーから4ナンバーに変更することも可能で、税金をはじめとしたコストを抑えることもできる。ちなみに、乗用車で配達してもいいし、商用車に乗って家族でドライブに行ってもいいので、悪しからず。
(文:近藤暁史)
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?