2.0L 4気筒に電動ターボ搭載
text:AUTOCAR UK編集部
【画像】ハイブリッド化するパフォーマンスセダン【次期モデルのプロトタイプや現行モデルを写真で見る】 全156枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
メルセデスAMGの新しいプラグイン・ハイブリッドシステム「P3」は、既存の各エンジンと互換性があり、最新の4気筒エンジンと組み合わせて、Cクラスの最上位モデルである次期C 63e 4マチック+ EQパワー+に搭載される。
2022年前半に英国で発売されるこのモデルは、A 45 S 4マチック+に搭載されている2.0Lターボエンジンを縦置きにして、9速のAMGスピードシフトMCTに48Vの統合スターターモーターを搭載している。
電気モーターはリアアクスルを駆動し、トランクフロア下のバッテリーにより電気のみでの走行が可能となる。
このハイブリッドシステムは、電動化されていない現行モデルの4.0L V8ツインターボに匹敵するパワーとトルクをC 63eで実現するために開発された。特に燃焼系では、メルセデスAMGのF1マシンに搭載されている1.6L V6ターボエンジンと同様の電動ターボチャージャーが採用されている。
正確なパフォーマンス数値は今年後半に発表される予定だが、AMGの関係者は、C 63 S 4マチックに比べて40psと11kg-m近く増加した、約547psと81.4kg-mのトルクを発揮することになると予測しているという。
新型C 63eに採用されている統合スターターモーターは、メルセデスAMGのF1エンジンに搭載されているユニットと同様の働きをするとされている。様々な走行モードにおいてジェネレーターとして機能し、エネルギーの回生やトレーリング・スロットルでの惰性走行を実現する。
新型車は現行のC 63 S 4マチックと比べて最大250kgの重量増が予想されるが、0-100km/h加速は約3.5秒、最高速度は290km/hを維持しながら、WLTPサイクルの燃費も大幅に改善されるはずだ。
新型GT 73e 4マチック+ EQパワー+ 4ドアクーペに搭載予定のプラグイン・ハイブリッドシステムと同様に、来年のC 63eに搭載されるバッテリーは、400Vの充電に対応し、最大100kWの急速充電が可能とされている。
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みんなのコメント
流石ドイツ御三家は違うな。
アウディは御三家とは認められなくなって久しいがポルシェ、BMW共々更なる向上を目指して欲しい