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【26周年記念特集】写真で振り返る、アウディRSモデルの歴史 前編

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【26周年記念特集】写真で振り返る、アウディRSモデルの歴史 前編

26年の歴史

text:AUTOCAR UK編集部

【画像】アウディ B4系 RS2アバント、C5型 RS6アバント、B7型 RS4アバント【もっと見る】 全13枚

アウディのRSブランドは、BMWのMシリーズや、メルセデス・ベンツのAMG部門などと同等レベルのブランドとして定評を得てきましたが、それはいつから始まったのでしょうか?

1991年からの、アウディS2クーペと、オリジナル「C4」の派生モデルS4サロンの成功の後、1994年に、アウディの子会社である、クワトロ社(現アウディ・スポーツ)は、新しいパフォーマンス・サブブランドを生み出した。

こでがレーシング・スポーツの略で、RSと呼ばれるサブブランドだ。

B4系 RS2アバント

同年の後半に、クワトロ社は最初のRSモデル、RS2アバントの生産を開始した。

エステート形式のみで提供された、アウディ・80アバント「B4」の強化バージョンであるRS2アバントは、ポルシェと共同開発された。

993世代の911のホイール、フォグライト、エクステリアミラー、ポルシェが設計したブレーキとサスペンションを採用している。

当時、非常に強力なモデルであったRS2アバントは、2.2L 5気筒20バルブターボエンジンを搭載し、6速マニュアルを採用し、
最高出力は315ps、0-97km/h加速は5.4秒、最高速度は262km/hを達成した。

大人が5人乗れ、荷物を載せる余裕もあり、ホンダNSXやポルシェ993カレラなどに対抗するパフォーマンスを備えたこのモデルは、当時のトレンドセッターとなった。

B5系 RS4アバント

6年後、アウディA4「B5」系の、新しいミドサイズ・プラットフォームが、次のSおよびRS派生モデルのベースとなった。

B5 RS4アバントは、コスワース部品を採用した2.7L V6ツインターボチャージャーユニットを搭載し、387psを出力。

このモデルは、エンジン以外の部分で、ポルシェとの関係を断ち切ったアウディ独自のプロジェクトとなった。

0-97km/h加速4.9秒を達成し、最高速度はリミッターで制限された250km/hまで出すことができた。

需要が非常に高かったため、アウディは生産量を倍増させ、2001年のわずか1年で、6000台以上が生産された。

C5系 RS6サルーンとエステート

2002年、アウディはRSのラインナップにまったく新しいモデル、A6派生のRS6サルーンとエステートを発表した。

筋肉質のボディ、アルミ製のミラーキャップ、2つの大きな楕円形エグゾーストで、存在感のあるモデルとなった。

再びコスワースが設計を行った4.2L V8エンジンには、2つのターボチャージャーが装備され、450psを発生した。

アウディの5速ティプトロニックトランスミッションと連携し、やはり250km/hでリミッターがかかるが、0-97km/h加速は0.2秒早い、4.7秒を達成している。

2004年にデビューしたRS6プラスは、最高出力487ps、リミッターがかかる速度が280km/hに引き上げられている。

残念ながら、このC5 RS6は、漠然としたステアリング・フィールと、非常にアンダーステアに悩まされていた。

B7系 RS4サルーン、アバント、カブリオレ

2006年には、R8スーパーカーの設計開発中だったクワトロ社が、再びチューニングを行い、まったく新しいRS4を発売した。

サルーン、アバント、カブリオレで提供されたB7 RS4バリエーションは、長い間、クワトロ社の最高のRSモデルとされていた。

パワートレインは、R8と共有の、まったく新しい高回転型4.2L自然吸気V8エンジンが採用された。

0-97km/h加速は4.8秒、250km/hでリミッターがかかるが、リミッターを解除すると、290km/hまで出すことができた。

そのわずか18か月後に、アウディはB7生産ラインの早期停止を決定したが、美しくバランスの取れたB7 RS4の、滑らかな乗り心地、魅力的なハンドリング、優れたパワートレインは、今でも多くのファンに愛されている。

C6系 RS6、TT RS

2008年、アウディは、580psを発揮するツインターボチャージャー付き5.0L V10エンジンを搭載した「C6」RS6を発売した。

そのパワーで、BMW M5とメルセデスE63 AMGのライバルたちをリードした。

燃費は良いとは言えなかったものの、2025kgの縁石重量にも関わらず、0-97km/h加速は4.6秒を実現する能力を持っていた。

その高いパフォーマンスにもかかわらず、洗練されたRSバッジに相応しいかどうか、疑問を呈する人がいた。

翌年、アウディは、ポルシェ・ケイマンを照準をあてた、TT RSをリリースしている。

大型のリアスポイラーを備えた標準のTTよりも、同化的なエクステリアと低い車高のTT RSは、より粗野な雰囲気を持っていた。

340psを出力する、2.5L 5ポットターボチャージャーエンジンが搭載された。

2012年に発売されたTT RSプラスは、出力が360psに引き上げられ、スピードリミッターが取り外され、最高速度は280km/hに到達した。

TT RSはとにかく速く、予想外に経済的だったが、その硬い乗り心地で有名だった。

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