■遊べて寝れる「スペーシアベース」とは
昨今、仕事使いだけでなく遊びにも使える軽商用バンに注目が集まっています。
そのなかでスズキ「スペーシアベース」とは、どのようなモデルで、どんな人が興味を示しているのでしょうか。
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スペーシアベースは2022年8月に登場したスペーシア、スペーシアカスタム、スペーシアギアに続くモデルです。
コンセプトは「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」となり、商用車の積載性や広い荷室空間、使い勝手のよさと、乗用車のデザインや快適性、運転のしやすさを併せ持っています。
デザインは、フロントグリルやドアノブ、ドアミラー、バックドアガーニッシュなどの加飾をブラックで統一。
インテリアは、カラーパネルやリアクォーターポケットにグレーイッシュブルーをのアクセントを採用することで力強さを表現しました。
パッケージングは、低く抑えた荷室開口地上高かつフルフラットフロアとより使いやすく荷物が出し入れしやすい荷室空間を実現。
また特徴的なのは荷室部分にあるマルチボードを使い、車中泊やワーケーションなど、4つのモード(上段/中段/下段/前後分割)により、室内を用途に合わせてアレンジすることが出来ます。
さらにオーバーヘッドシェルフやフロアコンソールトレーなど多彩な収納がある他、ユーティリティーナットやLEDルームランプ、助手席シートバックテーブルなど、使い勝手を意識した装備も充実しています。
そんなスペーシアベースですが、どのようなユーザーが興味を示しているのでしょうか。
首都圏のスズキ販売店は次のように話しています。
「スペーシアベースは昨今の車中泊やアウトドアブームなどもあり、そのような趣味をお持ちの人から問合せを頂きます。
もちろん仕事で使われることを想定したお客様からの問合せもありますが、その場合は同じ軽商用バンの『エブリイ』を検討されることが多い印象です。
スペーシアベースに関しては室内のユーティリティに関する質問も多く、どのようにして自分だけの空間にするかを意識されているお客様もおります」
また関西圏のスズキ販売店は次のように話しています。
「スペーシアベースはやはり趣味車として興味を持たれる人が多い印象です。
釣りやキャンプといったものから、気軽に車中泊旅を楽しみたいというお客様からの問合せを頂きます。わりかし中年層の男性が多いと思います」
※ ※ ※
この手の趣味性の強い軽商用バンにはホンダ「N-VAN」やダイハツ「アトレー」などもあり、近年人気を集めています。
そうした中でマルチボードという個性を持つスペーシアベースは他とは違う1台となるようです。価格は「GF(2WD)」の147万1800円から「XF(4WD)」の174万4600円です。
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