レクサスは2022年11月18日、予告されていた5代目となるミドルクラスの新型ラグジュアリー・クロスオーバーSUV「RX」を発売した。なお、レクサスはデリバリーが長期化しているため、新型RXで一般販売と抽選販売、2つの販売方法を採用することになった。
新型RXは6月に2023年型モデルとしてワールドプレミアを行なっているが、それから5ヶ月を経て、ようやく発売を迎えたことになる。
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RXは、1998年の販売当時から2022年9月末時点までの期間で約95ヶ国と地域で累計約362万台を販売し、アメリカ市場ではラグジュアリーSUVクラスでベストセラーの座を守り続けている。近年は年間10万台以上を販売するなどレクサスにとってドル箱車種となっているのだ。
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そのため、この新型RXの販売基準台数は、グローバル1万6300台/月とされ、日本はわずか700台/月の割り当て販売となり、そのため各販売店にはオーダーが可能な上限台数が事前に告知される。販売方法は各販売店ごとに異なり抽選販売になる場合もある。またレクサス本体での抽選販売は500台限定とし、公式サイトから抽選申し込みを開始し1ヵ月後に購入者が決定されることになっている。
課題となっているデリバリーは、11月18日から受注を開始し、2023年1月から納車が開始され、2023年秋ごろにかけて順次納車される予定だという。
5代目RXは、走りの進化とパフォーマンスの向上が開発の大きなテーマになった。パフォーマンスに関してはやはりアメリカ市場でのモア・パワー、キャンピンクカー牽引の余力の要望が多かったのだ。
そのため、レクサス初の「2.4L-T HEV」(2.4Lターボ+1モーター式ハイブリッド)、大出力リヤ・モーターを組み合わせたAWDシステム「DIRECT4」をRX 500h “F SPORT Performance”に採用している。
このRX 500h “F SPORT Performance”は、従来のハイブリッドモデルの動力性能を大幅に上回り、RXのイメージチェンジの牽引モデルという位置付けになっている。
なお、2.4Lターボ+1モーター式ハイブリッドは、先に発表されたクラウンと共通であり、プラットフォーム(TNGA-K改)、大舵角後輪操舵システム「Dynamic Rear Steering(DRS)」なども含め、RXとクラウンは同時共通開発されている。クラウンはこのグローバル販売台数が多い新型RXと共通のプラットフォーム、共通ユニットとすることで、開発コストを低減することができたわけだ。
メイングレードといえるRX 450h+はPHEVで、2.5L直列4気筒エンジンと従来式ハイブリッドシステム(2.5L PHEV E-Fourと呼ぶ)、容量18.1kWhのリチウムイオン駆動バッテリー、高出力リヤモーターを組み合わせて搭載。
PHEVとしてはEV走行可能距離83kmとアメリカのZEV規制をパスするに十分な距離を達成。走行モードは、EVモード、AUTO EV・HVモード、HVモード、セルフチャージモードから選択できる。
RX 350は、2.4L直列4気筒ターボエンジンと8速AT「Direct Shift-8AT」を採用。AWDは電子制御フルタイムAWDを採用。
リヤデファレンシャルに備えた電子制御湿式多板クラッチ式を採用し、前後輪の駆動力を制御する。前後駆動力は75:25~50:50まで可変配分される。なお、RX350はFFモデルも設定されている。
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せっかくスピンドルを定着させたのに、また変える。