現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > クラウンシリーズの新型「スポーツSUV」登場! エモーショナルなデザインで走りはどう? 「クラウンスポーツ」を試乗!

ここから本文です

クラウンシリーズの新型「スポーツSUV」登場! エモーショナルなデザインで走りはどう? 「クラウンスポーツ」を試乗!

掲載 更新 18
クラウンシリーズの新型「スポーツSUV」登場! エモーショナルなデザインで走りはどう? 「クラウンスポーツ」を試乗!

■「クラウンスポーツ」を公道で体感! どんな印象?

 16代目クラウンは4つのボディタイプが用意されています。これはライフスタイルの変化により、これまでの常識とは異なるニーズに対応するためです。そのキーワードは「あなたのフラッグシップ」です。
 
 実はクラウンの歴史を振り返ると、セダン以外にハードトップ(2ドア/4ドア)、ステーションワゴン、バンに加えて、ピックアップトラックなど多彩なバリエーションを誇っていました。つまり、原点回帰でもあります。
 
 今回、2022年発売された「クロスオーバー」に続いて、2023年発売された「スポーツ」と「セダン」に一般公道で試乗してきました。
 
 単なるボディ形状違いなのか、それとも独自の味付けが行なわれているのか、まずはクラウンスポーツから細かくチェックしていきます。

【画像】「えっ…!」超かっこいい! 斬新デザインのSUVを画像で見る!(60枚)

 まずはシリーズの中でも最もエモーショナルな存在であるスポーツです。

 エクステリアはクロスオーバーよりも短い全長/ホイールベース、前後オーバーハングを活かした凝縮感あるデザインで、リアフェンダー周りの立体感はポルシェ・マカンやマセラッティ・グレカーレと言ったスポーツSUVと比べたくなるくらいセクシーです。

 インテリアは基本的なデザイン・操作系はクロスオーバーと共通ですがウォームスチール加飾やカラーコーディネイトにより独自性は出ていると思いました。

 液晶メーターはクルマのキャラクターを考えると4つのテイストの中の「Sporty」が最適だと感じましたが、欲を言えばスポーツ独自のデザインが欲しかった。

 グレードは上級の「Z」のみで装備類はほぼフル装備ですが、JBLオーディオがOPでも設定がないのは、なぜでしょうか。

 フロントシートはクロスオーバーよりヒップポイントが高められているも、着座姿勢は変わりません。

 リアシートはクロスオーバーに対してホイールベース短縮(-80mm)の影響で足元スペースは犠牲になっていますが、キャラクターを考えれば十分なスペースが確保されています。

 ただシートバックが立ち気味でゆったり座る感覚ではない上にウィンドウ面積が小さく閉塞感が強くため、やはりフロントシートが特等席だなと。

■クラウンシリーズのスポーツSUV、走りはどんな感じ?

 パワートレインは2.5L+THSIIのハイブリッド(HEV)×E-Fourと2.5L+THSIIのPHEV×E-Fourの2種類を用意。ただ、PHEVは遅れて追加予定で今回はHEVのみの試乗です。

トヨタ「RAV4/ハリアー」と同じハイブリッドシステムと思いきや、バイポーラ型ニッケル水素バッテリーの採用によりシステム出力234psとなっています。

 日常域ではより積極的なEV走行と力強いハイブリッド走行を実感するも、アクセル開度が増すシーンでは濁音の多いエンジンノイズが気になってしまいます。

 恐らく、絶対的な音量はそれほど大きくないですが、音質が悪いためより耳に残ってしまうのです。

 また、かなり抑えられていますがラバーバンドフィールもスポーツには不釣り合いです。

 個人的にはクロスオーバーRSに採用される「デュアルブーストハイブリッド」をスポーツにも水平展開すべきでしょう。

 フットワークはクロスオーバーの「気負いなく高性能を味わえる」味付けに対して、「より俊敏」、「より爽快」、「よりレスポンシブ」、そして「より曲る」性格になっており、スポーツの名に恥じない性能になっています。

 実際に街中を走っていてもボディサイズ(全長4720mm×全幅1880mm×全高1565mm)よりも「小さく」、車両重量(1810kg)よりも「軽く」感じるのです。つまり、分類上はSUVですがスポーツセダンに近い走りと言えるでしょう。

 この辺りはクロスオーバーとの基本素性の違い(ホイールベースは短く、トレッドは広い)、専用サスペンションに加えてDRS(4輪操舵)のチューニング、そして1サイズ大きいタイヤ(235/45R21)、そして最近トヨタでトレンドとなりつつある除電スタビライジングシートなどの相乗効果によるものです。

 乗り心地は開発陣曰く「硬くないスポーツ」と語っていますが、もちろんクロスオーバーよりは引き締められています。

 具体的には路面からの入力が少しだけダイレクトかつショックを少しだけ早めの吸収する印象。細かい凹凸の路面だとバネ上が僅かにヒョコヒョコ動くのが気になるものの、それ以外はスポーツのキャラクターを考えれば快適性は高いレベル。

 これより上を目指すとなれば、HEVはメカニカルダンパーのみの設定していますが、AVSなどの武器が必要でしょう。

こんな記事も読まれています

カイル・ラーソンの『ザ・ダブル』は雨で完遂ならず。インディ500では予選5番手、ラップリードで爪痕
カイル・ラーソンの『ザ・ダブル』は雨で完遂ならず。インディ500では予選5番手、ラップリードで爪痕
AUTOSPORT web
運転免許証に隠されたヤバすぎる意味 次に疑われるのはあなたかも!?
運転免許証に隠されたヤバすぎる意味 次に疑われるのはあなたかも!?
ベストカーWeb
「ツーリズムとよた」の『WRC三河湖SS満喫日帰りツアー』に参加! たった6500円の参加費で大満足の豪華バスツアーの中身とは?
「ツーリズムとよた」の『WRC三河湖SS満喫日帰りツアー』に参加! たった6500円の参加費で大満足の豪華バスツアーの中身とは?
Auto Messe Web
【24’ 5/27最新】レギュラーガソリン平均価格は175.0円 2週連続の値上がり
【24’ 5/27最新】レギュラーガソリン平均価格は175.0円 2週連続の値上がり
グーネット
2024鈴鹿8耐:主催者推薦で出場権獲得の3チーム発表。EWCフル参戦組を除く42台が決定
2024鈴鹿8耐:主催者推薦で出場権獲得の3チーム発表。EWCフル参戦組を除く42台が決定
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲンがアップデートしたゴルフGTIクラブスポーツをニュルブルクリンク24時間レースの場で初披露すると予告
フォルクスワーゲンがアップデートしたゴルフGTIクラブスポーツをニュルブルクリンク24時間レースの場で初披露すると予告
カー・アンド・ドライバー
アルパイン ハイエース専用の新オーディオ製品を発売!11型大画面カーナビなど4機種
アルパイン ハイエース専用の新オーディオ製品を発売!11型大画面カーナビなど4機種
グーネット
ボルボ最新フラグシップ! EX90が完成間近 歴代で1番安全なSUV 乗り心地を最優先 試作車へ同乗
ボルボ最新フラグシップ! EX90が完成間近 歴代で1番安全なSUV 乗り心地を最優先 試作車へ同乗
AUTOCAR JAPAN
BMW「X1/iX1」 Mスポーツモデル2車種をラインナップ追加
BMW「X1/iX1」 Mスポーツモデル2車種をラインナップ追加
グーネット
DSオートモビル 「DS3」に特別仕様車 3連フルLEDヘッドライトで精悍な印象に
DSオートモビル 「DS3」に特別仕様車 3連フルLEDヘッドライトで精悍な印象に
グーネット
スバル、トヨタ、マツダの3社が電動化時代に向けた新たなエンジン開発を三社三様で宣言
スバル、トヨタ、マツダの3社が電動化時代に向けた新たなエンジン開発を三社三様で宣言
AUTOSPORT web
「なんちゃってライドシェア」のままじゃダメ! 法整備求めるデジタル相に国交相“土俵に上がらず” 対立鮮明に
「なんちゃってライドシェア」のままじゃダメ! 法整備求めるデジタル相に国交相“土俵に上がらず” 対立鮮明に
乗りものニュース
このクルマ、塗ってないんだぜ…? 車体の色、塗るから「貼る」へ転換なるか 何が問題で何がメリット?
このクルマ、塗ってないんだぜ…? 車体の色、塗るから「貼る」へ転換なるか 何が問題で何がメリット?
乗りものニュース
リスタート時に3番グリッドを取り戻したサインツ。ノリスはこの状況に「フェアじゃない」と不満/F1第8戦
リスタート時に3番グリッドを取り戻したサインツ。ノリスはこの状況に「フェアじゃない」と不満/F1第8戦
AUTOSPORT web
映画『マッドマックス:フュリオサ』の公開は5月31日! 爆音で駆け抜けるド派手な改造車やアクションをIMAXで体感せよ
映画『マッドマックス:フュリオサ』の公開は5月31日! 爆音で駆け抜けるド派手な改造車やアクションをIMAXで体感せよ
Auto Messe Web
あのマイバッハより上? メルセデス・ベンツ、新高級スポーツカー公開 新ブランド「ミトス」始動
あのマイバッハより上? メルセデス・ベンツ、新高級スポーツカー公開 新ブランド「ミトス」始動
AUTOCAR JAPAN
エンジン(内燃機関)は終わらない。あらゆる手を使って進化させる、日本のモノづくりの決意
エンジン(内燃機関)は終わらない。あらゆる手を使って進化させる、日本のモノづくりの決意
月刊自家用車WEB
信州Re:N with TOTEC、中村竜也を鈴鹿8耐の第3ライダーに起用。東村伊佐三、中村修一郎と3人で完走へ
信州Re:N with TOTEC、中村竜也を鈴鹿8耐の第3ライダーに起用。東村伊佐三、中村修一郎と3人で完走へ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

18件
  • enj********
    スポーツなのにデュアルブーストをなぜ搭載しなかっのか?
  • rav********
    多分PHEVが本命だと思うけど、クロスオーバーに搭載したDBHSをスポーツにも採用してほしかったな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

590.0765.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

510.0795.0万円

中古車を検索
クラウン(スポーツ)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

590.0765.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

510.0795.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村