2024年1月12日から開催された「東京オートサロン2024」(千葉県・幕張メッセ)に出展したmodel LM&GR garage神戸垂水のブースに、トヨタ「ヴォクシー」が展示された! 小川フミオがリポートする。
専用開発パーツを装備
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東京オートサロン2024会場のちょっと隅っこのブースだったが、クルマとしての完成度が高く、見る価値アリ! と、思ったのがモデルLMヴォクシーコンセプトだ。ヴォクシーをベースにアウトドア的な雰囲気を盛り込んだモデルである。
モデルLMとは、トヨタ自動車販売店に純正用品を納品しているサンショウ株式会社のブランドだ。2021年の「ルーミー」と同年の「ライズ」をはじめ、2023年の「ヤリス」と「ヤリスクロス」というトヨタ車ベースの特別仕様車を手がけ、まもなく「シエンタ」が発売予定とのこと。
モデルLMヴォクシーコンセプトは、ヘッドランプを含めたフロントまわりとサイドパネルを専用開発パーツに交換。くわえてシートも、専用の表皮でカバーされる。
「コンセプトはトレックギアで、トレッキングを楽しむ人に乗っていただきたいというものです。ヴォクシーにアウトドアのイメージを盛り込むことで、マーケットが開拓できるという読みから開発しました」と、コンセプトメーキングを担当したサンショウの牛田賢志は語った。
車体はブラック系の車体色のヴォクシーに、エナジーオレンジと呼称するアクセントパーツを装備。ヘッドランプはアウトドアで使う懐中電灯をイメージしてデザインしたという。
同時に前席シートバックには「ベルトストレージ」が設けられている。PPベルトを格子状に組んだもので、ペットボトルやタブレットなど、さまざまなものを挟める。実際に大変利便性が高そうな装備だ。
シートは先述のとおり、オリジナルの表皮だ。「汚れが目立たないような素材を選んでいます」と、牛田。中央がウルトラスエード(人工皮革)のような黒い素材張りで、サイドはグリーン。モデルLMシエンタなどはドイツ車を思わせるようなカラーコンビネーションだが、こちらのヴォクシーはもっとシャープだ。
参考出品車は、くわえてリヤにトランクテントをつなげていた。テーブルなどさまざまな用品を並べることで、アウトドアでの使い方を連想させて楽しい雰囲気だった。
ヴォクシーの姉妹車であるノアでも、おなじような特別仕様を考えているのか確認すると「ヴォクシーのほうがアウトドアのイメージに合っていると考え、今回はヴォクシーのみを企画しています」と、牛田は話す。
実際にはまだ発売にこぎつけていないので、詳細を語ってもらうのは時期尚早だったが、内装色などのバリエーションは設けない方向だとか。トヨタ車のパーツを手がけてきたメーカーだけに、説得力を感じさせる完成度の高い1台だった。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)
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お世辞にも、欲しいとは思わない
なんでもSUVにするな