■ギザギザパーツで運転が上手くなるテールゲートスポイラーが販売終了
現行のホンダ「シビックタイプR」は、11代目「シビック」をベースとしたスポーツモデルとしてラインナップされています。
外観はロー&ワイドを強調し、速さと美しさを兼ね備えたデザインとしたほか、冷却性能向上のためグリル開口部を拡大。
【画像】「えっ…!」これが純正アクセサリーの「羽根」です! 画像を見る(21枚)
サイドシルガーニッシュやリアスポイラーなどで空力性能を追求しながらも、リアフェンダーをボディと一体化したしたことで、流れるようなデザインに仕上げました。
エンジンは、先代モデルの2リッターVTECターボエンジンの骨格をベースに、ターボチャージャーの刷新などにより、歴代史上最強の最高出力243kW(330馬力)、最大トルク420Nmへとアップ。6速MTと組合せ、駆動方式はFF(前輪駆動)です。
2022年9月に発売されたものの、発売から約4か月後に注文が一時中止となっており、現在(2023年12月)も新規の受付が中止された状態が続いています。
その理由についてホンダは、多くの注文を受けた一方で、半導体不足や不安定な部品入荷や物流に遅延が生じて先々の生産見通しが立てづらい状況となり、すでに注文したユーザーにシビックタイプRを確実に納車するためと説明しているのですが、そんななか、純正アクセサリーとして設定されていたパーツ類の販売終了もアナウンスされました。
シビックタイプRの純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスは2023年12月21日、「テールゲートスポイラー(カーボン)」「インテリアパネル(カーボン)センターコンソールパネル部」「インテリアパネル(カーボン)ドアパネル部」の販売を終了。
商品到着に時間を要することから2023年6月に一部商品の受注を中止していたのですが、今後もこの状況が継続される見通しとなり、3商品の終了を決定したといいます。
テールゲートスポイラーは、裏面にギザギザしたノコギリ歯のような実効空力デバイスが設けられたことで、どのような路面でも安心して楽しく、そして運転が上手くなったように感じられるといい、高速域では直進安定性が増して、一体感のある乗り味を味わえるという商品です。
シビックタイプRに標準装備されるリアスポイラーはグロスブラック塗装ですが、純正アクセサリーではタイプR伝統の赤を織り交ぜたドライカーボンを採用。高いデザイン性はもちろん、標準よりも1kg軽い約2kgという軽量化も実現しました。
また、インテリアパネルも同じく赤が入ったドライカーボンを使用しており、車内をスポーティに演出するパーツとしてラインナップされました。
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