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アグレッシブとエレガンスが融合!シーンを問わず万能な走りを楽しめるBMW「M440i xDriveグラン クーペ」

掲載 更新 8
アグレッシブとエレガンスが融合!シーンを問わず万能な走りを楽しめるBMW「M440i xDriveグラン クーペ」

現在のBMWのラインナップにおいて、1/3/5/7の奇数シリーズがセダンやワゴン、SUVの本流とするならば、派生車種の流れにあるのが2/4/6/8シリーズである。後者は特に流麗なクーペボディを主体とした、よりパーソナルで華のあるモデル群と言えるだろう。その主軸として据えられる4シリーズの高性能モデル「M440i xDriveグラン クーペ」を試した。

走りのパフォーマンスやユーティリティを含めたバランスのよさに目を見張る

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 BMWにおける4シリーズは現在、2ドア・クーペ/カブリオレに加えて4ドアのグラン クーペが用意される。最近ではこのEV仕様であるi4も仲間に加わったことが話題になっているが、今回注目したのはガソリン仕様のM440i xDriveグラン クーペである。4シリーズにはサーキット走行もこなせるスポーツ性を磨き上げたM4が用意されており、そのパフォーマンスをストリートユースに合わせたのがM440i xDriveグラン クーペだ。エンジンにはBMW伝統の3ℓ直列6気筒ツインスクロール・ターボを搭載し、4WDの駆動方式を組み合わせた4シリーズの実質的なトップモデルといえるだろう。

 2020年にフルモデルチェンジを果たし2代目に生まれ変わった4シリーズは、特にその大きなキドニーグリルに注目が集まるが、一度試してみるとその走りのパフォーマンスやユーティリティを含めたバランスのよさに目を見張ってしまうこととなる。

 4シリーズ・グラン クーペのボディは現行3シリーズ・セダンよりも長く、広く、背が高く、ひと昔前の5シリーズ並みのサイズを誇ることもあって、居住性の高さは十分以上。加えてリアウィンドー一体型のハッチゲートを備えるため、開口部の広い荷室の使い勝手の良さは3シリーズをしのぐほど。そのうえで流麗なクーペスタイルを実現できているのだから、造りの巧さはさすがというよりほかない。

 そんな高い実用性とともに感心するのは、動的性能が抜群のバランスのうえに成り立っているところだ。M440i xDriveグラン クーペが積む3ℓ直6ツインスクロール・ターボは、ベーシックな420iの2ℓ直4ターボに対して倍以上の最高出力と500Nmという強大なトルクを誇るおかげで、1.8トン超の車重をものともしない力強さに溢れている。スロットル操作に対する応答性は鋭く、高回転域までストレスなく回るBMW謹製のストレートシックス・ユニットの気持ちよさが存分に味わえた。加えて長いホイールベースがもたらす高い直進性や、路面状況に応じた減衰特性を発揮してくれる電子制御式アダプティブダンパーのおかげで、しっとりとした乗り心地が味わえるのも嬉しい。ドライビングモードをスポーツに設定すれば姿勢変化を抑えたダンピングとなり、BMWらしい敏捷性に溢れたハンドリングも楽しめるのだから脱帽するよりほかない。どんなシーンでもスマートに振る舞える実力の高さは3シリーズ以上にも感じられ、BMWの美味しいところがぎゅっと凝縮されたのがM440i xDriveグラン クーペだ。大人の余裕さえも感じさせるそのキャラクターは、長く付き合える格好の相棒となってくれるはずである。

グラン クーペは4ドア・クーペの基本スタイルにハッチゲートを備えたファストバックスタイルを採る。クーペ作りの巧さに定評のあるBMWのモデルだけに、スタイリングのバランスは絶妙にまとまっている。特徴的なフロントグリルも、落ち着いたボディカラーと相まって意外とマッチしているように見えた。

インパネ周りは基本的に3シリーズらと共通の機能的ですっきりとしたレイアウト。パーソナルなクーペらしくもう少し華があってもいいとは思うが、空調を始めとする快適装備やインフォテインメント系、先進運転支援システムなどの機能は充実しており、使い勝手に不満はない。

サイドサポートの張り出しが大きく、乗員の着座姿勢をしっかりと保持してくれる写真のMスポーツシートはオプション装着品。

リアウィンドー一体型のテールゲートを開ければ、470ℓの容量を確保したラゲッジルームが現れる。後席を前倒しすれば1290ℓまで拡大でき、開口部が広いこともあって長尺物の出し入れもしやすい。

BMW伝統の直列6気筒エンジンは、高回転域まで軽やかかつスムーズに吹け上がる気持ちよさがあるのが真骨頂。ブレーキエネルギー回生システムやアイドリングストップなどの燃費対策は行われるものの、WLTCモード燃費は10.8km/ℓに留まる。

ワイド&ローの迫力あるデザインが特徴のリアビュー。前後ライトともフルLEDテクノロジーを採用し、視認性や安全性が高められている。

BMW M440i xDrive グラン クーペ

ボディサイズ:全長×全幅×全高:4,785×1,850×1,450mm
車両重量:1,840kg
駆動方式:4WD
エンジン:2,997cc 直列6気筒ツインスクロール・ターボ
最高出力:285kW(387PS)/5,800rpm
最大トルク:500Nm(51.0kgm)/1,800~5,000rpm
価格:¥10,050,000

問い合わせ先:BMW
TEL:0120-269-437

TEXT:桐畑恒治(AQ編集部)
PHOTO:尾形和美

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みんなのコメント

8件
  • インパクトはあるけど昔ほどのBMW然としたカッコ良さが無い
    韓国人デザイナーが手腕を発揮したという新たなキドニーは残念だなー
  • M4しか見かけないな。特別感あるからまあ、このグリルでも良いかって感じだけど、走りも陳腐な420は恥ずかしいな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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