ルノー・日産の意向受けて?
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
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translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
フィナンシャル・タイムズ紙によると、三菱自動車はルノーや日産との協議を経て、欧州撤退の決定を覆そうとしているという。
三菱は昨年7月、収益性の高いアジア市場へのシフトのため、欧州市場への新型車投入を停止した。「スモール・バット・ビューティフル」という指針に基づき、2年間で固定費を20%削減し、「低利益事業の縮小による営業利益の改善」を計画していた。
現在、フィナンシャル・タイムズ紙は内部関係者の話として、三菱が欧州市場向けモデルの生産をフランスのルノー工場にシフトする可能性があると報じている。
ルノー・日産・三菱の3社は2月22日、予備的な合意に達したとされ、最終決定は2月25日の三菱の取締役会で行われる予定だ。同紙の情報筋によると、今回の合意は「まだ決裂する可能性がある」としており、この件に関するアライアンスの話し合いは「不和的」と表現されている。
三菱(日産が34%、ルノーが43%の株式を保有)の幹部は、フランスの政治がアライアンスの戦略に影響を及ぼすことを望んでいないと言われており、雇用を維持するために同政府(ルノーの15%を所有)からの圧力に負けたとの非難に直面する可能性がある。
三菱の広報担当者は英AUTOCAR編集部に対し、この憶測についてコメントすることはないと語ったが、その後別の担当者がSNS上で次のように述べている。
「この件についてはコメントしませんが、年末までにアフターセールスのみの事業に移行する三菱の計画は変わっていないということは言えます」
これは、欧州での再スタートはまだ可能だが、英国市場は対象外である可能性が高いことを示唆している。
三菱が英国で再スタートするかどうかは、同社の英国販売ネットワークであるコルト・カー・カンパニーの生命線となるだろう。一部の販売店はすでにアフターセールスのみの事業に移行する準備を始めているが、フィナンシャル・タイムズ紙によると自社の店舗を売却している販売店もあるという。
欧州で再スタートを目指すのであれば、新型アウトランダーが導入される可能性が高い。アウトランダーのプラグイン・ハイブリッド仕様は、欧州で最も人気のあるPHEVの1つであり、最新型は三菱がライバルに奪われた地位を取り戻すのに貢献できるかもしれない。
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みんなのコメント
図体がでかく小回りが効かない会社というイメージ。
三菱は小さくなってしまった分、
勢いが出やすい。もともと半端ない技術力だし、
頼みの綱になってしまいそう。
個人的にはアライアンス早く抜けて欲しい。
日産に技術奪われてないのかしら。