現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日本のワゴンといえば永久に「レガシィ」がナンバーワン! 偉大すぎる歴代モデルを一気に振り返ってみた

ここから本文です

日本のワゴンといえば永久に「レガシィ」がナンバーワン! 偉大すぎる歴代モデルを一気に振り返ってみた

掲載 49
日本のワゴンといえば永久に「レガシィ」がナンバーワン! 偉大すぎる歴代モデルを一気に振り返ってみた

 この記事をまとめると

■スバル・レガシィツーリングワゴンは国内市場にワゴンブームを巻き起こした

SUVより走りは有利! 積載力も圧倒的! 最強ジャンル「バカッ速ステーションワゴン」5選

■日本では5世代にわたって展開された

■現在、レガシィツーリングワゴンの立ち位置はレヴォーグに譲る形となった

 ワゴン革命を起こした名車「レガシィツーリングワゴン」

 現在、日本国内ではSUVに押されてやや元気のないジャンルとなってしまったステーションワゴンだが、1990年代には一世を風靡したこともあった。

 その火付け役となったのが1989年に登場した初代レガシィツーリングワゴンだ。今回はそんなステーションワゴン人気の火付け役、レガシィツーリングワゴンの歴史を振り返ってみたい。

 1989年2月に販売を開始した初代レガシィツーリングワゴンは、一新したプラットフォームや新開発のEJ系水平対向エンジンを搭載したオールニューモデルとして登場。なかでも同年10月に追加された「GT」は200馬力を発生させる俊足ステーションワゴンとして人気を博し、他メーカーからも多くのフォロワーを生むこととなった。

 1993年10月に2代目に進化したレガシィツーリングワゴンは、大人気となった初代のコンセプトを引き継ぎつつもホイールベースを拡大。その一方でボディサイズは5ナンバーサイズをキープした。

 ターボモデルは2ステージ・ツインターボを採用し、マイナーチェンジ後に登場した「GT-B」のMT車は当時の自主規制値いっぱいの280馬力を達成。これは2リッターモデルとしては初めての快挙となっていた。1995年8月には2.5リッターモデルをベースに200mmを誇る最低地上高や大型フォグランプを備えたバンパーなどを採用したSUVテイストを持つ「グランドワゴン」を追加し、のちのアウトバックの基となっている。

 1998年6月に登場した3代目モデルはボディサイズを5ナンバー枠いっぱいまで広げ、先代まで存在していた前輪駆動モデルを廃止し、全車フルタイム4WDへと移行。リヤサスペンションをマルチリンク式に改めるなど大きく進化を果たす。

 先代の途中でグランドワゴンから改名した「ランカスター」には、1999年9月に現在のアイサイトの原形となる「ADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)」搭載車を設定し、2000年5月には久々の水平対向6気筒エンジンを搭載した「ランカスター6」を追加。この6気筒エンジンは2002年1月にツーリングワゴンとセダンにも遅れて搭載されることになった。

 常に革新的な進化を続けてきた名ワゴンだった

 続く4代目モデルは2003年5月に登場。海外での需要の高まりもあってついに3ナンバーボディとなったことで、伸びやかでプレミアム感溢れるデザインとなり、9月には6気筒の3リッターモデルが、10月にはランカスターからグローバルネームの「アウトバック」となったクロスオーバーモデルが順次追加されている。

 2004年10月には3リッターモデルのスポーティ版「3.0R spec.B」が追加され、レガシィツーリングワゴンのカタログモデルとしては初の6速MTを設定する(のちに2リッターターボモデルにも追加)。

 2006年5月のマイナーチェンジでは一部グレードにスイッチ操作で異なるエンジンキャラクターを楽しむことができる「SI-DRIVE」を採用し、モデル末期の2008年5月にはアイサイト搭載グレードも設定されている。

 2009年5月に登場した5代目モデルはすでに主力販売国となっていた北米からの要望もあってボディサイズが一気に大型化。それに伴って従来型まで存在していた2リッターモデルは消滅し、2.5リッターが最小排気量となった(2012年5月に直噴ターボの2リッターモデルが復活する)。直列6気筒モデルはアウトバックにのみ残り、こちらも3リッターから3.6リッターへと排気量が拡大されている。

 トランスミッションもこの世代からメインはリニアトロニックと呼ばれるCVTとなり、2.5リッターターボモデルにのみ、6速MTと5速ATが用意されていたが、どちらもモデル途中で姿を消してしまった。

 そして、2014年10月にレガシィ自体は6代目にフルモデルチェンジを果たすが、ステーションワゴンボディを持つのはアウトバックのみとなり、ツーリングワゴンの実質的な後継車種は2014年6月に登場している「レヴォーグ」となった。

 このように一時期は圧倒的な人気を誇っていたレガシィツーリングワゴンだが、時代の流れとともにクロスオーバーSUVのアウトバックのみとなってしまったのはまさに栄枯盛衰といったところ。

 とはいえ後継車種のレヴォーグは堅調な販売を維持しているし、輸入ステーションワゴンも安定した人気を誇っていることからも、再びステーションワゴンブームが来る可能性もゼロではないかもしれない。

こんな記事も読まれています

信号待ちでふと気づいた! なんでクルマのフロントガラスには黒い点々が付いてるん?
信号待ちでふと気づいた! なんでクルマのフロントガラスには黒い点々が付いてるん?
ベストカーWeb
たしか最後のマークIIの兄弟よね? 不思議顔のヴェロッサって中途半端じゃない??
たしか最後のマークIIの兄弟よね? 不思議顔のヴェロッサって中途半端じゃない??
ベストカーWeb
GTWCアジア:ANR with VSRがジャパンカップ開幕戦のSUGOにスポット参戦へ
GTWCアジア:ANR with VSRがジャパンカップ開幕戦のSUGOにスポット参戦へ
AUTOSPORT web
ええ、カワイイのにターボだけ!? アルトCってただのミラジーノ対抗じゃない感がスゴい!!!!!!!
ええ、カワイイのにターボだけ!? アルトCってただのミラジーノ対抗じゃない感がスゴい!!!!!!!
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」開催決定 新しい事業つくるビジネスイベントに
「ジャパンモビリティショー2024」開催決定 新しい事業つくるビジネスイベントに
グーネット
アウディ A4/A5シリーズに“傑作”うたう2つの特別仕様車 インテリアの質感アップ
アウディ A4/A5シリーズに“傑作”うたう2つの特別仕様車 インテリアの質感アップ
グーネット
SUBARUサンバーを快走仕様!「誰もやらないスピーカー修復」2
SUBARUサンバーを快走仕様!「誰もやらないスピーカー修復」2
グーネット
小さいことに価値があるGLAのベストバイがコレ!【メルセデス・ベンツ GLA】
小さいことに価値があるGLAのベストバイがコレ!【メルセデス・ベンツ GLA】
グーネット
昭和世代じゃなきゃ理解不可能!? マツダがこだわる[ロータリーエンジン]って何がそんなにスゴい?
昭和世代じゃなきゃ理解不可能!? マツダがこだわる[ロータリーエンジン]って何がそんなにスゴい?
ベストカーWeb
新型[コスモスポーツ]復活!! 特許庁に出願されたから市販化秒読み!? しかもリトラクタブルも続行
新型[コスモスポーツ]復活!! 特許庁に出願されたから市販化秒読み!? しかもリトラクタブルも続行
ベストカーWeb
彼女のマツダ「RX-7」は175台限定の「タイプRZ」でした! ドレスデザイナーがFD3Sを選んだ理由と愛車に巡り合ったストーリーとは
彼女のマツダ「RX-7」は175台限定の「タイプRZ」でした! ドレスデザイナーがFD3Sを選んだ理由と愛車に巡り合ったストーリーとは
Auto Messe Web
鉄人リードのル・マン連続出場途切れる。ドライバー変更のプロトン、マスタング3台目のカラーリングを公開
鉄人リードのル・マン連続出場途切れる。ドライバー変更のプロトン、マスタング3台目のカラーリングを公開
AUTOSPORT web
中国GP以降伸び悩むセルジオ・ペレス。契約更新の保留が大きなプレッシャーに
中国GP以降伸び悩むセルジオ・ペレス。契約更新の保留が大きなプレッシャーに
AUTOSPORT web
ハイブリッドでクラシックな「アメリカン」 ジープ・グランドチェロキー 4xeへ試乗 悪路性能は圧巻
ハイブリッドでクラシックな「アメリカン」 ジープ・グランドチェロキー 4xeへ試乗 悪路性能は圧巻
AUTOCAR JAPAN
人はなぜ「◯◯界のロールス・ロイス」を目指すのか? 最高であり文化の香り漂うのは「ベル・エポック」という豊かな時代に誕生したから!?
人はなぜ「◯◯界のロールス・ロイス」を目指すのか? 最高であり文化の香り漂うのは「ベル・エポック」という豊かな時代に誕生したから!?
Auto Messe Web
フォード・マスタング躍進。チャズ・モスタート&キャメロン・ウォーターズが今季初勝利/RSC第4戦
フォード・マスタング躍進。チャズ・モスタート&キャメロン・ウォーターズが今季初勝利/RSC第4戦
AUTOSPORT web
2024スーパーGT第3戦鈴鹿のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
2024スーパーGT第3戦鈴鹿のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
AUTOSPORT web
ふたつの心臓を持つ猛牛!ウルスにプラグインHVが登場【ランボルギーニ ウルスSE】
ふたつの心臓を持つ猛牛!ウルスにプラグインHVが登場【ランボルギーニ ウルスSE】
グーネット

みんなのコメント

49件
  • 4代目の前期型が最高にカッコよかった。
    今も走ってるのを見ると、目で追ってしまう。
  • BG GT-Bには10年乗った。
    最高の車でした!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

259.2374.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.8470.0万円

中古車を検索
レガシィツーリングワゴンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

259.2374.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.8470.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村