現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【試乗】BMW Z4 sDrive20i │ ただの廉価グレードではない、直4だからこその軽快な乗り味!

ここから本文です

【試乗】BMW Z4 sDrive20i │ ただの廉価グレードではない、直4だからこその軽快な乗り味!

掲載 更新 25
【試乗】BMW Z4 sDrive20i │ ただの廉価グレードではない、直4だからこその軽快な乗り味!

辛口より中辛、少し穏やかなZ4

BMW Z4は3L直6エンジンを積んだM40iと2L直4エンジンを積んだsDrive20i系の2本立て。このうち、導入当初はM40iしか広報車がなかったが、ようやくZ4 sDrive20i M Sportにも試乗できるようになったとのことなので、喜び勇んで箱根までドライブ、いやテストに出かけてきた。

カーセンサーEDGE.netはこちら

「そんなこといっても、sDrive20iは廉価モデル。M40iほどの魅力はないんでしょ?」なんて声がどこからか聞こえてきそうだが、それは大きな間違い。sDrive20iはM40iにない特徴を備えていた。その点を中心にリポートしよう。

たしかに上級グレードのM40iはハイパフォーマンスだ。340psを生み出す直6エンジンは、かつて「絹のように滑らか」と称されたとおり回転フィールが驚くほどスムーズ。回っているだけで気持ちがいいエンジンなんて、そうそうない。

でも、ワインディングを走るだけならいいけれど、市街地を流すにはM40iの足回りはやや硬すぎる。同じ理由から、路面が波打った荒れた道でを攻めると、ステアリングを小刻みにとられる傾向が現れて、ちょっと落ち着かない。「Z4の魅力はわかるけれど、もうちょっと穏やかなキャラクターの方が好み」 M40iに試乗した後、そう感じたのを覚えている。

Z4 sDrive20i M Sportは、そんな私の期待に応えてくれるモデルだった。

まず驚いたのは、M40iの登場から1年少々を経て、オープン2シーター・ボディの剛性感が向上していたこと。ご存じのとおりZ4はオーストリアのマグナシュタイヤーで生産されるが、職人たちによる手作業が少なくないせいか、彼らの習熟度によって仕上がりに微妙な変化が生まれるらしい。Z4を買うなら、どうやらいまが“旬”のようだ。  乗り心地は期待どおりM40iよりもソフト。それも明確な差がある。これだったら市街地走行も苦にならないだろう。

直4エンジンの最高出力は197psだが、1490kgのボディにはこれで十分以上。4気筒だからといって回り方が雑になるわけではないし、箱根のワインディングロードでもまったく不満のない走りを披露してくれた。

しなやかな足回りのおかげで、市街地はもちろんワインディングロードでの走りも安定していた。さすがに本気で攻めるとM40iに似たクセが顔を出すけれど、さらっと峠を楽しむ程度ならこれで十分。いや、こちらの方が断然好みだ。

価格はM40iより173万円お安い682万円。もしもアナタが「限界コーナリング命」でないのなら、Z4 sDrive20i M Sportをより強くオススメする。 文/大谷達也、写真/茂呂幸正【試乗車 諸元・スペック表】●sドライブ 20i Mスポーツ型式3BA-HF20最小回転半径5.2m駆動方式FR全長×全幅×全高4.34m×1.87m×1.31mドア数2ホイールベース2.47mミッション8AT前トレッド/後トレッド1.62m/1.61mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量1490kgシート列数1最大積載量-kg乗車定員2名車両総重量1600kgミッション位置フロア最低地上高0.12mマニュアルモード◯  標準色アルピン・ホワイトIIIオプション色ブラック・サファイアメタリック、サンフランシスコ・レッドメタリック、ミサノ・ブルーメタリック掲載コメント-型式3BA-HF20駆動方式FRドア数2ミッション8ATAI-SHIFT-4WS-標準色アルピン・ホワイトIIIオプション色ブラック・サファイアメタリック、サンフランシスコ・レッドメタリック、ミサノ・ブルーメタリックシート列数1乗車定員2名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.2m全長×全幅×全高4.34m×1.87m×1.31mホイールベース2.47m前トレッド/後トレッド1.62m/1.61m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量1490kg最大積載量-kg車両総重量1600kg最低地上高0.12m掲載用コメント-エンジン型式B48B20B環境対策エンジン-種類直列4気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量52リットル可変気筒装置-燃費(JC08モード)14.9km/L総排気量1998cc燃費(WLTCモード)12.6km/L└市街地:8.3km/L└郊外:13.4km/L└高速:15.7km/L燃費基準達成H27年度燃費基準達成車最高出力197ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm320(32.6)/4200エンジン型式B48B20B種類直列4気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量1998cc最高出力197ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm320(32.6)/4200環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量52リットル燃費(JC08モード)14.9km/L燃費(WLTCモード)12.6km/L└市街地:8.3km/L└郊外: 13.4km/L└高速: 15.7km/L燃費基準達成H27年度燃費基準 達成車

BMW Z4の中古車はこちらカーセンサーEDGE.netはこちら

関連タグ

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

強く、バランスよく。TEAM KUNIMITSUのウェア、グッズデザインのポイントを小島一浩監督兼デザイナーが語る
強く、バランスよく。TEAM KUNIMITSUのウェア、グッズデザインのポイントを小島一浩監督兼デザイナーが語る
AUTOSPORT web
静岡の大動脈“国道1号BP”ボトルネック解消へ! 新東名‐島田市街を結ぶ「新大井川橋」2024年度に4車線化
静岡の大動脈“国道1号BP”ボトルネック解消へ! 新東名‐島田市街を結ぶ「新大井川橋」2024年度に4車線化
乗りものニュース
F1、ジャンプスタートの取り締まりを強化。完全センサー次第だったルールを微調整
F1、ジャンプスタートの取り締まりを強化。完全センサー次第だったルールを微調整
motorsport.com 日本版
“約1年”ぶり顔面刷新! 三菱「新型コンパクトSUV」初公開! タフ顔進化の“RVR後継機”「ASX」日本導入は?
“約1年”ぶり顔面刷新! 三菱「新型コンパクトSUV」初公開! タフ顔進化の“RVR後継機”「ASX」日本導入は?
くるまのニュース
BMW『M3 CSツーリング』はさらに顔が変わる!? スーパーワゴンの頂点、限定台数はどうなる
BMW『M3 CSツーリング』はさらに顔が変わる!? スーパーワゴンの頂点、限定台数はどうなる
レスポンス
ジゴワッツが急速充電器「DC120K」の販売を開始
ジゴワッツが急速充電器「DC120K」の販売を開始
レスポンス
ヒョンデが先進技術を搭載したハイパフォーマンスEV「IONIQ 5 N」を6月5日より発売
ヒョンデが先進技術を搭載したハイパフォーマンスEV「IONIQ 5 N」を6月5日より発売
@DIME
スーパーGTの経験も活きたELMSデビューウイン。ケルンに猫カフェ発見【宮田莉朋“三刀流“コラムLAP 4】
スーパーGTの経験も活きたELMSデビューウイン。ケルンに猫カフェ発見【宮田莉朋“三刀流“コラムLAP 4】
AUTOSPORT web
レクサス LM【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
レクサス LM【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【ファイヤー!】1,365馬力では物足りない?エンジンチューンナップで大失敗「BMW M4」ドラッグレーサーが煙に覆われる・・・
【ファイヤー!】1,365馬力では物足りない?エンジンチューンナップで大失敗「BMW M4」ドラッグレーサーが煙に覆われる・・・
AutoBild Japan
【利便性向上と選択肢拡大】 2025年モデル発表のランドローバー・ディスカバリー・スポーツ 新グレード導入
【利便性向上と選択肢拡大】 2025年モデル発表のランドローバー・ディスカバリー・スポーツ 新グレード導入
AUTOCAR JAPAN
ブラックでコーディネートされた「焚き火台4点セット」が MOMTAG から発売!
ブラックでコーディネートされた「焚き火台4点セット」が MOMTAG から発売!
バイクブロス
車中泊に最適&最強! 日産の「巨大ベッド搭載車」が完成度高すぎ! 「キャラバン マイルーム」何がスゴい?
車中泊に最適&最強! 日産の「巨大ベッド搭載車」が完成度高すぎ! 「キャラバン マイルーム」何がスゴい?
くるまのニュース
日本でドゥカティの世界にどっぷり浸かる1DAYイベント『DUCATI DAY 2024』開催
日本でドゥカティの世界にどっぷり浸かる1DAYイベント『DUCATI DAY 2024』開催
バイクのニュース
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
くるくら
PHEVモデル促進へ レンジローバー・イヴォーク2025年モデル発表 価格改定とオプション見直し
PHEVモデル促進へ レンジローバー・イヴォーク2025年モデル発表 価格改定とオプション見直し
AUTOCAR JAPAN
先代からはデザインを一新!! 7代目セリカは中古平均価格80万円も190馬力って十分すぎない???
先代からはデザインを一新!! 7代目セリカは中古平均価格80万円も190馬力って十分すぎない???
ベストカーWeb
ベントレー最後のW12!「バカラル」「バトゥール」に続く第3の特別仕様車のディザー映像を公開! 5月7日の正式発表が待ち遠しい
ベントレー最後のW12!「バカラル」「バトゥール」に続く第3の特別仕様車のディザー映像を公開! 5月7日の正式発表が待ち遠しい
Auto Messe Web

みんなのコメント

25件
  • 2リッター直4の廉価版が684万円で、よくもまあ「お安い」なんて言えるもんだねえ、、、
  • 現行モデル20iのユーザーです。パワーは全く不足ありません。ていうか、高速で楽しくなって踏み込むとあっという間に時速100マイルに到達する勢いなので注意が必要です。サーキットにでも持ち込まない限りこちらで十分だと思います。

    セットオプションの19インチ 可変ダンパー 大径ブレーキはコスパも良く格好いいので付けることをお勧めします。

    3代続けてZ4を乗り継いできましたが、歴代で最も乗り心地が良く快適で楽しい車に仕上がっています。オープンにしてはトランクも広く実用性も高いです。ただナビは先代の方が使いやすかったですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

760.0912.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

31.0738.0万円

中古車を検索
Z4 ロードスターの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

760.0912.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

31.0738.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村