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メルセデス・ベンツEQAがマイナーチェンジ。新バッテリーを搭載して航続距離をアップ

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メルセデス・ベンツEQAがマイナーチェンジ。新バッテリーを搭載して航続距離をアップ

 メルセデス・ベンツ日本は2024年4月11日、100%電動コンパクトSUV「EQA」の一部改良を実施し、同日より発売した。車種展開はEQA250+の1グレード構成で、価格は771万円に設定。パッケージオプションとしてAMGライン(55万円)、AMGレザーエクスクルーシブパッケージ(AMGラインとの同時装着が必要で19万円)、アドバンスドパッケージ(34万円)を用意している。

 今回の改良は、新バッテリーの搭載および航続距離の延長を果たしたことが最大の特徴である。

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 押出成形のフレーム内に収めてフロントアクスルとリアアクスルの間のフロア下に配置する新しい駆動用リチウムイオンバッテリーは、総電力量を従来の66.5kWhから70.5kWhへとアップ。パワートレインはセッティングを見直した電動モーター(最高出力140kW/3550~7000rpm、最大トルク385Nm/0~3550rpm)をフロントアクスルに搭載して前輪を駆動する。一充電航続距離はWLTCモードで従来の422kmから591kmへと大幅に伸長した。さらに、車体へのモーターの搭載方法を工夫し、モーターからの振動や騒音が車内に伝わらないよう配慮して静粛性をより高めている。

 充電に関しては、6.0kWまでの交流普通充電と100kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応したシステムを採用する。急速充電では、電池残量10%から80%までCHAdeMO充電器にて約50分で充電。自宅などでの普通充電では、メルセデス・ベンツの提供する充電用ウォールユニット(定格30A/6kWタイプ)であれば約11時間50分でフル充電できる。また、車外へ電力を供給できる給電機能(V2H/V2L)も装備した。

 シャシー面については、長距離走行でも疲労の少ない高度な快適性と、思いのままのハンドリングを実現するローワードコンフォートサスペンションを標準装備。AMGラインパッケージ装着車には、走行状況に合わせて減衰力を自動調整する電子制御ダンパーを組み込んだアダプティブダンピングシステム付サスペンションを採用した。

 エクステリアに関しては、従来と同様にメルセデス・ベンツのデザインの基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」をコンパクトSUVのなかでさらに突き詰め、シンプルかつシームレスで、すべてが1つの塊に溶け合ったような先進フォルムを創出する。また、一部ディテールの見直しも図り、立体的なスターパターンをあしらった新デザインのフロントグリルや、よりスタイリッシュになった新造形のフロントバンパー、内部のアレンジを変えた新リアコンビネーションランプなどを採用して、先進性と存在感をいっそう高めた。さらに、AMGラインパッケージ装着車はホイールアーチをブラックからボディ同色に刷新し、 より洗練されたルックスを実現する。ボディカラーについては、新色としてハイテックシルバー、スペクトラルブルー、パタゴニアレッドをラインアップに加えた。

 内包するインテリアは、より直感的な操作が可能な3本ツインスポーク本革巻きステアリングを装備したことがトピック。ナビゲーションおよびインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性を有し、さらに従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用する。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくてもドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上させた。また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリア造形に仕立てる。さらに、夜間走行時に無数のスリーポインテッドスターを助手席前部のインテリアトリムに浮かび上がらせるスターパターンインテリアトリム(バックライト付)を標準で装備した。

 シートについては、レザーARTICO/ファブリックシートを標準で、レザーARTICO/MICROCUTシートと本革シートをオプションで採用。前席はコンフォートシートを標準で、スポーツシートをオプションで設定する。機能装備の拡充も図り、第2世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」および10.25インチメディアディスプレイやMBUX AR(Augmented Reality=拡張現実)ナビゲーションを標準で装備。また、MBUXインテリア・アシスタント、ヘッドアップディスプレイ、Burmesterサラウンドサウンドシステムなどをオプションで設定している。

 セーフティ機構の強化にも抜かりはない。従来の運転支援機能(レーダーセーフティパッケージ)に代わって、国際的な規格(UN-ECE R152)に準拠した新世代の運転支援機能「ドライビングアシスタンスパッケージ」を採用。また、初めて電気自動車を保有するユーザーの不安解消につなげる安心のプログラム「EQケア」と充電サービス「Mercedes me Charge」を設定した。

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THE EV TIMES

みんなのコメント

2件
  • mit********
    バッテリーや航続距離なんて大した問題ではない。何で、安全にかかわる基本機能であるトルクの出方や、回生ブレーキの改善の方を報道しないの?私、乗って気になった点が見事に改善されたと感心したのに。
  • ivq********
    LEXUS
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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