暑さだけじゃない、紫外線対策を忘れずに!
1年を通して降り注いでいる紫外線は、対策をしないとメラニン色素によってシミの原因になるだけではなく、しわやたるみといった老化にも影響を及ぼします。屋外での活動が増える春~夏はとくに日差しがキツくなり、紫外線量も増えるので要注意です。 しっかりと全身対策してから出かけましょう。
とくに自転車に乗って風を切って涼しいと感じていても、体が浴びる紫外線に変わりはありません。日焼け対策に有効な術を紹介します。
まずは定番の日焼け止め。手や顔はきっちり塗っていても、耳や首の後ろ、足の甲など忘れていませんか? 自転車に乗っているときにも日に当たりやすい部分なので気を付けたいところです。
日焼け止め選びにもポイントがあります。パッケージに表示されている「SPF」に注目してみましょう。SPFとは「肌に炎症を起こす紫外線(UVB)」に対する防止効果を示す値です。数値が大きいほど高い効果があり、活動場所や時間などを考慮して選ぶと良いでしょう。
買い物や登下校など短時間の走行であればSPF10~30のもので十分な効果がありますが、終日サイクリングを楽しむような場合にはSPF30~50のものを選ぶなど、シーンに応じて使い分けます。
また、「+」で表示される「PA」は、「肌を黒くする紫外線(UVA)」に対する効果を示すものです。「+」の数が多いほど防ぐ力が高くなります。
ただ、いずれのものを使ったとしても、汗で流れてしまうと効果がなくなってしまうので、長時間自転車に乗る場合は2~3時間に1回程度は塗りなおしたほうが良さそうです。塗り直しが困難な場合はウォータープルーフタイプのものを使うとベターです。
日焼け止めに加えて、布で体を覆ってしまう方法もあります。手の甲まですっぽり覆ってくれるアームカバーはもちろん、上級者向けにはより手指にフィットするグローブもあります。
顔の日焼けが気になる場合は、目元以外を完全に覆うフェイスカバーが優れモノ。キャップと一体型になった商品もあり、絶対に日焼けしたくない人にはオススメです。
サンダルを履いたときなど意外と気になるのが足の甲です。サンダル用のソックスや、足の甲を覆うトレンカを着用すると、足の日焼け対策になります。
自転車専用のアイテムとしては、UVカット機能のヘルメットがあります。2023年から自転車利用者はヘルメットの着用が努力義務化されましたが、「まだヘルメットを購入していない」という人は、夏の到来を前に取り入れてみてはいかがでしょうか。
つばのついたキャップタイプなど、一見ヘルメットには見えないようなファッショナブルなアイテムや、冷感素材やメッシュタイプなどバリエーションも豊富です。安全性が保たれるだけでなく、頭髪の日焼け対策にもなるので、このタイミングで検討しても良いでしょう。
短時間の走行や曇りの日などはおろそかになりがちな日焼け対策ですが、紫外線はどんなときにも降り注ぎ、肌にダメージを与えていきます。お出かけ前の日焼け対策、日課にしたいところです。
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