2023年11月14日(現地時間)、ステランティスグループはフルエレクトリックのコンパクトSUVとして誕生した「ジープ アベンジャー」に、1.2Lマイルド ハイブリッド (MHEV) と限定仕様の1.2Lターボを設定し、英国市場で販売を開始することになった。1.2L MHEVは12月より注文受付開始、デリバリーは2024 年第2四半期からとなるという。
フルBEVの成功をうけて、ラインナップを拡大
2022年10月のパリオートサロンでワールドプレミアされた「ジープ アベンジャー」は、フルBEVのコンパクトSUVとして登場した。イタリアで開発され、ポーランドのティヒ工場で生産されるなど、ヨーロッパ市場を意識したモデルで、欧州のジャーナリストからの評価も高く、2023年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
ボディサイズは全長4.08m、全幅1.78m、全高1.53m、ホイールベース2.56mと、レネゲートよりもコンパクトで、欧州市場のニーズを見据えているのはここからも明らかだ。
そんな「ジープ アベンジャー」に、今回、1.2L マイルド ハイブリッド (MHEV) ガソリンエンジンとモーターを内蔵した6速 e-DCS6 デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた「e ハイブリッド」が設定されて話題となっている。また同時に、3気筒1.2Lガソリンターボエンジンを搭載した「アルティチュード プラス」も限定車として設定されている。アベンジャーはフルBEV専用車と言われていたが、そうではなかったということだ。
プラグインハイブリッド「4xe」とはまた異なる電動化
アベンジャーシリーズに追加設定された「e ハイブリッド」は、最高出力100psの3気筒1.2Lガソリンターボエンジン、48 ボルトのリチウムイオン バッテリー、革新的な6速デュアルクラッチ電動ギアボックスで構成。このギアボックスには 21kW の電気モーター、インバーター、トランスミッション ユニットが収容されていて、これらが連携してパワーユニットを制御する。
モーターのアシストにより低速域のトルクが増強され、発進後、シームレスにエンジン駆動に移行する。減速時や回生ブレーキによるエネルギー回収も高められ、最適な燃料効率を実現するように設計されたエンジンもあって、内燃機関のみと比較して CO2排出量を最大 15% 削減することに成功したという。
グランドチェロキーなどに導入されているプラグインハイブリッド「4xe」とはまた異なる電動化の道筋としても注目される。
ガソリンターボ×6速MT仕様も限定車として設定
もうひとつのパワーユニットは、最高出力100ps/最大トルク205Nmを発生する1.2Lガソリンターボエンジンで、6速マニュアルトランスミッションと組み合わされ、限定車「アルティチュード プラス」に搭載されて販売される。
限定車「アルティチュード プラス」には、ナビゲーション、リアカメラ、JBL ブランドの8スピーカー プレミアム オーディオ システム、18 インチアロイホイール、シートヒーター、前ブラインド スポット モニタリングなどの機能が標準装備される。
2023年欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したアベンジャーの販売は好調で、ガソリンエンジン仕様を求める声も大きく、それに応えての登場ということだろう。
アベンジャーは欧州各国を皮切りに日本への導入も予定されているが、 3つのパワートレーンが揃ったことで、さらに期待が高まってきた。
[ アルバム : ジープ アベンジャー はオリジナルサイトでご覧ください ]
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
目標の4倍以上も!? マジで爆売れ中の[WR-V]!! 1カ月に1.3万台以上も! 主役Zグレードはオプション要らずの凄いヤツ!!
「メルセデス・ベンツ」ドイツ国内のディーラー網が大混乱!? リコールへの対応もあり現場は騒然です【みどり独乙通信】
超カッコイイ! 斬新「“サテライト”スイッチ」って何!? どう使う!? もはや懐かしい“SF装備”なぜ流行ったのか
アンダー320万円から! トヨタの「高級SUV」何がいい? 登場4年でも人気継続!「ハリアー」の反響は?
新型[プレリュード]は令和の新デートカー! クルマでモテモテってマジか? 420万円で2025年後半デビュー!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?