■現行モデルと先代モデルが「一緒に」売られている!?
日産と中国の東風汽車との現地合弁会社である東風日産は2024年1月、中国で展開するファミリーセダン「シルフィ クラシック」の2024年モデルを発売しました。
新車でありながら“クラシック”の車名がついていますが、どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】めちゃカッコいい! 日産「シルフィ クラシック」を画像で見る(20枚)
シルフィ クラシック(B17型)は、2019年のフルモデルチェンジを受けて登場した現行型「シルフィ」(B18型)の先代モデルで、2012年から販売されています。
つまり現在、中国ではB18型と先代のB17型を併売するかたちとなっているのです。
初代シルフィ(G10型)は、日産の歴史あるセダン「ブルーバード」の後継モデルとして「ブルーバード シルフィ」の名で2000年に登場。
そこから数えて今回のB17型は3代目にあたり、初代ブルーバードから数えれば13代目となります。
ボディサイズは全長4631mm×全幅1760mm×全高1503mm、ホイールベースは2700mmです。
1.6リッターガソリンエンジンを搭載。トランスミッションはエクストロニックCVTで、アイドリングストップ機構を備えるほか「エコドライブ」ボタンを装備し、省エネ運転を支援します。
4代目(B18型)が登場するまでは、シルフィの名で販売されていました。要は新型と区別するため、クラシックというサブネームを付けたのです。
日本ではセダン需要の落ち込みを受けて2020年に販売が終了しましたが、中国での人気は非常に高く、B17型とB18型を合わせて毎年50万台ほどで推移。
年間販売ランキングは2020年からセダンカテゴリー1位を獲得しており「キング・オブ・ファミリーセダン」として地位を確立しています。
そんなB18型に新しい最上級グレード「エクスクルーシブ」が設定されたのが、2024年モデルのトピックとなります。
これまで最上級を担っていた「ラグジュアリー」に対して、エクスクルーシブはLEDヘッドライト、キーレスエントリー、プッシュボタンスタートシステムを専用装備します。価格はラグジュアリーより4000元(約8万2000円)高い12万2600元(約250万円)です。
なお、最廉価グレードは10万8600元(約220万円)です。
一方、B17型シルフィは11万9000元(約243万円)からとなっています。
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