■新型「ハイエース」の日本デビュー間近?
トヨタの商用バンといえば「ハイエース」が有名です。日本では、荷物の運搬などに使われることや、キャンピングカーのベース車として用いられています。
【画像】アルファードより豪華かも!? 海外で発売される新型ハイエース(25枚)
そんななか、近々日本で新しい「ハイエース(300系)」が登場するのではないかと噂されています。これは、どのようなモデルなのでしょうか。
最近、ハイエース市場関係者の間で、2台の新型モデルが話題になっています。トヨタの海外法人が発表した「グランビア」と「マジェスティ」です。
グランビアは、2019年5月に台湾で発表され、オーストラリアなどで販売されます。また、マジェスティは同年8月にタイにて発表され、アジア圏向けの「アルファード」に代わるモデルとして登場。ともに、同年2月にフィリピンで発表された新型「ハイエース」をベースにした高級版のハイエースです。
外観のデザインは、後方部はどことなく現行型ハイエース(200系)の面影が残っていますが、現行型よりも前面に迫り出したセミボンネットを持ち、前面衝突などの安全性能が大幅に向上していることが分かります。
細かな加飾パーツは、新型ハイエース、グランビア、マジェスティと国や地域によって異なっていますが、現行型ハイエースよりもミニバンの「アルファード/ヴェルファイア(以下、アルヴェル)」に似た高級感あるデザインです。
シートレイアウトは、3列6人乗りと4列8人乗りのふたつの仕様があり、内装はアルヴェルのような高級感のある仕様が特徴となり、海外では富裕層に向けた販売がメインとなります。
搭載されるパワーユニットは、2.8リッターディーゼルエンジンでB20バイオディーゼル燃料に対応した環境に配慮されたエンジンを搭載。また、エンジンの搭載位置は現行型のように運転席や助手席の下ではなく、車体前方に移動させています。
じつはかつて日本にも、グランビアというミニバンが販売されていました。このモデルは1995年に、トヨタ初の前置きエンジンのワンボックス車として登場。グランビアは3ナンバーでしたが、一部パーツを共用した5ナンバーモデル「ハイエース・レジアス」も後発で登場し、ともに人気車種となりました。ミニバン人気が高まってより高級化が進み、2002年に生産を終えています。
日本で販売される可能性はどのくらいあるのでしょうか。ハイエースを専門に扱う販売店スタッフは次のように話します。
「以前から新型ハイエース発売の情報はありましたが、フィリピンで新型モデルが発表されたことで、いよいよ現実味を帯びてきました。日本には2019年内に導入するという話もあります。
日本で根強い人気を誇るハイエースですが、セミボンネット化されることに対して否定的な見方をする人が少なくありません。ミニバンとは違うキャブオーバーのスタイルがいいというユーザーは多いのです。そこで、現行型の200系を併売しつつ、ハイエースワゴンを新型にスイッチするという話も出ているようです」
■日本導入はどんな仕様になる?
日本では、ヤマハのスクーター「マジェスティ」の商標登録があるため、日本のユーザーに馴染みのある「グランビア」を使うか、「ハイエース」の名を冠して販売される可能性が高いです。
仮に新型モデルが発売された場合、どんなユーザー層を狙ってくるのでしょうか。トヨタの関係者はこのように語ります。
「2019年内に、海外向けとほぼ同じ仕様で日本に入ってくるようですね。インテリアや装備は非常にゴージャスで、アルヴェル同等の内容にするようです。
日本ではハイエースの需要が非常に高いため、商用やキャンピングカーベースを主眼にした200系に新型ワゴンを加えることで、アルヴェルのユーザーとは違う広いユーザー層をターゲットにできます」
※ ※ ※
タイでマジェスティが発表された際、現地法人の管方道信社長は、「アルファードは高価過ぎるというタイのユーザーは多い。その点でマジェスティは手頃な価格で、豪華な仕様を手に入れられるモデル」といった主旨を語っています。
マジェスティのタイでの価格は、日本円で約600万円から760万円となっていますが、グランビアのオーストラリアでの価格は約460万円から550万円。日本市場を考えれば、オーストラリアでの価格帯に近くなってくるのではないでしょうか。
またベースとなっている新型ハイエースには、ディーゼルエンジンの他に3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンも設定されているので、日本では2種類のエンジンが展開される可能性もあります。
新型ハイエースの動向は日本での注目が非常に高く、これまでも欧州向けの「プロエース」やそのほかの地域に輸出されている「ハイエース・レジアス」などが、新型ハイエース(300系)なのではないかといわれてきました。
しかし、日本市場では定番の売れ筋モデルとなる200系を廃止できないという判断から、今回のグランビア/マジェスティと同等のモデルが発売されるのが濃厚のようです。
新たに300系が発売されれば、アフターパーツやキャンピングカーの市場も動き、自動車業界にさまざまな動きが出そうです。2019年10月に開催される東京モーターショーに出展されるか、現段階では情報はありませんが、少しでも早く実車に触れたいところです。
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