欧州限定のベンテイガSを発表
ベントレーが欧州限定で「ベンテイガS」のスタイリングパッケージを発表しました。設定された4つのアクセントカラーの中には満開の日本の桜をイメージした「チェリーブロッサム」というカラーも含まれています。また、日本でも2024年2月にコーンズのベントレー取り扱い60周年を記念した限定車が発表されたばかり。このようなエリア限定車の需要は今後も高まりそうです。
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母なる大地からインスパイアされた色
ベントレーはヨーロッパのベントレー ベンテイガ Sのカスタマーのために、カラフルで刺激的な「Curated by Mulliner」スタイリングパッケージを用意した。4つの印象的なテーマはすべて自然界の花の色合いに影響を受けたもので、それぞれが母なる大地の素晴らしいカラーパレットを反映したものである。
アクセントカラーはマゼンタ、グラッシャーブルー、アジマスブルー、チェリーブロッサムの4色が選べるが、マゼンタは名誉や尊敬、豪華さ、威厳、力強さを表すと言われる紫色の牡丹の花から、グレッシャーブルーは平和とエレガンスを連想させるアイスブルーのダリアの花から、アジマスブルーは落ち着きと静寂を連想させる青いホルテンシアの花から、チェリーブロッサムは春と再生の象徴である日本の満開の桜の木からインスピレーションを得ている。
インテリアスタイリングパッケージ
これらのエレガントで洗練されたアクセントカラーはインテリアスタイリングパッケージとして提供されるが、ステアリングホイールのスポークとギアレバー、「Curated by Mulliner」ウェルカムランプのイルミネーション、シートのアクセントレザー、コントラストの効いたマイクロパイピングがついたマリナーディープパイルオーバーマットに施される。
エクステリアパッケージでさらに個性的に
エクステリアスタイリングパッケージは、インテリアと同じアクセントカラーをエクステリアにも入れることができる。エクステリアミラーにさりげないアクセントピンストライプを施し、アクセントカラーの入ったボディキットを装着することで、選択したカラーテーマをさらに際立たせる。
ベントレーのレポートでは、このようなマリナーの監修したビスポークモデルの販売やパーソナリゼーションの受注が好調だという。今年だけでもすでに5つのテーマをもった限定車が全世界で発表されている。全体にモデルライフサイクルの谷間の時期ではあるが、ビスポーク部門による収益で経営の下支えができるということなのであろう。
AMWノミカタ
今回のアクセントカラーに日本の満開の桜をモチーフにした色が加わったことは単純に嬉しいことだ。ただ日本で見る淡いソメイヨシノよりも色調がやや濃い色に感じる。イギリスに桜を持ち込んだのはコリングウッド・イングラムという植物収集家だという。戦前日本から持ち帰った桜を自宅の庭で育て、その数は130品種にも及んだという。彼が育てたのは日本古来の品種が多く、その色は確かに今回のベンテイガに採用されている華やかなピンク色に近い。イギリス人にとっての桜色はイングラムの育てた桜色なのだろう。
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