現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 無敵の販売力を誇るトヨタでもダメだった! 本家ダイハツより売れなかった地味すぎるクルマ「スパーキー」とは

ここから本文です

無敵の販売力を誇るトヨタでもダメだった! 本家ダイハツより売れなかった地味すぎるクルマ「スパーキー」とは

掲載 20
無敵の販売力を誇るトヨタでもダメだった! 本家ダイハツより売れなかった地味すぎるクルマ「スパーキー」とは

 この記事をまとめると

■ダイハツ・アトレーのOEMとしてトヨタからスパーキーが販売されていた

「姿」はもちろん「名前」も怪しい! 超メジャーのトヨタなのに「思い出せない」歴史的マイナー車5選

■ダイハツのOEMでもトヨタのほうが売れるというのが通例であったがスパーキーは苦戦

■アトレーよりも1年ほど早く販売を終えてしまった

 トヨタブランドを持ってしても敵わなかった稀な例

 軽自動車では業界トップクラスの知名度を誇るダイハツ。しかし、コンパクトカーにおいてはOEM供給した先のトヨタブランドで販売されたもののほうが販売台数で上まわるということも珍しくなかった。

 たとえばダイハツ・ストーリアとトヨタ・デュエットでは、ストーリアが3.7万台ほどの販売台数だったところ、デュエットは12万台以上を売るといった具合。これはそもそものユーザー層の違いと販売力の差もあったため、ある意味致し方ない部分ともいえるだろう。

 しかし、そんなダイハツからトヨタへOEM供給がなされていながらも、ダイハツの牙城を崩せなかったモデルが存在していた。それが2000年にデビューしたスパーキーである。

 このスパーキーは、ダイハツのアトレー7のOEM車であり、アトレー7は軽ワンボックスワゴンのアトレーをベースに1.3リッターエンジンを搭載し、ボディ外板パネルを大型化したものを装着するなどして普通車登録としたもの。乗車定員は車名が表すように7人乗りとなっていた。

 このアトレー7とスパーキー、当然OEM車であるからクルマとしての基本は共通となっていたのだが、スパーキーのほうはアトレー7ではオプション設定となっていたABSやメカニカル2段アシスト機構付ブレーキといった安全装備や内装の加飾などが標準装備となっていたため、販売価格ではスパーキーのほうが10万円ほど高くなっていたのだ。

 もちろんアトレー7でも同様の装備を追加すればスパーキーと同等の価格になったのだが、スタート価格が高く見えてしまったことで、ユーザーの多くはアトレー7に流れてしまったというワケである。

 また、アトレー7には商用登録となる「ハイゼットグランカーゴ」なるモデルも用意されていたが、スパーキーには設定されず、「商用モデルを見にきたけれど、見比べた結果乗用モデルにした」というユーザーをキャッチすることができなかった点も少なからず影響しているといえるだろう。

 そして、販売チャネルもどちらかというと年輩のユーザーが多かったビスタ店専売だったことも販売台数が伸びなかった一因かもしれない。

 結局、スパーキーはアトレー7よりも早い2003年夏には販売を終了し(アトレー7は2004年末まで販売)、その後、トヨタからこのクラスのワンボックスワゴンが登場していないのは、この失敗があったからだろうか?

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

トヨタ・クラウンのアウトドアカスタム「LANDSCAPE」がお披露目…移動時間すらも記憶に残るような車に
トヨタ・クラウンのアウトドアカスタム「LANDSCAPE」がお披露目…移動時間すらも記憶に残るような車に
レスポンス
次はヤナセ! フェラーリ正規ショールーム「ヤナセ フィオラーノ モトーリ」新宿にオープン
次はヤナセ! フェラーリ正規ショールーム「ヤナセ フィオラーノ モトーリ」新宿にオープン
AUTOCAR JAPAN
低っい車高がまたいいのよ!! [2代目カリーナED]って今見てもヤバいなマジで!! なんで当時バカ売れしたのか!?
低っい車高がまたいいのよ!! [2代目カリーナED]って今見てもヤバいなマジで!! なんで当時バカ売れしたのか!?
ベストカーWeb
今季でメルセデスを離れるけど……ウルフ代表のハミルトンへの信頼は変わらず「彼はプロだから、今後も協力してくれることに疑いはない」
今季でメルセデスを離れるけど……ウルフ代表のハミルトンへの信頼は変わらず「彼はプロだから、今後も協力してくれることに疑いはない」
motorsport.com 日本版
ホンダ「シビック」のMTスポーツが3台揃った! 初代「シビックRS」を高橋国光さんに運転してもらったのは忘れられない思い出です
ホンダ「シビック」のMTスポーツが3台揃った! 初代「シビックRS」を高橋国光さんに運転してもらったのは忘れられない思い出です
Auto Messe Web
GW渋滞、中央道は連休後半の5月3~4日に最大45kmの予測! Uターンラッシュは5日?【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、中央道は連休後半の5月3~4日に最大45kmの予測! Uターンラッシュは5日?【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら
定番「白×赤」が復活! ホンダ CB1300スーパーフォアSP/スーパーボルドールSPにニューカラー追加、発売は5月
定番「白×赤」が復活! ホンダ CB1300スーパーフォアSP/スーパーボルドールSPにニューカラー追加、発売は5月
モーサイ
「alpinestars×HONDA COLLECTION 2024」の【強力コラボ】アパレルは信頼と安心の塊!<ジャケット編>  
「alpinestars×HONDA COLLECTION 2024」の【強力コラボ】アパレルは信頼と安心の塊!<ジャケット編>  
モーサイ
自分じゃ試したくないけど気になる! パーキングメーターって時間を超過したらどうなるの?
自分じゃ試したくないけど気になる! パーキングメーターって時間を超過したらどうなるの?
月刊自家用車WEB
【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第5戦】今季最も困難な週末に高い成熟度を示す。チームにとって頼れる存在に成長
【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第5戦】今季最も困難な週末に高い成熟度を示す。チームにとって頼れる存在に成長
AUTOSPORT web
キャンプツーリングのためのハヤブサテントに新色「タン/カーキ」が登場!
キャンプツーリングのためのハヤブサテントに新色「タン/カーキ」が登場!
バイクブロス
トヨタのファミリー向けBEV『bZ3X』は、オーソドックスなSUVタイプ…北京モーターショー2024
トヨタのファミリー向けBEV『bZ3X』は、オーソドックスなSUVタイプ…北京モーターショー2024
レスポンス
6年ぶり全面刷新! トヨタ新型「“最も売れてる”セダン」発表! 斬新“サメ顔”採用の”FF最大・最上級モデル”「カムリ」加で約385万円から
6年ぶり全面刷新! トヨタ新型「“最も売れてる”セダン」発表! 斬新“サメ顔”採用の”FF最大・最上級モデル”「カムリ」加で約385万円から
くるまのニュース
アウディ、Audi charging hubを東京・紀尾井町にオープン すべてのBEVユーザーが150kW充電器を利用可能
アウディ、Audi charging hubを東京・紀尾井町にオープン すべてのBEVユーザーが150kW充電器を利用可能
AutoBild Japan
上位占めるドゥカティが好調。ヤマハは空力を大幅にアップデート、ホンダは再登場のパーツで走行/ヘレス公式テスト
上位占めるドゥカティが好調。ヤマハは空力を大幅にアップデート、ホンダは再登場のパーツで走行/ヘレス公式テスト
AUTOSPORT web
ホンダ 北米でのEV生産体制強化と包括的バリューチェーン構築に向けた戦略
ホンダ 北米でのEV生産体制強化と包括的バリューチェーン構築に向けた戦略
Auto Prove
ヨシムラから V-STROM800/DE用「Slip-On R-77Jサイクロン EXPORT SPEC 政府認証」が5月中旬発売!(動画あり)
ヨシムラから V-STROM800/DE用「Slip-On R-77Jサイクロン EXPORT SPEC 政府認証」が5月中旬発売!(動画あり)
バイクブロス
[car audio newcomer]ホンダ シビックタイプR(高松さん)by ピットハウスコスギ 前編
[car audio newcomer]ホンダ シビックタイプR(高松さん)by ピットハウスコスギ 前編
レスポンス

みんなのコメント

20件
  • 私は当時、軽のアトレーワゴンカスタムを選択して乗っていました。
    カスタムはこれまでの1BOXは商用車というイメージを払拭する出来栄えでしたから。
    アトレー7もスパーキーもカスタム系のデザインにしていればもっと売れたと思うけど。

  • アトレーなんちゃらとかドミンゴも思い出そう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

131.5186.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

78.378.3万円

中古車を検索
スパーキーの車買取相場を調べる

トヨタ スパーキーの中古車

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

131.5186.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

78.378.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村