1961~70年は、日本の近代スポーツカーが飛躍的に進化した10年だった。この時代に矢継ぎ早に投入された新型スポーツカーは、まさに日本の自動車技術の進化の歴史と言っていい。そんな飛躍の10年を彩った珠玉のマシンを振り返ってみる。今回はイタリアンデザインの2台、ダイハツ・コンパーノ スパイダーとマツダ・ファミリア クーペを紹介しよう。
どちらも短命の終わった、元気印のリッタースポーツ
「ダイハツ・コンパーノ スパイダー(F40K型 1965年4月発売)」
1963年4月、当時はオート三輪メーカーだったダイハツが初めて送り出した四輪車は「コンパーノ」のライトバンだった。
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