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マセラティが推す「フォーリセリエ」で仕立てた「グレカーレ」と別注カラーの「クアトロポルテ」の新旧トライデントが揃い踏み…で、「フォーリセリエ」とは

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マセラティが推す「フォーリセリエ」で仕立てた「グレカーレ」と別注カラーの「クアトロポルテ」の新旧トライデントが揃い踏み…で、「フォーリセリエ」とは

マセラティ・フォーリセリエをテーマとしてブースを展開

単なる自動車ショーの枠を超えて自動車文化の多様性に触れることのできるイベント「オートモビルカウンシル 2024」が2024年4月12日~14日に幕張メッセで開催されました。同イベントでは近年、自動車メーカーやインポーターも積極的に出展しています。今回はイタリアン・ラグジュアリーを代表するブランドのひとつ、マセラティのブースを紹介します。

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最新のグレカーレを展示

今回マセラティは、独自のカスタマイズ・プログラムである「マセラティ・フォーリセリエ」をテーマとしてブースを展開。このプログラムを使って仕立てた最新SUVの「グレカーレ」を披露した。グレカーレという車名は地中海に吹く強い北東風に由来し、「The Every day Exceptional(毎日が格別)」というコンセプトのもとでイタリアン・ラグジュアリーの本質と圧倒的なパフォーマンスを日常的に楽しむことを目的に設計されたモデルだ。

オートモビルカウンシル 2024の会場で展示されたグレカーレは、マセラティが自社開発した排気量3L V型6気筒ツインターボエンジンの「ネットゥーノ」を搭載している最上級グレードの「トロフェオ」であった。

最高出力530psを誇るネットゥーノはレース由来のテクノロジーを持つエンジンで、マセラティのスーパースポーツカー「MC20」に初めて搭載された。ツインスパークプラグを備えた革新的なプレチャンバー燃焼システムを採用しており、プレチャンバー燃焼システムと従来の燃焼システムは、トルク要求によって個別にまたは同時にアクティブにすることが可能で、パフォーマンス、ノイズ、運転快適性をシームレスにドライバーへ提供する。

フォーリセリエが手がけたグレカーレは、ヴェルデ・スメラルド(エメラルドグリーン)の外装色、プレミアムレザー、3Dカーボンファイバートリムが採用されたインテリア、21インチのペガソスタッガードホイール(グロッシーブラック)が特徴的で、ラグジュアリーとスポーティを両立させていた。

フォーリセリエの特徴は3つのキーワードに集約

「フォーリセリエ」はイタリア語で「特注品」を意味し、オーナーが自分だけの1台をカスタマイズできるように幅広いオプションと多彩なスタイルを取り揃えている。これまで以上に充実したオプションとスタイルの中からエクステリアのカラーをはじめ、シートやトリムの素材や色合いなどを選択できるので、個性とクリエイティビティを思いのままに表現することができる。全モデルで選択可能だ。

ちなみに、ユーザーの個性や情熱を愛車のカスタマイズを通じて表現できるフォーリセリエ・プログラムの特徴は、3つのキーワードに集約されるのだという。

1:スタイリッシュ

マセラティに大胆なデザインの解釈を加えるとともに、個性的なクルマを創り出すための厳選したカラーと素材を取り揃え、パーソナライズとイタリアンデザインとの融合を図っている。

2:オーセンティック

プログラムで使用する素材は、すべてイタリア製で、パーソナライゼーションは100%モデナの自社工場にて行われている。

3:真摯な対話

マセラティはカスタマイズをブランドのDNAと位置づけ、ユーザーとの対話をより重視するために2021年に専用のアトリエをイタリアのモデナに開設した。フォーリセリエは対話を重ね、しっかりとユーザーのコンセンサスを確立したうえでプロセスを進行している。そのパーソナライズされた体験も、フォーリセリエ・プログラムの魅力のひとつだ。

ガンディーニが手がけたマセラティの姿も

また、マセラティのブースには第4世代の「クアトロポルテ」も展示された。このスポーティかつラグジュアリーなサルーンは、2024年3月13日に亡くなった世界的カーデザイナー、マルチェロ・ガンディーニの作品で、1994年のトリノ・モーターショーで発表された。

今回展示されたクアトロポルテ V6モデルは、顧客からのオーダーにより、カタログにはない特別カラーのロッソ・インディアナポリスでエクステリアが塗装されており、フォーリセリエの原点ともいえる1台だ。

ガンディーニは、「カムシン」、第2世代の「クアトロポルテ」、「シャマル」、「チュバスコ」(コンセプトモデル)といったマセラティをデザインしており、展示された第4世代クアトロポルテは最後に手がけたマセラティとなる。ブースのスタッフによると、今回の展示はガンディーニが亡くなる前に決定していたことで、奇しくも追悼展示のようなかたちになったとのことだ。

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