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2024年F1第5戦中国GP予選トップ10ドライバーコメント(1)

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2024年F1第5戦中国GP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2024年F1第5戦中国GPの予選が行われ、6~10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6~10番手のドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)だ。

■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
予選 10番手
 全体的にいい1日になったし、今週末をこのレベルで終えられるかもしれないと思うと明日が楽しみだ。

スプリント2位のハミルトン、セットアップの実験後に予選18番手「悪くなりようがないと思ったけど違ったね」F1中国GP

 今朝のスプリントではいいスタートを決めることができたけど、その後アンラッキーがあってオープニングラップのターン6でサンドイッチになり、フロントウイングの翼端板にダメージを負ってしまった。残念ながらそのせいで残りのレースのマネージメントは難しくなってしまった。それを除いてはいいペースの走りを楽しめたし、周(冠宇)がトップ10にいるのを見ることもできた。これは明日のメインレースの結果を約束してくれるものだ。

 予選はまた違った仕事になった。僕たちにとっては単純な仕事だったし、すべてがスムーズに進み、今シーズン初めてのQ3に進出することができた。全体的に言って、今週末のこのコースでの進歩はいい感じだ。Q3ではニコ(・ヒュルケンベルグ)にかなり近づけたし、明日は楽しくなりそうだ。そして、何かアクションを起こせればいいね。

 現実的にポイント獲得のチャンスはあると思うし、求められるのはすべてを完璧に遂行することだ。加えて、僕たちはグランドスタンドからの大きなサポートがある。間違いなくこれは素晴らしいブーストになるよ。全員がレースに向けて高いモチベーションを保っているし、レースがしたくてウズウズしている。

■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
予選 9番手
 スプリントでは大きく順位を落とすことになったが、明らかな問題はなかったし、クルマにダメージもなかった。おそらくスタート後すぐ、集団のなかにいたことで最初の数ラップのうちにタイヤをダメにしてしまったんだと思う。多くのクルマがいたから、そのダーティエアのなかでドライブしていたことで大きな代償を払うことになってしまったんだ。

 そのあとはデグラデーションの影響を受けて、ただただ後ろに下がっていくことになった。もしかすると昨日、FP1からスプリント予選までの間にセットアップを間違った方へ振ってしまったのかもしれない。僕たちはクルマをよりよくしようとしたのに、スプリントでは予想していたのとは違う奇妙な反応を示していた。

 その後の予選にはとても満足している。とてもクリーンだったし、オペレーションも自分のラップもこれ以上望めないほどだった。スプリントでの反省を活かすことができて、あらゆることがもっと期待に沿うようになったから満足だ。明日はタフなレースになるだろうし、僕たちにとっては難しいものになると思うけど、楽しみにしているよ。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 8番手
 今日はベストな1日というわけではなかった。風が強く、とても難しい状況だった。金曜日からコンディションが変化していたし、それに適応することが求められた。

 スプリントではソフトタイヤを選んだけど、このギャンブルの価値はあったね。ソフトタイヤのパフォーマンスはよかったし、明日に向けて学びが得られた。そしてなにより、ポイントも獲得できた。

 予選も難しい状況だった。Q2の最初のアタックにはかなり手応えがあったけど、赤旗が出たせいで中断を強いられた。Q3に進むためにもう1セット、新品のニュータイヤを使わないといけなくなった。これがなければQ3に新品を2セット残せたし、結果も変わっていたかもしれないが、それは誰にもわからない。僕たちは3番手から8番手までの争いのなかにいて、ここ数戦の予選ではいつもその最後尾にいる。わずかな違いが大きな影響を生むんだ。

 明日何が起きるのか予測することは難しい。僕たちの周りのクルマがどうなるかはわからないから、前に出られるペースがあることを願うよ。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
予選 7番手
 予選はうまくいかず、望んでいたようなものにはならなかった。それでも最終コーナーでインシデントがあったにもかかわらず、走り続けることができたし、すぐに良い反応を示せたことはよかった。

 全体的にタフなセッションだった。セクター1で苦戦しずぎていたために、トータルのラップタイムが上位を争うには十分ではなかった。それでも決勝には自信を持っている。このセットアップなら、前のグリッドからスタートするライバルの何台かよりも速さを発揮できるだろう。明日は戦略も重要な役割を果たし、興味深いレースになるよ。

(走行後にメディアに対して、スプリントでのルクレールとの一件について語り)序盤はマックス(・フェルスタッペン)をプッシュしていた。彼の前に出れば、勝てる可能性が高いと思ったからだ。そのことでタイヤを傷めてしまい、その後、フェルナンドに追いつくまではタイヤをセーブした。

(アロンソに対して)ターン7のアウト側からとても良い動きをしたが、彼がターン9で一か八かという感じの動きをしたことで、僕たちふたりのレースが台無しになった。(アロンソとの接触で)ダメージを負い、タイヤも汚れてしまった。その後、シャルルとの間にちょっとした出来事があった。僕が限界を超えたのだとしたら謝罪する。でも今日は全員がハードにレースをしていた。僕は自分のレースをコントロールするためにベストを尽くしていたんだ。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
予選 6番手
 明日のレースを優先し、予選を妥協することにしたものの、予想よりも少し苦戦した。でもレースペースは強力だ。ここではタイヤのデグラデーションが大きく影響するので、明日は長いレースになるだろう。風がほんのわずか変化しただけで、マシンバランスが影響を受ける可能性があるし、何が起こるか分からない。明日はプッシュして、どこまでやれるかを見ていくよ。

(走行後にメディアに対して、スプリントでのサインツとの件について語り)正直言って、過去には僕も一線を越えたことがある。そういう時には、通常は話し合いをする。過去に話し合いでわだかまりを取り除いたことがあるから、今回もそうなると思うし、心配はしていない。ただ、今日彼は限度を少し超えていた。

 僕たちは異なるレース状況にあったのに、接触が起きた。僕はタイヤをかなりセーブしていたため、終盤にペースがとても良かったんだ。(3位の)ポジションを(セルジオ・)ペレスに奪われ、彼に挑むことができなくて残念だ。僕は4位でフィニッシュしたが、3位が可能だったかもしれない。1ポイントの差でも、多い方がいい。

 今日、ふたりとも(スプリントで)フィニッシュできたのは本当にラッキーだった。あの接触は不必要なものだった。

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