現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 気になるスバル期待の「新型フォレスター」は燃費性能爆上げ!? ストロングハイブリッドはトヨタRAV4の「THSII」流用で価格もアップか?

ここから本文です

気になるスバル期待の「新型フォレスター」は燃費性能爆上げ!? ストロングハイブリッドはトヨタRAV4の「THSII」流用で価格もアップか?

掲載 39
気になるスバル期待の「新型フォレスター」は燃費性能爆上げ!? ストロングハイブリッドはトヨタRAV4の「THSII」流用で価格もアップか?

 日本仕様の新型フォレスターに搭載される可能性が高いパワートレーンがストロングハイブリッドなのだが、その詳細は依然としてハッキリとしていない。だが、どうやら現在のRAV4に搭載されているハイブリッドシステムが採用される可能性が高いのだとか。予測してみた。

文/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生、写真/ベストカー編集部、スバル、トヨタ

気になるスバル期待の「新型フォレスター」は燃費性能爆上げ!? ストロングハイブリッドはトヨタRAV4の「THSII」流用で価格もアップか?

■トヨタ製ハイブリッドの生産を2025年からスタート

新型フォレスターは2024年秋発表、2025年発売開始か?

 スバル喫緊の課題といえば、CAFE(企業平均燃費)だ。カーボンニュートラル時代を迎え、電動化への舵を切らざるを得ない現状において電動ユニットは2Lマイルドハイブリッドのe-BOXERのみ。

 現在のラインナップでe-BOXERを採用しているのはインプレッサとクロストレック、フォレスターの3車種。BEVのソルテラを販売しているとはいえ、現状のままでは劇的なCAFEの向上は見込めないのは明らかだ。

現行型RAV4ハイブリッドのTHSIIを搭載へ

 そこで白羽の矢が立ったのがトヨタのハイブリッドシステム。現在のe-BOXERではなく、次世代e-BOXERにトヨタのTHSを採用した新型のハイブリッド車の生産を2025年からスタートすることをすでに発表している。

 加えてEV専用生産ラインを設け、新規で2028年以降の生産台数を年間40万台以上にアップさせる計画だ。すでに2023年5月に現在の大崎篤社長が今後のハイブリッドとEVの計画について言及していた。

[articlelink]

■2025年をメドにEV自社生産を開始

北米仕様フォレスターは水平対向2.5LDOHCを搭載するが……

 では、次世代e-BOXERはこれまでの2Lマイルドハイブリッドe-BOXERとは何がどう違うのか? その答えは圧倒的な燃費性能の向上にある。

 マイルドハイブリッドのe-BOXERは小型のモーターとバッテリーを使っているため、モーターからのサポートが少なく、どうしても燃費性能をアップさせることができないままでいた。この点はトヨタ製のTHSIIを採用することで解消されるのは間違いないはず。

現行型RAV4ハイブリッドの搭載するTHSII

 また、EVの生産を強化する体制もすでにアナウンスされており、2025年をメドにEVの自社生産をスタートし、ガソリン車の生産も行う矢島工場でのEV生産を年間20万台以上としている。

 さらに大泉工場でのEV専用生産ラインも2027年以降に設立する意向であることも明らかにされている。

 ちなみに新型フォレスターに採用されるストロングハイブリッド、THSIIは現行型RAV4と同じ直4、2.5Lハイブリッドと同じ仕様となるというのが筆者が販売店筋から聞いた情報だ。

■先代のマツダアクセラハイブリッドを覚えているか?

先代アクセラにはマツダ製2LエンジンにTHSを組み込んだハイブリッドシステムを搭載するモデルを設定していた

 ところで、先代アクセラ(現在はマツダ3)にはハイブリッド車が販売されていたのを覚えている方も多いことだろう。マツダの2Lガソリンエンジンに当時の4代目プリウスに採用されたTHSIIを搭載していたモデルだ。

 トヨタ製エンジンではなく、マツダのガソリンエンジンにトヨタのハイブリッドシステムを組み合わせたことで独自の存在感を放っていたのだが、販売的には低迷したことで短命に終わった。

 先代アクセラの場合は配置レイアウトに余裕があったため、トヨタのハイブリッドシステムを搭載することができたのだが、スバル独自の水平対向エンジンのままだとエンジンルーム内のスペース上の問題からもTHSII搭載は不可能だっただろう。

■かつての爆裂ターボ搭載フォレスターを知る古参ユーザーは何を思うか?

新型フォレスターは燃費コンシャスな方向のSUVに方向転換するのは間違いない

 CAFE燃費を稼いでくれるストロングハイブリッドはスバルにとってありがたいユニットであるのは間違いない。

 ところで、悩ましいのはストロングハイブリッド採用で燃費性能を向上させてきたとしても従来型EJ20ターボ&FA20ターボ時代を知る古参ファンに対し、燃費コンシャスとなる新型フォレスターがどう映るかということではないだろうか。

 実際、現行型フォレスターのターボ車(Sport、STI Sport)はトルク型の直噴1.8Lターボ(177ps)で、280psだったFA20ターボを積んだ先代フォレスターXTの加速力には及ばない。

 しかもストロングハイブリッド採用で車両本体価格が現行型よりもアップするのは確実だ。現行型フォレスターは300万円前半から375万円前後の価格帯で収まっており、コストパフォーマンスに優れるSUVだ。

 新型フォレスターがスバル初のストロングハイブリッド採用となるのかどうかは未定だが、新型フォレスターの存在が今後のスバルの存在を決定づける試金石となりそうな感じだ。

こんな記事も読まれています

燃費爆上げ確実! スバルのストロングハイブリッド第1弾[クロストレック]初公開!! [新型フォレスター]にも搭載へ!!!
燃費爆上げ確実! スバルのストロングハイブリッド第1弾[クロストレック]初公開!! [新型フォレスター]にも搭載へ!!!
ベストカーWeb
【衝撃】次期セリカ用???トヨタ新エンジン3種お披露目 最高スペック2Lターボ発表
【衝撃】次期セリカ用???トヨタ新エンジン3種お披露目 最高スペック2Lターボ発表
ベストカーWeb
EVの売れ行き停滞&HV回帰の流れあり!? この動きは日本の自動車界にどう影響するのか?
EVの売れ行き停滞&HV回帰の流れあり!? この動きは日本の自動車界にどう影響するのか?
ベストカーWeb
燃料大食いの悪玉から環境志向の優等生へとキャラチェンジ!? 21世紀初頭の日本車&輸入車のターボエンジン事情
燃料大食いの悪玉から環境志向の優等生へとキャラチェンジ!? 21世紀初頭の日本車&輸入車のターボエンジン事情
ベストカーWeb
デリカD:6にパジェロ、アウトランダーはラリーアート追加? 三菱が公開した近未来の画像が衝撃すぎる!
デリカD:6にパジェロ、アウトランダーはラリーアート追加? 三菱が公開した近未来の画像が衝撃すぎる!
ベストカーWeb
「仲良くケンカしよう」 トヨタ・スバル・マツダが目指すカーボンニュートラル!! 各社がエンジンを残す戦いに挑む
「仲良くケンカしよう」 トヨタ・スバル・マツダが目指すカーボンニュートラル!! 各社がエンジンを残す戦いに挑む
ベストカーWeb
スバルの次世代ハイブリッドは、トヨタ式のハイブリッドを組み込む【マルチパスウェイワークショップ SUBARU編】
スバルの次世代ハイブリッドは、トヨタ式のハイブリッドを組み込む【マルチパスウェイワークショップ SUBARU編】
月刊自家用車WEB
新型クラウン第5の刺客 「クーペ」を発売することの意義とブランド価値
新型クラウン第5の刺客 「クーペ」を発売することの意義とブランド価値
ベストカーWeb
新型[アルファード] [ヴェルファイア]人気すぎていまだ受注停止中! ミニバンキングの発売後1年を統括してみた
新型[アルファード] [ヴェルファイア]人気すぎていまだ受注停止中! ミニバンキングの発売後1年を統括してみた
ベストカーWeb
超貴重  今読み返しても熱~い!! 86&BRZデビュー1年後の多田哲哉CEスペシャルインタビュー
超貴重  今読み返しても熱~い!! 86&BRZデビュー1年後の多田哲哉CEスペシャルインタビュー
ベストカーWeb
なぞのコンセプトカーは別モノ!! [新型CX-5]マツダ独自でしっかり開発中だった
なぞのコンセプトカーは別モノ!! [新型CX-5]マツダ独自でしっかり開発中だった
ベストカーWeb
[パジェロスポーツ]日本発売!? だったらチャレンジャー国内撤退しなきゃよかったんじゃないの!?!?
[パジェロスポーツ]日本発売!? だったらチャレンジャー国内撤退しなきゃよかったんじゃないの!?!?
ベストカーWeb
トヨタが「新・凄いエンジン」世界初披露! なぜ“イマ”エンジン開発? 1.5&2Lは「エコからスポーツ」まで!? どんな技術なのか
トヨタが「新・凄いエンジン」世界初披露! なぜ“イマ”エンジン開発? 1.5&2Lは「エコからスポーツ」まで!? どんな技術なのか
くるまのニュース
スバルが「凄い水平対向エンジン」初公開! 規制厳しくなる中で「エンジン」をやり続ける意味は? “スバルらしさ”が示すもの
スバルが「凄い水平対向エンジン」初公開! 規制厳しくなる中で「エンジン」をやり続ける意味は? “スバルらしさ”が示すもの
くるまのニュース
マツダ新型「タフ感“SUV”」発表へ! エンジンは”トヨタ”製!?な「CX-50 HV」! めちゃカッコイイ「ワイドボディモデル」米に登場へ
マツダ新型「タフ感“SUV”」発表へ! エンジンは”トヨタ”製!?な「CX-50 HV」! めちゃカッコイイ「ワイドボディモデル」米に登場へ
くるまのニュース
スバルが「謎の新型SUV」世界初公開!? “スゴい水平対向エンジン”搭載した新「クロストレック」お披露目!
スバルが「謎の新型SUV」世界初公開!? “スゴい水平対向エンジン”搭載した新「クロストレック」お披露目!
くるまのニュース
これは売れそう!! 次期ロッキー/ライズが[ランクル250]似になる可能性はゼロではないってマジ!?
これは売れそう!! 次期ロッキー/ライズが[ランクル250]似になる可能性はゼロではないってマジ!?
ベストカーWeb
「ENGINE ReBORN」トヨタが電動化時代の新型エンジン2機種を初公開。【マルチパスウェイワークショップ TOYOTA編】
「ENGINE ReBORN」トヨタが電動化時代の新型エンジン2機種を初公開。【マルチパスウェイワークショップ TOYOTA編】
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

39件
  • uav********
    買いやすく質実剛健なSUVがフォレスター。
    高価で豪華なフォレスターは誰も望まない。
  • ムゥム
    直4積むなら別にRAV4をOEMでいい〜んじゃね
    水平対向エンジンにTHS搭載じゃないの?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

346.5390.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

26.0446.7万円

中古車を検索
フォレスターの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

346.5390.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

26.0446.7万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村