この記事をまとめると
■2006年12月、エッセにエアロパーツをまとった精悍なモデル「カスタム」が追加された
じつは凄いダイハツの「軽自動車以外」のクルマ! 歴代「オリジナル」の「普通車」が名車だらけだった
■スポーティなピンストライプ入りエアロパーツと14インチアルミホイールを装備
■98.7万円、58馬力、5速MTなど、モータースポーツのベース車としても人気だった
キュートなボディのエッセに突如としてスポーティモデルを設定
最近の軽自動車は普通車に負けず劣らずの装備を持つ車種も増えてきており、価格もそれに伴って上昇し、もはやコンパクトカーとの境界線が曖昧になりつつある。
しかし、今からおよそ15年前に登場した1台のモデルは、そんな高級化が進みだした軽自動車とは真逆の、シンプル性を追求したモデルとなっていた。そのモデルこそがダイハツがリリースした「エッセ」である。
このエッセ、シンプルさがウリではあったが、同時期に存在していたミラのようにまったく飾り気のない実用一辺倒のモデルというワケではなく、簡素化はなされているもののデザイン性を感じる雑貨のような仕上がりとなっており、そのシンプルかつポップなキャラクターは、若い女性ユーザーにも受け入れられてスマッシュヒットを記録したのだった。
そんなシンプルでカジュアルなエッセに、突如エアロパーツをまとった精悍なモデル「カスタム」が追加されたのは2006年12月のこと。
カスタムといえばダイハツの軽自動車のスポーティドレスアップモデルに付けられる名前で、古くは初代ムーヴカスタムから続く人気グレードのひとつだ。
モータースポーツのベース車としても人気だった
カスタム仕様となったエッセは、丸っこいキュートなボディにスポーティなレッドのピンストライプ(ボディカラーがレッドの場合はホワイト)入りのエアロパーツを装着し、ベースグレードでは12インチのホイールを14インチアルミホイールへアップグレード。
室内もブラック基調とし、専用のヘッドレスト付シートやカスタム感満載の後付けタコメーターなどでかなりスポーティな装いとなっていたのだ。
ただし、パワートレインや足まわりなどは他車種のカスタムシリーズと同じくベース車と同じとなっていたため、さらにカスタマイズをする余地も大きく残されていたと言えるだろう。
そして何より衝撃なのが、ここまで専用パーツをまとっていながらも車両本体価格が100万円を切る98.7万円(2WD車)だったということだ。
最近では、700kg台前半の車両重量とNAエンジンとしては高出力な58馬力を発生させるエンジンを搭載し、5速MTも設定されていたことから、軽自動車のワンメイクモータースポーツのベース車としても人気が高まり、ジワジワと価格が上がり始めているエッセ。より個性的な1台を作るのであれば、スポーティなエッセカスタムをベースにしてみるのも面白いのではないだろうか。
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みんなのコメント
重たいエアロパーツを外す事もないし、どうせ外す標準のホイールは鉄チン。
お安くなってました。
だけど走りの部分はカスタムと全く同じ。