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都心で映える街乗り車 中古で選ぶ「個性的」なコンパクトカー 10選 乗れたらエライ?

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都心で映える街乗り車 中古で選ぶ「個性的」なコンパクトカー 10選 乗れたらエライ?

小さなボディに詰まった大きな夢

都心に住む、あるいは都心で働くのであれば、ピカピカで傷つきやすい新車はいらないという人もいるだろう。そんなものより駐車が簡単で、運転が楽しく、ランニングコストが安い中古車を選んだ方がずっといいに決まっている、という意見も聞こえてきそうだ。

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面白い街乗り車を探しているなら、ここに取り上げる10台はどうだろうか。デザイン、内装、運転のしやすさなど、小さなボディに魅力がぎゅっと詰まったコンパクトカーの世界をご堪能あれ。

フォード・カー(1996~2008年)

とても小さいクルマでありながら、伝説のような存在となっている。名作中の名作であること、それがフォード・カー(Ka)に乗るべき一番の理由だ。燃費は18km/l前後と経済性はまずまずだが、その分、楽しみが大きいのが売りである。

正確なステアリング、バランスのとれたハンドリング、優れたグリップを誇り、乗り心地もいい。走り出した瞬間、かなりスポーティに感じられるだろう。大抵のコンパクトカーが得意としない道でも、決して手持ちぶさたにはならない。

後席はあまり広くはないが、運転は最高だ。スピードも出ないので、免許取得後に最初に乗るクルマとしてもまったく問題ない。問題は、日本では1999年から2年間しか販売されず、出回っている台数が圧倒的に少ないということ。「乗れたらエライ」というキャッチコピーは、今も健在だ。

スマート・フォーツー(1998~2007年)

メルセデス・ベンツの600ccターボエンジンを搭載し、25km/l以上の燃費を実現する都会派ストライカー。

電子制御トラクション・スタビリティ・コントロールが転倒を防ぎ、トリディオン・セーフティセルの強化スチールフレームと一体型サイドインパクトストラットが衝突時に乗員を守るなど、安全性も高い。

エンジンの寿命は13万~16万kmとされ、オイル消費量の多さとプラグの過熱が主な要因となっている。クラッチアクチュエーターも動作がおかしくなることがある。それ以外の点はスマートである。

フォルクスワーゲン・ルポ(1998~2005年)

フォルクスワーゲン・ポロから無駄なスペースを取り除き、実質的に超小型フェートンのようなクオリティに仕上げたモデル。欧州仕様では1.0Lから1.6L(ディーゼルは1.2Lから1.7L)まで多様なエンジンが用意されていた。

日本では1.4Lと1.6Lのガソリンが導入されている。27km/lの低燃費を誇るディーゼルは残念ながら未導入だが、スポーティなルポGTIなら走りが楽しめる。最新ホットハッチに手が出せないという人はGTIを要チェック。

ルノー・トゥインゴ(1993~2007年)

左右非対称のボンネットエアインテーク、眼鏡のような可愛らしいヘッドライト、緑色のプラスチック製インテリアなど、風変わりなスタイリングと巧みなパッケージングが融合した、楽しくてスタリッシュなクルマ。

さらに、スライド式の折りたたみ式シートを採用しており、世界最小のキャンピングカーにすることも。ルノー4の後継車種であるため、基本的にはほぼベーシックな仕様だが、発売時はエアコンとサンルーフも用意されていた。エンジンは1.2Lの8Vと16Vがあるが、後者は日本に導入されていない。

座る場所を間違えないように。初代モデルはすべて左ハンドル車だ。

アウトビアンキY10(1985~1995年)

欧州の一部や日本では「アウトビアンキ」として販売されたが、それ以外では「ランチア」の名が使われている。そんなY10は、実質的にはちょっと高級なフィアット・パンダといったところ。

レンガのような見た目だが、空気抵抗係数は0.31と、意外にも優秀。シートにアルカンターラを使用するなど、インテリアも豪華に仕上げられている。

ドライビングのスリルを味わうなら、スポーティなターボやGTie(ただし超レア)、または4WDを探してみてはどうだろう。いずれも「超」がつく希少車であり、見つかったとしても多くの場合修復が必要だろう。一度乗り始めたら、周りの人とかぶることはないはずだ。

シトロエン・シャンソン(1997~2003年)

安っぽくて、陽気で、謙虚なシャンソン(1999年から本国と同じ「サクソ」に変更)。その最も過激なVTSモデルは、ドライバーズカーとして今日でも通用する。

日本ではシャンソン自体が希少で、輸入するにしても本物の宝石を見つけるのに苦労するだろう。根気よく探せば、経済的で走りも楽しいコレクターズアイテムを手に入れられるだろう。

フィアット・パンダ(1980~1986年)

著名な自動車デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロの天才ぶりは、初代パンダからひしひしと伝わってくる。工業デザイン、機能デザインの名作であり、シンプルな構造から簡単に製造することができた。結果的に、450万台も作ってしまったのだ。

当初はフィアット127の亜流で、社内コードネームそのままに「ルスティカ(Rustica、素朴の意)」とか呼ばれてもおかしくないような、飾り気のない大衆車だった。可愛らしいパンダは、フラットなガラスとプレス加工しやすいボディパネル、そしてあの見事なオフセット一体型グリルを備えている。

車内にはデッキチェアのシートとミニマルなダッシュボードが置かれている。もちろん、大したことはないのだが、スタイリッシュに仕上がっている。エンジンは903ccのブラジル製OHC4気筒ガソリンで、最高出力は45psであった。

1986年には高級化が進み、スーパーで採用されていた従来型シートが標準となるなど少しばかり味気なくなったが、FIREエンジンは道理にかなっている。錆び、エンジンの損耗、オイル漏れ、摩耗したホイールベアリングなど注意すべき点は多いが、史上最高のコンパクトカーである。

スズキ・セルボ(1979~1982年)

日本ではセルボ、欧州ではSC100として販売されていた。素晴らしいエンジン音とシャープなラック&ピニオンステアリングを備え、たった655kgしかない車重で街中を駆け回ることができる。

ボディ後部に積まれた550ccの2ストロークエンジンで後輪を駆動する、圧倒的にクールで無邪気なコンパクトカーであり、40年前のクラシックカーとしての価値も高い。

オートザムAZ1(1992~1994年)

軽自動車は面白い。マツダがデザインし、オートザムブランドで販売されたこのコンパクト・スーパーカー(全長3.3m以下)は、コンクリートジャングルを軽快に通り抜け、狭い駐車場でもガルウィングドアのおかげで楽に乗り降りできる。

ミドマウントされた3気筒ターボエンジンは、たくさん回して走るのが気持ちいい。しかめっ面でAZ1を運転している人を見かけることはないだろう。

アストン マーティン・シグネット(2011~2013年)

自動車史上、最もありえない企業提携により、アストン マーティン・シグネットが生まれた。トヨタiQをベースに、英国ブランド流の仕上げを施した高価な4シーターだ。V12エンジン搭載のDBSで買い物に行けない、都市生活者向けのアストン マーティンである。

ところがどうだろう。売れなかったからこそ、10年経った今でも驚くほど高い価値を保っているのだ。資金に余裕があり、他とは違う高級志向のコンパクトカーに乗りたければ、シグネットをぜひ。

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みんなのコメント

9件
  • 「乗れたらエライ」というキャッチコピーは、今も健在だ

    なんで「乗れたらエライ」のか?
    もともとATの設定が無かったからだよ!

    いまや3人に2人がAT限定免許だから
    乗りたくとも乗れなかったのさ!



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※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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