新開発の4.0L V型8気筒と5速AT、Catサス
「センセーショナルな新型XK8へ初試乗!」。1996年10月のAUTOCARの表紙に、そんな見出しが踊った。だが試乗評価を読まずとも、XJSの後継モデルがどんな印象を与えるのか、多くの読者は恐らく想像できただろう。
その時に試乗したジャガーXK8は量産前のプロトタイプで、ダッシュボードやドアパネル、シフトレバーの仕上がりが完璧ではなかった。だが、インテリアの小さな課題を除いて、批判するような部分は殆どなかった。称賛する言葉が続いた。
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みんなのコメント
空気抵抗が少ないフォルムでブン回すと中々走りましたが、中低速のトルクが薄く街中だと少しタルい感じ。
足回りがゴツくスポーツカー的なイメージだが硬めのシートは着座位置が高く、燃料タンクも後席真後ろの高目に位置する為、腰高な印象でワインディングも楽しくは無い…
難しい事は考えず、隣にお姉さんを乗せて旅行に出掛け軽く流して走る、なんて用途がピッタリですかね。
それでも、いまだにXKRは見掛けるのでスーパーチャージャーの過給でトルクが増すと印象も変わるんでしょうね。
(でも…良くミッション壊れないなぁ…)
刺激的なV8が好みな方は、物足りないと思います。
ただ回せばやはりそれなりに速いです。
よく言う「気が付けば結構スピードが出ていた」という表現が合います。
ATとの相性もあり、滑らかでスムーズで上品です。
標準車の18インチの方が乗り心地(路面からの当たり)は優しいです。
写真にある最終の4.2Sや限定車(色んな種類が出ています)の20インチは、やはり街乗りでは突き上げ感が大きいです。
F255/35R20、R295/30R20のサイズなので仕方ないと思います。
ただこれだけのサイズにもかかわらず、古い車体は軋みもしません。
そこは優秀だと思います。
1996年から2005年までに9万台以上生産されましたが、日本には800台ほどしか入ってきていません。
その内XKRは300台にも満たないです。
程度が良い車両があれば中々面白いですよ。