進化を続ける全長4255mmのコンパクトSUV
ステランティスのブランド「Jeep(ジープ)」は2024年3月12日から20日まで、イタリア・バロッコにてコンパクトSUV「Renegade(レネゲード)」2024年モデルのプレス試乗会を開催しました。
【画像】人気のコンパクトSUVが進化! ジープ「レネゲード」2024年モデルを写真で見る(29枚)
レネゲードは2014年に世界初公開した、ジープブランドのコンパクトSUVです。日本でも2015年に登場しています。
全長4255mm×全幅1805mm×全高1695mm‐1725mm、ホイールベースは2570mmというコンパクトなサイズが特徴で、エクステリアはジープの原点である「ウィリスMB」のイメージを踏襲しています。
そのサイズ感やジープらしい外観から、日本だけでなく世界中で人気となり、発売から10年間でおよそ200万台という驚異的な台数を全世界で販売しています。プラットフォームはフィアット「500X」と共通のスモールワイド4×4アーキテクチャーを採用しています。
今回登場した2024年モデルのレネゲードは、おもにインテリアを変更。
10.1インチディスプレイを備えた新たなインフォテイメントシステムと、オプションで10.25インチを用意します。さらに好みに応じて1024×768ピクセル、または1920×1200ピクセルを誇るフルHDの高解像度液晶を用意、シャープで鮮明なビジュアルが提供されます。
インフォテイメントシステムは前世代よりも5倍速い処理能力を備えたといいます。
レネゲードは3つのトリム (レネゲード、アルティチュード、サミット) を用意、ユーザーのニーズに合わせカスタマイズすることが可能です。
パワートレインは「eハイブリッド」と「4xeプラグインハイブリッド」の2種類の電動モデルから選択可能ですが、今回の試乗会に用意されたモデルはeハイブリッドです。
レネゲードeハイブリッドは1.5リッター直列4気筒ターボ「GSE T4」エンジンを搭載。ミラーサイクル仕様のターボエンジン単体で130馬力・240Nmを発生します。
ハイブリッド システムにはインテリジェントブレーキシステムが統合されており、減速時にエネルギーを利用する回生ブレーキが可能になります。エンジンはベルトスタータージェネレーター (BSG) によって補完され、低速での内燃エンジン (ICE) のスムーズな再始動を促進し、シームレスな動作と排出ガスの削減を保証します。
トランスミッションにはモーターが内蔵されており、追加で15kW(約20馬力)を発生。電力は17.5Ah/0.8kWhの容量を誇るコンパクトな48V空冷バッテリーパックによって供給されます。
このハイブリッドシステムには「eクリーピング」機能を搭載。これはエンジン車と同様にクリーピングをおこなうもので、さらに「eパーキング」はエンジンを停め100%電気の状態で駐車することができる機能となっています。
欧州のジープブランド責任者であるエリック・ラフォージ氏は「ジープにとって、e-ハイブリッドの重要性は文化的なものでもあります。なぜなら、e-ハイブリッドを、まだこれに参加する準備ができていないと感じている人々にとって、電動モビリティへの最初のエントリーポイントにしたいからです。快適さとパフォーマンスを犠牲にすることなく、持続可能性へのさらなる一歩を表しています」とコメントしています。
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なお、ジープ・レネゲードeハイブリッドの日本導入時期は未定です。
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