ゼネラルモーターズは、シボレーのレースエンジン開発部門がミシガンのポンティアック“パワートレイン・パフォーマンス・アンド・レーシングセンター”に統合されたのを受け、歴史に名を刻んだシボレーの10基のエンジンを選択して発表した。名前の挙がったエンジンの中からいくつかを紹介しよう。
409 V-8
“シェビー・ビッグブロック”として知られたシリーズの先駆けとなった409ユニットは、1961年に登場するや否や、その力強いトルクとパワーで多くのドライバーから絶賛を得た。最高出力は工場のベンチテストで425hpに達し、NHRAのストック&スーパーストッククラス(ドラッグレース)のエンジンにも用いられた。外観上はW字型のロッカーカバーが特徴で、見る人がみればひと目でそれとわかった。
427“ミステリー”エンジン
1963年、NASCARドライバーのジュニア・ジョンソンの乗るマシンは、デイトナ500の予選で、圧倒的なパフォーマンスで観衆を驚かせた。そのマシンが搭載していたのが排気量427立方インチのシボレーユニット。雑誌で“ミステリーV-8”などと呼ばれ。ビッグブロックの進化に寄与した。
302スモールブロック
1960年代後半に大人気だったSCCA トランザムロードレースで、シボレーが投入した新型カマロは、ライバルのフォード・マスタングに挑戦状を叩き付けようとしていた。しかし、このシリーズに設定されていた排気量制限に適合するふさわしいエンジンを持ち合わせていなかった。そこでエンジニアは、327ユニットの4.00インチのボアと、283エンジンの3.00インチのストロークを組み合わせ、302立方インチのエンジンを生み出した。このエンジンのホモロゲーションを取得するために送り出されたモデルが「カマロ Z28」だった。ニッパチ伝説はここからスタートした。
7.0L コルベット C6.R
コルベット C6.Rは、レース参戦初期から目を見張る活躍を見せた。GT1クラスで39勝をあげ、2005年から2009年にかけてチャンピオンシップを獲得。2005年から2006年にかけては12連勝、2007年から2009年にかけては25連勝を果たした。この快挙を支えたのが市販エンジンをベースとした7.0Lユニット(427立方インチ)。その力強さと優れた耐久性をレースで実証してみせた。
シボレー/イルモア 2.2L ツインターボV-6
シボレーは2012年にインディカーシリーズに復帰し、新開発の2.2リッターV6ツインターボエンジンを投入した。その開発は80年代から90年代にシボレーエンジンがレースを席巻したときと同じように、イルモアエンジニアリングと共同で行った。直噴システムを採用したそのエンジンは小さな排気量にもかかわらず、700hpの高出力を発生。2015年には全16戦中、インディ500を含む10のレースで優勝を果たした。
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