現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > どこかで見覚えある!? ダイハツ新型商用車 グランマックス突如誕生!!

ここから本文です

どこかで見覚えある!? ダイハツ新型商用車 グランマックス突如誕生!!

掲載 更新 32
どこかで見覚えある!? ダイハツ新型商用車 グランマックス突如誕生!!

 ダイハツが6月22日、突如として新型商用車「グランマックスカーゴ」、「グランマックストラック」の2モデルを発表。

 軽自動車の雄、ダイハツが送り出す登録車の新型商用バン&トラック、その見覚えある顔つきと、このタイミングでの投入の理由は?

スポーツカー苦境の時代 それでもフェアレディZが愛される理由とは

文:ベストカーWeb編集部
写真:DAIHATSU

【画像ギャラリー】当たり前だが超ソックリ!? ダイハツ 新型グランマックス&トヨタ タウンエースを写真で比較!

新型グランマックスはトヨタ タウンエースの“本家本元”!?

こちらは新型グランマックストラック。その顔つきはあの商用車に似ている?

 今回発表されたのは、先述のとおり新型グランマックスカーゴ、グランマックストラックの2モデルで、それぞれいわゆるライトバンとトラックとしてビジネスユースに応える商用車。

 実は、ダイハツが日本で販売する商品としては初めての海外生産車でもあり、インドネシア現地法人の「アストラ・ダイハツ・モーター」で生産し、日本に輸出・販売する形をとる。

同バン仕様のグランマックスカーゴ

 さて、この顔、どこかで見覚えある? と感じた方はご名答。ダイハツの新型グランマックス カーゴ/トラックは、トヨタが販売しているタウンエース バン/トラックの“ダイハツ版”ということになる。

 トヨタのタウンエースもグランマックスに合わせてマイナーチェンジモデルを発表しており、両モデルとも9月4日発売予定。

 もともとダイハツ生産だったトヨタのタウンエースが2008年には発売されており、今回は開発・生産を担当している、ある意味で“本家”のダイハツブランドとしてグランマックスが発売されたともいえるちょっとレアなケースだ。

スマアシも搭載! ダイハツ版登場で進化した最新小型商用車

新型グランマックスは全長約4mで軽より大きくハイエースより小さい登録車の小型バンという立ち位置

 さて、新型グランマックスはどんな車なのか? 基本的な内容は当然ながらトヨタのタウンエースに準じたものとなっている。一方、従来型のタウンエースとは異なる装備なども追加されているので、そのあたりも見ていきたい。

 まず、新型グランマックスの特長としてダイハツがあげているのは以下の3点。

【1】軽商用車よりもゆとりのある快適性(積載力、使い勝手等)
【2】様々な環境下でも頼れる高い基本性能(走行性能、安全性能等)
【3】グローバルに活躍してきた商用車ならではの高い品質

 ダイハツ自身もあげているとおり、グランマックスは軽自動車よりひと回り大きく、なおかつハイエースなどと比べると小型な商用車という位置づけだ。

 全長×全幅×全高は、カーゴが4065×1665×1930mm、トラックは同4295×1675×1920mmで、トラックの方がやや全長・全幅ともに大型となる。

 価格はカーゴが197万5000~234万7000円、トラックが178万7000~212万9000円で、ともにエンジンは新開発の小型車用1.5L・NAの一本。トランスミッションは5MTと4ATが用意され、駆動方式も2WDのほか4WDがラインナップされている。

 ちなみに、カタログ燃費は新しいWLTCモードで、カーゴが12.6km/L(2WD・5MT車)、トラックが12.9km/L(同)となっている。

 カーゴの最大荷室長は2名乗車時で2045mm、トラックの荷台フロア長も2480mmとなっていて、これは軽商用バンのハイゼットカーゴ(荷室長:1860mm)や軽トラックのハイゼットトラック(フロア長:2030mm)と比較しても、ゆとりのサイズとなる。
 
 また、装備面では自動ブレーキの「スマートアシスト」も全車標準装備で、しかも先日発売された新型タフトに準じた夜間の歩行者対応なども可能な最新式のシステムとなっている。

 ちなみに、トヨタのタウンエースも今回の改良でこのスマートアシストを新たに標準装備している。

なぜあえてダイハツブランドで発売?

グランマックストラックの積載イメージ。軽トラックではどうしても賄えないというダイハツユーザーの囲い込みを図る

 さて、そもそもトヨタ版のタウンエースは、すでに2008年から日本で販売されていた。では、なぜダイハツはこのタイミングで新型グランマックスを送り出したのか?

 リリースには以下のようにその理由が記されている。

「現在日本国内の1トンクラスの小型商用車は底堅い需要があり、建設業やサービス業、農業など、幅広いお客様の業務で利用されている」

「高効率でコンパクトなキャブカーゴ&トラックである『グランマックス カーゴ』『グランマックス トラック』の投入により、軽商用車よりもゆとりをもって仕事をしたいというニーズにお応えし、様々なお客様の仕事や生活を支えていく」

 もう少し掘り下げるべく、ダイハツ関係者に取材すると「例えば、グランマックスカーゴの最大積載量は750kgで、ハイゼットカーゴの350kgです。(軽商用の)ハイゼットでは賄えないニーズというところで今回、ダイハツブランドでも販売することになりました」とのことだった。

 たしかに、これまでダイハツの国内商用車ラインナップは軽自動車のみとなっており、そうなるとどうしても登録車の商用車が欲しいというユーザーには勧める車種が存在しないことになる。

 もちろん、トヨタにはタウンエースがあるのだが、であればウチのブランドでも用意するのがユーザー本位、ということで、新型グランマックスの発売に至ったのだろう。

 それゆえ月販目標台数はカーゴ、トラック合計で100台と控えめだが、軽だけでなく登録車でも人々の生活を支える、ダイハツならではの働くクルマといえるかもしれない。 

【画像ギャラリー】当たり前だが超ソックリ!? ダイハツ 新型グランマックス&トヨタ タウンエースを写真で比較!

こんな記事も読まれています

軽くて強くて見た目もいいクルマの最強パーツ素材「カーボン」! 「ただし割れたら一巻の終わり」という噂について本当に修理できないのか探ってみた
軽くて強くて見た目もいいクルマの最強パーツ素材「カーボン」! 「ただし割れたら一巻の終わり」という噂について本当に修理できないのか探ってみた
WEB CARTOP
F2王者プルシェールが急遽離脱となったTEAM IMPUL、星野一樹監督は前を向く「バーニコートにもすごく期待している。開幕戦のリベンジを」
F2王者プルシェールが急遽離脱となったTEAM IMPUL、星野一樹監督は前を向く「バーニコートにもすごく期待している。開幕戦のリベンジを」
motorsport.com 日本版
新型3列シートコンパクトSUV登場、航続400kmのEVも設定…オペル『フロンテラ』
新型3列シートコンパクトSUV登場、航続400kmのEVも設定…オペル『フロンテラ』
レスポンス
毎年大盛況の世界最大級のカングー・オフ会「カングージャンボリー」! 今年も10月に山中湖交流プラザ きららで開催決定!
毎年大盛況の世界最大級のカングー・オフ会「カングージャンボリー」! 今年も10月に山中湖交流プラザ きららで開催決定!
WEB CARTOP
その音楽が愛と希望を与えてくれる!“レゲエの神様”の激動の生涯を描く『ボブ・マーリー:ONE LOVE』
その音楽が愛と希望を与えてくれる!“レゲエの神様”の激動の生涯を描く『ボブ・マーリー:ONE LOVE』
バイクのニュース
新潟県初出店となる「ライコランド新潟店」が6/7オープン! オープニングイベントを6/7~9開催
新潟県初出店となる「ライコランド新潟店」が6/7オープン! オープニングイベントを6/7~9開催
バイクブロス
MINI 新型の全モデル、車内エンタメ「SiriusXM 360L」標準装備…米国仕様
MINI 新型の全モデル、車内エンタメ「SiriusXM 360L」標準装備…米国仕様
レスポンス
ジムニー好き必見! ピカピカの「初代ジムニー」をいつでも見られる場所がある!?
ジムニー好き必見! ピカピカの「初代ジムニー」をいつでも見られる場所がある!?
くるくら
【人とくるまのテクノロジー展2024】コンチネンタル・オートモーティブは路上からクラウド、仮想から現実を繋ぐ未来のモビリティビジョンを展示
【人とくるまのテクノロジー展2024】コンチネンタル・オートモーティブは路上からクラウド、仮想から現実を繋ぐ未来のモビリティビジョンを展示
Auto Prove
ZF、北米アフター市場で攻勢…ザックス製可変ダンパーなど36部品を発表
ZF、北米アフター市場で攻勢…ザックス製可変ダンパーなど36部品を発表
レスポンス
しっかり悩んでみる価値はあり! 超個性派トンガリモデル、ベストバイはこれ!【ダイハツ/トヨタ・コペン/コペンGR SPORT】
しっかり悩んでみる価値はあり! 超個性派トンガリモデル、ベストバイはこれ!【ダイハツ/トヨタ・コペン/コペンGR SPORT】
月刊自家用車WEB
【F1メカ解説】アストンマーティンF1の新しいフロントウイングを確認。その他のアップデートは金曜日明らかに!
【F1メカ解説】アストンマーティンF1の新しいフロントウイングを確認。その他のアップデートは金曜日明らかに!
motorsport.com 日本版
三菱自動車、eKクロスEVを一部改良 新色の追加や安全性能を向上
三菱自動車、eKクロスEVを一部改良 新色の追加や安全性能を向上
日刊自動車新聞
日産R34「スカイラインGT-R」がラストか!? 米の中古車輸入を緩和する“25年ルール”に変化の兆し 「高額取引が続く日本のスポーツカー」の未来とは
日産R34「スカイラインGT-R」がラストか!? 米の中古車輸入を緩和する“25年ルール”に変化の兆し 「高額取引が続く日本のスポーツカー」の未来とは
VAGUE
ジヤトコは「技術と情熱」で可能性を拡げる…人とくるまのテクノロジー展 2024で電動化と新規事業について展示予定
ジヤトコは「技術と情熱」で可能性を拡げる…人とくるまのテクノロジー展 2024で電動化と新規事業について展示予定
レスポンス
え、軽なのにセルシオ並のシートってマジ!? 超絶斬新だった[ソニカ]が鳴かず飛ばずに終わったワケ
え、軽なのにセルシオ並のシートってマジ!? 超絶斬新だった[ソニカ]が鳴かず飛ばずに終わったワケ
ベストカーWeb
ヤリス買うなら必見!人気の年式やおすすめグレードまで【人気のクルマ中古購入ガイド】
ヤリス買うなら必見!人気の年式やおすすめグレードまで【人気のクルマ中古購入ガイド】
グーネット
TVアニメ「ゆるキャン△ SEASON3」× UPI コラボキャンペーンを5/31まで開催!
TVアニメ「ゆるキャン△ SEASON3」× UPI コラボキャンペーンを5/31まで開催!
バイクブロス

みんなのコメント

32件
  • グランマックスよりデルタで出せば馴染みあったのにね!
  • 4ナンバータイプのピックアップやバンが増えるの好ましい。
    さらに車高が低いサニートラックタイプが出てこないかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

197.5234.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

157.0178.0万円

中古車を検索
グランマックスカーゴの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

197.5234.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

157.0178.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村