ウッドベースのベッドキットに仕事道具を配置
415COBRAのバッドフェイスボンネットを装着し、大迫力の顔が際立つトヨタ「ハイエース」のオーナーは出張コーティングなどを行う“G-polish”さんです。仕事道具の多い彼のハイエースのラゲッジスペースには、細やかな道具から大道具まで、綺麗に効率良く配置されています。
トヨタ「ハイエース」を完全DIYカスタム! 3型にこだわるオーナーの見た目と実用性にもこだわった作り込みとは
プリウスからハイエースへ乗り換え
クルマのガラス関係の会社に就職し、そこでコーティングを学んだ“G-polish”さんは3年前に独立。現在は店舗だけでなく、現場に出向いて出張コーティングも行っている。独立当初、出張にはトヨタ「プリウス」を使用していたが、積める道具に限界があった。そこで購入したのが3型のトヨタ「ハイエース」だ。
ラゲッジスペースには新たにリリースされた佐藤木工のベッドキットを配置し、フィットした縞鋼板調のマットは仕事で工具を搭載する際にベッドキットが汚れないように敷いている。ベッドキットの下側はコーティング関係、上側に下地処理(ボディの磨き)用の工具を搭載し、効率良く仕事道具を配置している。
ラゲッジスペースには多くの荷物を積めるが、奥に配置したコンパウンドやマスキングテープ、ブラシなど細かい道具を出し入れするのはちょっと大変。だからといって引き出しタイプの特別な棚を製作するにはコストが高くなってしまう。そこで“G-polish”さんが用意したのが「孫の手」。道具の持ち手に引っかけて取り出している。
ハイエースのようなハイルーフのクルマでも作業できるように3タイプの高さの脚立を積み、洗車など水を使うので作業時は動きやすい防水シューズを2足携帯する。ベッドキットの右側は下地処理用のポリッシャー&バフを搭載し、ボディの状態に応じて数タイプを使い分けている。
仕事道具をすべて降ろせばレジャーに使用することも可能
ベッドキットとともに佐藤木工で製作してもらったのがワンオフのアームレストだ。仕事の伝票や領収書が書けるようにフラットなスペースを設けている。青味がかったフロントガラスは赤外線を反射して車内の温度上昇を防いでくれるコートテクト(COATTECT)を採用。コーティング業を始める前にガラス関係の仕事をしていた経験から、DIYで交換したという。
休日にはハイエースで、夏は海やプール、冬には温泉へ出かけているそうだ。ただ、仕事道具が増えてきたことに加えてスタッフ同伴で現場に出向くことも多いことから、この「ハイエース」でも手狭になってきたという。より多くの道具を積めるようにラゲッジスペースの改良を計画中だ。
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