コンセプトカーに匹敵する美しい発色が話題になったモデルも
赤が印象的なクルマの代表格といえば、やはりフェラーリだろう。「レーシングレッド」を意味する「ロッソコルサ」のボディカラーは年代を問わずフェラーリのイメージカラーとなっている。
じつは塗料は基本同じ! 高級車のボディカラーが色褪せない理由とは
しかし、フェラーリ以外にも赤が印象的なモデルは存在している。そこで今回はやや独断と偏見を交えながら、赤が印象的なモデルをピックアップしてご紹介しよう。
1)マツダ ソウルレッドシリーズ
ここ数年、各メーカーが特別な赤のボディカラーを立て続けにラインアップしてきているが、その元祖とも言えるのが、2012年に登場した3代目アテンザに設定された「ソウルレッドプレミアムメタリック」だろう。
コンセプトカーにおごられる何層にも塗膜を重ねた美しい赤を市販車に採用するというコンセプトで生まれたこの色は、標準的な三層塗りでありながらコンセプトカーに匹敵する美しい発色ということで瞬く間にユーザーの評価を集め、マツダ=ソウルレッドというイメージを作り上げたのである。
現在はさらに深化を重ねた「ソウルレッドクリスタルメタリック」となり、より多くのユーザーを魅了しているのだ。
2)スズキ・アルト(初代)
まだまだ自動車が高値の花であった1979年に、当時高額な物品税を課せられていた乗用車ではなく、4ナンバー登録の商用車とすることで課税を回避するというアイディアを持って誕生したのが初代アルトだ。
初代アルトは物品税を回避しただけでなく、ありとあらゆる装備を簡略化。エアコンはもちろん、ラジオやシガーライターまでもオプションとする方式で、車両本体価格47万円という驚異的な低価格を実現したのだった(当時の同クラスの軽自動車の平均株価は60万円前後)。
ただ装備を省いただけでは安っぽくなってしまうところだが、イメージカラーに赤を採用したことで、女性ユーザーの獲得にも成功。これは当初から女性ユーザーを意識して赤を採用したスズキの戦略だった。
レースで一際目立つ「赤」をまとったモデルも存在
3)日産スカイラインRS(R30型)
1981年に6代目へとフルモデルチェンジを果たしたスカイライン。その登場から2カ月遅れで登場したのが、直列4気筒4バルブDOHCの FJ20E型エンジンを搭載した「RS」だった。そして83年2月には、FJ20E型エンジンにターボを組み合わせた「ターボRS」をリリース。
「史上最強のスカイライン」というキャッチコピーのとおり、圧倒的な動力性能で多くのファンを魅了したのだが、その立役者とも言えるのが、テレビドラマ「西部警察」に登場したマシンRSシリーズだろう。
赤黒2トーンのボディカラーに専用装備をプラスしたこの劇中車は、大人から子供まで、多くのユーザーを熱狂させたのである。
4)ミニクーパー(初代)
現在の軽自動車よりも小さいボディサイズで可愛らしいイメージながら、過去にはモンテカルロラリーを制するなど、コンペティションマシンという側面も持ち合わせているクラシックミニ。イギリスの名車ということもあって、ブリティッシュレーシンググリーンなども人気の車種ではあるが、やはり赤のイメージが強い車種ではないだろうか。
その理由のひとつとして挙げられるのは、やはりモンテカルロラリーで初優勝を飾ったときのワークスマシンのボディカラーだろう。それこそ赤いボディにホワイトのルーフを備えたものだったのだ。
ミニクーパーといえば、ボンネットに備わる2本のラインが知られるところだが、モンテカルロラリーで初優勝をした個体にはこのラインは入っていなかった。ちなみにこのラインは、ミニクーパーの生みの親であるジョン・クーパー氏が、自身のレースカーを容易に判別できるようにボディに入れたラインが由来と言われている。
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