この記事をまとめると
◼︎まるで動物のような名前がランボルギーニに存在した
【これぞ名車の証し】車名ではなく「型式」で愛されたクルマたち
◼︎スーパーカーと思いきや……そうでもないクルマだった
◼︎縁起が悪いということで日本だけ車名を変更した異色の車種がある
あまりにも個性的すぎて忘れたくても忘れられない魔の車名たち
ちょっと前に書いた「『え?』思わず聞き返して何度も呼びたくなる! 日本で聞くと不思議な『語感』の車名とその意味」なる記事が、良くも悪くも(?)評判だったらしい。
よって、性懲りもなく「続編」である。
前回はランチア カッパとフィアット ムルティプラを取り上げたが、そのほかではランボルギーニ ウラッコも、少しだけだが「え?」と聞き返したくなる車名かもしれない。
ウラッコは1970年代に発売されたV8搭載のランボルギーニ製2+2スポーツなわけだが、それを知らずに「ウラッコ」と聞けば、いやランボルギーニ ウラッコの存在を知っていたとしても、思わず「ラッコ」をイメージしてしまうのが人間というものだ。場合によっては、三陸の珍味である「うらっこ」という、ナマコの亜種を想像する人もいるだろう。もちろん「うらっこ」などという三陸名産は存在しないが。
なおウラッコとは、イタリア語で「小さな雄牛」を意味する言葉らしい。ランボルギーニの車名は、エンブレムに牛をあしらっているだけあって、牛に関係するものがほとんどですな。
またフランスの自動車メーカーであるマトラ(※現在は消滅)が1973年から1980年まで製造販売していた「マトラ シムカ バゲーラ」という車名も相当なモノである。
語感と字面だけでモノを言うなら「フランス在住のアラブ系大富豪が試作させ、少数を市販した2シーターのスポーツカー。4.6リッターV6のSOHCエンジンをミッドに搭載」みたいな感じだが、バゲーラ(Bagheera)とは、ヒンズー語で豹を意味する言葉らしい。
ちなみにマトラ シムカ バゲーラは――ぜんぜん知らなかったので調べてみたところ――私が勝手に想像したとおりのミッドシップ車ではあったが(ただし在仏アラブ系大富豪はぜんぜん関係ない模様)、エンジンは残念ながら4.6リッターV6のSOHCではなく、1.4リッターの直4OHVだった。
……なんとなくV6SOHCの香りがする車名だったのだが、残念である。というか、私の妄想推測力もまだまだであった
日本語の難しさを痛感させた車名も登場
フランス車つながりで言うと、1999年5月に発売された「ルノー セニック カレード」は、カレイドスコープ(万華鏡)から取られた車名なので、当然ながら「セニック カレイド」になるはずだった。
しかし当時のルノー ジャポンだったかフランスモーターズだったかは忘れたが、とにかく“内部の偉い日本人おじさん”が「カレイドなんて、まるで涸れ井戸じゃないか! そんな車名じゃ絶対に売れないよ!」と駄々をこね、カレイドではなく「カレード」という謎名称に変更させたといういきさつがある(※当時の家人が中の人だったので、内部事情を聞いているのです)。
まぁ「涸れ井戸感」を避けたいという気持ちもわからなくはないが、セニックなんてどうせ数は売れない車なんだから(すみません)、万華鏡をしっかりイメージさせる「カレイド」にしておけば、プラスで20台ぐらいは売れたのではないかと思う。まぁ20台じゃ焼け石に水かもしれませんが。
閑話休題。「思わず聞き返して何度も呼びたくなる車名」といえば、例えばトヨタ カリーナEDであろうか。
カリーナEDが登場した1985年は今とはまったく時代が異なるため仕方ない話ではあるのだが、今の時代に「ED」と聞けば、どうしたって「……え?」と聞き返してしまうものだ。まぁそれはある意味いいとして、カリーナEDのEDが「Exciting Dressy」の頭文字であることを、トヨタ公式サイトのFAQで今日初めて知った筆者である。……どう考えても後付けですよね? なんとなく語感と字面で「ED」に決めて、後からテキトーな適当な英語を当てはめたというのが真相でありましょう(たぶん)。
ちなみにカリーナ(carina)が「早春の南の夜空を飾る『竜骨座(りゅうこつざ)』(アルゴー座の一部)という意味です」ということも、同サイトで今日初めて知ったのであった。
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