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英イネオス、水素燃料電池車(FCEV)に注力 今夏デモ機公開へ ヒョンデの技術導入

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英イネオス、水素燃料電池車(FCEV)に注力 今夏デモ機公開へ ヒョンデの技術導入

水素技術に注力 プロトタイプ今夏登場

英国の自動車メーカー、イネオス・オートモーティブは7月に開幕するグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、水素燃料電池を搭載したグレナディアを展示すると発表した。

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5月9日から11日にかけてロンドンで開催されたフィナンシャル・タイムズ紙のイベント「Future of the Car」で、イネオス・オートモーティブのリン・カルダーCEOは次のように述べた。

「この技術の可能性を証明するために、当社は水素燃料電池のデモ機を製作し、夏のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表する予定です」

「イネオスは、年間40万トンの水素を生産し、グリーン水素の開発に欧州中で大規模な投資を行っています。わたし達は、水素が将来のパワートレインの一部であると確信しています」

「そして、低炭素燃料や代替燃料を使用する欧州であろうと、(バッテリーEVの)選択肢やインフラを持たない世界の隅々であろうと、内燃エンジンは存続すると思います」

イネオスは、2021年後半に英国のエンジニアリング会社AVLと水素燃料電池車の開発で提携し、昨年、オンロードとオフロードで走行テストを実施した。パワートレインには、ヒョンデの技術を使用している。

ヒョンデは水素燃料電池車に力を入れており、一部の市場でネッソを販売している。昨年は62.4kWhのバッテリーと95kWの燃料電池、合計出力680psのモーターを搭載する「Nビジョン74コンセプト」を披露した。

リン・カルダーCEOは、交通・輸送における二酸化炭素排出量を削減するためには、「技術の選択肢が広ければ広いほど、より良い結果が得られる」と述べた。

また、既存のパワートレインを廃止するのではなく、水素燃料供給ネットワークやその他の新技術に投資するよう、政策立案者に呼びかけた。

「わたしが目にしているのは、大きな決定、大きな宣言、禁止であり、インセンティブを与えるのではなく、業界をある方向へ押しやることです」

「インセンティブを与える方が、ずっと良い方法だと思います。もし、政府がEVを奨励したいと言えば、流通ネットワークにお金を使うでしょう」

「燃料電池を奨励しようとすれば、グリーン水素の製造や流通網にお金を使うか、インセンティブを与えるでしょう」

「希望を口にするばかりでは、実現には至りません。必要なのは、グリーン水素であれ、低炭素燃料であれ、クリーンエネルギーの生産者と流通網、そしてその技術を市場に投入する理解ある人々だと思います」

「当社は、この3つのうち2つを手に入れたと考えています。生産と技術的なノウハウです。最近、グレナディアの水素燃料電池のデモ機を作ったのはご存じでしょう。しかし、流通網がありません。そこにインセンティブが必要なのです」

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みんなのコメント

4件
  • 初代レインジローヴァ―を復元させたいい車なのに、何でHyunDieなんかのクソ水素なんか…
    穢らわしい
  • 「わたしが目にしているのは、大きな決定、大きな宣言、禁止であり、インセンティブを与えるのではなく、業界をある方向へ押しやることです」

    いや本当これよ。EV化の流れというのはあくまで各国政府の意思で決められていることであって、これが脱炭素目標を可能にする唯一の選択肢であると決定されたわけではない。FCVだって、グリーン水素の普及が実現したらそちらに意思が傾く可能性は十分にあり、その頃に水素の技術を捨てた企業は太刀打ちできない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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