フォルクスワーゲンタイプ1と、ミニカ・アミ55ならどちらの方がノスタルジーを抱く人は多いでしょうか?

Answer 1

世代によるんじゃないかと思いますが。

※タイプ1なら、それが新車で買えた時代はクルマに興味が無いヒト達や小学生でも知ってました。
オフロードRVを全て『ジープ』というヒト達がいますが、それは林業で使うオフロード車が、三菱がライセンス生産していたアメ車の『Jeep』しか無かった時代が長く続いたからです。
タイプ1も非常に分かりやすい形状をしており、ジープに匹敵するほど有名でした。（まぁ当時のヒト達は、タイプ1とか『ビートル』とは言わず、あのクルマを『ワーゲン』と呼んでましたが。）

※また庶民が買えた最も身近な『外車』でもあり、今でもこのクルマに特別な思い出があるヒトは多いでしょう。（その後の『ゴルフ』の日本での成功は、間違いなく、既にタイプ1によってフォルクス・ワーゲンの知名度がMAXだったから、です。）
当時、新車のタイプ1はすごく高かったんですけどね、長く売られていたため中古車も大量に出回っていて、『ちょっと外車にも乗ってみようか』と考えた時、ファーストチョイスとなる輸入車の1台がタイプ1でした。

※ミニカ・アミ55は、まだ軽自動車が『クルマとしてまともな作りになっていない』時代のモデルで、冗談でも誇張でもなく、軽自動車に乗るのは『死ぬ気か』と言われた時代の軽自動車です。
クルマが（保管場所の都合で）1台しか持てない都市部のヒト達は軽自動車など全く相手にしない時代のクルマであり、軽自動車にノスタルジーを感じるヒトは少ないでしょう。

・・・っというか、参考までに一つコメントしておくと。

現代の軽自動車は、コンパクトカーの排気量が小さいヤツ程度のものであって、クルマとしてリッタークラスと殆ど遜色ありませんが、550時代や360時代の軽は、そうではありませんでした。
クルマとしての安全性や操縦安定性、耐久性は皆無で、悪く言うと『安物』、よく言うと『普通のクルマとは別の区分の乗物』でした。
クルマが1台しか持てないヒト達には、文字通り『相手にしないし知りたくもない』クルマが当時の軽自動車でした。

>ノスタルジーを抱く人

ノスタルジーとは、その時の様々な思い出が混ざって、それで感じるものです。
当時を知らない・学ぶ気もない若い衆が、『ただ古い』というだけで感じるものは、ノスタルジーではありません。

それでも、360時代は『軽しか買えない』ヒト達が大勢いたので、スバル360などが『家族の思い出の1台』になっているヒトも多かったのですが（その世代は、年齢的に殆ど亡くなったでしょうね）、550は保管場所が際限なく確保出来る田舎のセカンドカー、サードカー時代に突入しています。
アミ55にノスタルジーを感じるヒトは、あまりいないでしょうね。