トヨタ ビスタアルデオ 「古さを感じさせない未来的なアルデオ」のユーザーレビュー

enjun enjunさん

トヨタ ビスタアルデオ

グレード:200S(AT_2.0) 2000年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
-
デザイン
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積載性
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価格
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古さを感じさせない未来的なアルデオ

2017.3.31

総評
✳️実用車としての完成度の高さ
トヨタ初の直噴エンジン、前席ベンチシート、コラムシフト、6人乗り、デジタル式のセンターメーターといった当時としては大変珍しいタイプの車でしたが、今考えても実用車としての完成度はとても高い車でした。しかしながら販売台数は少なく、1998年に登場し、2002年に生産を終了した、1代限りの悲運な?車です。少し登場時期が早過ぎたため、アルデオの素晴らしさが十分認められなかったということかもしれません。
縁あってアルデオに出会い、そして23万キロ以上を走行し、今では生産が終了したモデルでもう新車では購入できない、さらに爆発的に売れた車でもないが故に中古車市場でも流通量が少なく、今では程度の良いアルデオの中古車はめったに見ることが出来ません。このアルデオを今後も出来る限り、オリジナリティを保って日常の足として使用していきたいと考えています。
満足している点
✳️ムーンルーフ
メーカーオプションのムーンルーフと呼ばれるガラス製サンルーフが前席と後席の2箇所に装備されています。前席のサンルーフは手動でチルトアップ、後席のサンルーフは電動でチルトアップとスライディングが可能です。2つのサンルーフによる車体の剛性低下を防ぐために補強部材がルーフ内部に設置されていてルーフに加わる重量が増加し、重心が高くなることでコーナーリング性能にはマイナスの影響が生じます。とは言え、2つのサンルーフを全開にすると信じられないほどの開放感が味わえるので、マイナス面を十分に打ち消すだけの魅力があります。
不満な点
✳️エンジンルーム内のプラスチック部品
アルデオに限ったことではありませんが、この時代の車はコストダウンのためにプラスチック製の部品を使っています。例えば、ラジエータ本体は金属製ですが、上下についているタンクはプラスチック製です。エンジンルーム内の温度は局所的にはかなり高くなることもあり、プラスチック製の部品にはとても厳しい環境です。設計上の耐用年数は何年に設定されているかはわかりませんが、私のように17年間も乗っているとプラスチック製部品の劣化が危惧され、破損する前に予防整備することが大切になります。
デザイン

-

走行性能

-

✳️トヨタ初の直噴エンジン
トヨタ初の直噴エンジンで第1世代直噴エンジンD4を搭載しています。シリンダー内のスパークプラグ近傍のノズルから燃料を噴射し燃焼させることと、空気と燃料の比率(空燃比)を上げて希薄燃焼(リーンバーン)させることが大きな特徴です。燃料消費率を低減することを優先したエンジンなので決してパワフルとは言えませんが、パワーは通常の使用には十分なレベルです。このエンジンは排ガスをクリーンにするために排ガス再循環によりオイルを含んだ排気が吸気系を流れるため、吸気ラインが汚れてしまうマイナス面もあり、特別な洗浄が必要になってきます。日頃からこの直噴エンジンの特徴を考慮したメンテナンスを行っていれば決して扱いにくいエンジンではありません。
乗り心地

-

✳️適度な硬さの足回り
アルデオの足回りは柔らかだといわれますが、私にとっては特に柔らか過ぎず、ちょうど良い乗り心地です。
静粛性は現代の車のレベルには及びませんが、十分な静粛性は確保されていると思います。私のアルデオの場合は、ブリジストンのレグノも静粛性に大きく寄与しています。
積載性

-

✳️6人乗れて、後席はスライド&リクライニングも可能
6人乗れる車で、後席は左右別々にスライドとリクライニングが可能なので驚くほど足元に広いスペースを確保することができます。また、後席を前に倒すと大きな荷室が生まれます。家族全員で出かける時にはファミリーカーとして活躍し、引越しなどの時にはたくさんの荷物を運ぶことができるステーションワゴンとしても活躍してくれるとても頼りになる車です。
燃費

-

✳️高速燃費は17km/l、生涯燃費は9.0km/l
は走行パターンと運転モードの選択(パワーモードまたはエコノミーモード)によって大きく変わります。私のアルデオの場合はエコノミーモードで高速道路を走ると17km/lまで伸びます。参考までに、今まで23万キロ走行した生涯燃費は9,0km/lです。現代の車に比べると決して燃費が良い車とは言えませんが、設計された年代や23万キロという走行距離を考慮すると満足できるレベルです。
価格

-

故障経験
✳️冷却水漏れでレッカー車のお世話に・・・
路上で故障しないように普段から予防整備をしていますが、一度、バッテリー上がりで動けなくなったことがあります。たまたま近くにディーラーがあったのでバッテリー交換をしてもらい帰還できました。バッテリー上がりは突然やってくるので日頃から電圧を測定するとともに定期的にバッテリーを交換することが重要です。
また、2回目の路上故障は、ラジエータインレットホースとエンジンを接続するプラスチック製のインレット部(エンジンのクーラント出口)が走行中に破損してクーラントがすべてなくなってしまいました。当然、冷却水温度高の警告灯が点灯したのですぐにエンジンを停止し、レッカー車でいつもお世話になっている整備工場に運んでもらいました。自動車保険で整備代を除くすべての費用がカバーできたのでとても助かりました。ラジエータ、インレットホースおよびアウトレットホースは定期的に交換していましたが、インレット部は今まで交換したことがありませんでした。インレット部はプラスチック製で耐久性が低いことが盲点になっていました。ちなみにアウトレット部(エンジンのクーラント入口)は圧力が高いので金属製なのですが、圧力の低いインレット部はプラスチック製になっています。21万キロエンジンルームの高温環境下で使用し続けたプラスチック制品はかなり劣化しているので予防整備が必要です。

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