スズキツインハイブリッドに乗っていますが純正ハイブリッドバッテリーが弱くなり現在バイク用のバッテリーを使って乗っていますが、

Question

12vバッテリーを左8個で100v以上と右8個で100v以上で車の装置を通って200v以上の条件で乗っています、これを左50ahバッテリーで100v変換器と右50ahバッテリーで100v変換器での使用は出来ますでしょうか、電気的にはいけそうな気がしますがどうでしょうか、長文になってすいません、宜しくお願いします。

Answer 1

可能ですが、少々面倒な点があります。現車を見ての通り16個のバッテリーに対して６個の温度センサーと８ヶ所の電圧モニターがあります。前者については10kΩの固定抵抗を接続しておけば20℃くらいを認識させることができるので良いとして、後者にはそれぞれに適正な電圧を加えておく必要があります。

それからアシスト時は実測で最大26A程度の出力電流がありますが、電源電圧を200Vとすると5kW以上になります。12V50Ahのバッテリー2個で賄う場合、短時間ですが200A以上流すことになります。ハイブリッドバッテリーの場合は放電と充電を頻繁に繰り返すことになるので50Ahの鉛バッテリーではかなり苦しい値です。同容量のリチウムイオンバッテリーであれば出力密度も高く、頻繁な充放電にも強いので余裕がありますが、充電電圧＆電流の管理を厳密にやらないと発火の危険があります。

ということでアシスト時のバッテリーからの出力はなんとかなるとして、回生時の充電回路は工夫が必要です。実測では最大の回生時で約250Ｖまで電圧が上がりますが、これで12V×2個のバッテリーを充電するには降圧用のDC-DCコンバーターが必要になります。5kW程度の絶縁型コンバーターを用意すれば大丈夫ですが回生時のみ作動するようにする必要があります。（実は回生時の250Vはモーターから出力される50Vに満たない3相交流をコントローラー内で昇圧して作っているので、12Vのバッテリー2個なら車載のコントローラを介さずにバッテリーを充電する回路を付加するほうが効率が良くなります）

ツインのハイブリッドシステムの細かい制御に関する資料が入手できないのでカット＆トライの状態ですが、現在のところ旧プリウスのニッケル水素バッテリーでの代替を検討しています。バッテリー1個の電圧が6～8Vなので32個直列で丁度良さそうです。

今年は7月21日(日)に「第４回 羽布ダムならべ」を開催するので、その時に来ていただけば詳しいお話ができると思います。6月初めに下記サイトに案内を出すのでよろしければおいでください。

https://minkara.carview.co.jp/group/twinnarabe/bbs/